言葉の力は偉大ですよね。

今回は心温まるエピソードとともにお伝えします。

 

アメリカで話題になった話。

盲目の男性が、街中で人々に寄付を募るために

 

「私は目が見えません。どなたかお金を恵んでください」

 

という看板を立て、座っていた。しかし、行き交う人々のほとんどはそんな彼に目もくれず、先を急いでいます。

時折、何人かは小銭を箱に入れてくれるが一日たっても小銭が何枚かある程度。

そんなとき、一人の人がヒールの音を響かせながら近づいてきました。どうやら女性のようです。

 

その女性は彼の前で立ち止まり何を考えている様子。そのうち、メッセージが書いてある紙に何かを書き足し、去っていきました。

 

彼は不安で仕方ありません。何かいたずらをされたのか?どんなことを書かれたのか?
しかし、その後、彼の小銭を入れる箱には次々とお金がたまっていきます。

気が付くと1日の終わりには箱がいっぱいになっていました。

 

すると、先ほどと同じヒールの音が聞こえ、女性がやってきました。

彼は女性に聞きました。「何を書いてくれたんですか?」と。

その紙にはこう書いてあったそうです。

 

「今日は素敵な日。でも僕はそれを見る事ができません」

 

この言葉によって「どなたかお金を恵んでください」というメッセージよりも彼の苦悩や状況がストレートに伝わったのではないでしょうか。

人々を動かすのは気持ちです。その気持ちを動かす「言葉」の力というもは、もしかしたらちょっとした視点の切り替えかもしれないですね。