OSHO禅タロットカードより
雲のスートエース
CONSCIOUSNESS(意識)
心の問題は、そのほとんどが風刺画のような滑稽なものか、あるいは深く入り組んだ問題ばかりです。
心が私たちに及ぼす影響は、たいてい馬鹿げているか、あるいは耐え難いものだからです。
この巨大な仏陀の像のように、心には途方もない広がりがあり、星さえも超えて、その上には純粋な空があります。仏陀は意識をあらわし、意識は心の主人（マスター）として働いています。水晶のように澄んだ、超然としてあなたの意識の中核の静けさ深く根付く明晰さが、真実を見極める目があなたのなかに存在しています。体感、実感、をともなった理解は、現実を動かしていくでしょう。
私たちは未知なる過去からやって来て、未知なる未来へと進みつづける。私たちはここに何千回となく存在していたことがあるし、これからもここに何千回となく存在していることになるだろう。私たちの本質的な実存は不滅だが、私たちの肉体、形として現われているものは、かならず滅びる。私たちがそのなかにいる枠、私たちの家、からだ、心(マインド) は、物質的なものでできている。肉体は疲労し、年を取り、死んでしまう。だが、あなたの意識はからだと心を超えた、あらゆるものを超えたなにかだ。菩提達磨(ボーディダルマ)は「無心(ノーマインド)」という言葉を使い、ゴータマ・ブッダも「無心」という言葉を使っている。その無心は永遠だ。それは表現となり、そして再び未知なるものへと入っていく。 この未知なるものから既知なるものへ、そして既知なる ものから未知なるものへの動きは、その人が光明を得ないかぎり永遠につづく。光明を得たら、それがその人の最後の生になる。そうなったら、この花はもう二度と戻ってこない。自分に気づくようになったらこの世に戻ってくる必要はない。人生は学ぶための学校以外のなにものでもないからだ。その人はレッスンを学び、もう迷いを超えている。その人は既知なるものから未知なるものへではなく、不可知なるものへと初めて入っていく。
