存命の方の親(勿論、高齢者)が、自宅(つまり私の実家)の庭で雑草が大量発生して、大事な庭木が枯れそう。。。と云う。業者さんは?と聞くと、高齢化と人手不足で、お願いしてもきてくれないとの回答。

 

実家はそこそこ面積があって、且つ松やら何やら整然と庭木が植わっている、純和風。

 

親の嘆きに、さもありなん、と私はにわか庭師になった。

 

電動草刈り機でふふふーんとやってやろうと楽観していた。大間違いだった。

 

(1)  電動草刈り機では刃が立たない、茎が太い雑草がある。直径2cm程度なので、太枝切り鋏の出番だ。それでもダメなら、ノコギリ。

 

(2)  ツタ系が庭木に絡まっている。鎌で切りながらほぐすしかない。ツタは岩の表面を覆っていて、これがコケだったら風流なのに。。。などと独り言ちながら、黙々と吸盤を外す。最後に行き当たるのが、ツタ系が地中から生えている直径2cmの硬い根。鬼滅であれば、上弦の鬼。などとボケながら、ノコギリで首を落とす。

 

(3)  以前除草剤を蒔いて除草シートを敷いた場所から1mはある雑草がシートを突き破っている。効かんやん。

 

ということで、電動は早々に諦め、ひたすら鎌で切り、太枝切り鋏とノコギリでゴリ切りし、ツタを鎌と手で解き放ち、初日終了。まだまだ続く。

 

疲れた。炎天下、30分おきに休憩し、シャワーを浴び、シャツを着替える。

 

年寄りが云う。雑草は根っこから引っこ抜かないと、また生えてくる。。。

 

理想はわかってます!でも、あなたの息子も初老なのです。30~40年前ならやれたでしょう。

 

高齢者は植木好き。昭和40~50年代の住宅ってそう。空き家になれば、嘗ての庭園も植物の楽園となる。緑は山か公園に見に行けばいい。自宅に庭木は要らない。

 

地球上の生物の中で、最強なのは植物だと思う。もし人類が滅んだら、地球は緑色に染まる。