異界を常に移動する恭也にとって最も困る事は時間の感覚である。





大概の異界は時が止まっている時間の概念がない所ばかりだし、肉体が16歳の姿のまま成長もしてくれないので自分がどれだけ生きてきたのかも分からない。







もしかしたら何百年も生きているのかも知れないし、はたまた数年なのかも知れない。









恭也は自らの記憶を手繰る。どれだけ前か分からない。ただ絶対に存在していた自らが人間であった時の記憶。











恭也が初めて異界に取り込まれた場所は羽生蛇村と言う山陸の寒村であった。









ツーリングも兼ねて都市伝説の33人殺しの村を尋ねたのが全ての始まり。










その異界は羽生蛇村の鏡写しの世界。ただし規模にしてかなり大きく、また恭也以外にも村人や村に訪れた外部の人間が異変に巻き込まれてしまった。











そこで恭也は出会った。一人の少女。神に祝福されし永遠の肉体の血を受け入れられぬ、神に呪われし永遠の魂の血を引く一族のいけにえとして育てられた少女。神代美耶子と。










羽生蛇村の異界は水と言う水が赤い水と言う神の血。神の血を体に入れると魂が死しても肉体は永遠に生き続けるいわば神に近い存在となり、最終的に赤い海に入り神の一部になる。










恭也は警官に胸を撃たれ、派手に赤い川にダイブして体に多量の水を入れてしまった為、幻視もはやく出来たし攻撃をうけてもある程度なら肉体が堪えてくれた。









しかし、体がその頃には屍人に近付き、一日四回なるサイレンのような神の鳴き声に体が反応してしまう所まで来ていた。










そこで、、、。美耶子が罪の許しとなる契りを恭也と結んでくれた。神に祝福されし屍人化を阻止するため神に呪われし神代の血を体に入れた。










そうして、肉体も魂も完全に永遠の力を持つ須田恭也と言う化け物が生まれたのだ。










ただ、、、恭也は美耶子を助ける事が出来なかった。儀式は再び行われ、美耶子はいけにえとして燃やされた。全ての元凶の神は復活し呪われた一族は罪を洗い流された、、、










はずであった。











詳しい事は恭也は分からない。だが復活した神はいけにえが不完全であった為、復活の失敗をしてしまう。









そこで恭也は求道師から託された宇理炎を使い、憎むべき神、堕辰子を倒したのだ。









あの時堕辰子を倒したのは。なにも俺自身が神になりたいだとかそんなんじゃなく、一緒に逃げようと言う約束を果たせなかった美耶子に対するせめてもの罪滅ぼしだ。










永遠に戦い続ける指命にくじけず生き続けるていられるのも、全て美耶子への罪滅ぼしでもありたった一つの約束を果たす為でもある。









全部消して。あいつらもこの村も全部。










恭也は当面の約束は果たしたが村を消し去っても敵ならいくらでもいると痛感した。そして今も戦い続けているのだ。









「さてと、、、そろそろ別の異界に飛ぶとするか」










数時間の仮眠をとった恭也は寝る前と寸分違わぬ水田に入り、膝をついて水に手を翳した。










その瞬間水が赤く光り、様々な世界を行き来する事の出来る水鏡の扉が開く。









「どんな世界に行き着こうが関係ねえ。絶対にみんな消してやる!」








固い決意を秘めた瞳を閉じ、恭也は吸い込まれる様に扉の中へと入っていった。








次の瞬間存在理由の無くなった異界は崩壊し、恭也の望む“無”の状態へ帰っていった。










Continue to NEXT LOOP、、、
すべての魂は肉体から離れた後、生前是非を問う審判にかけられる。










そこでの判決で心正しき物は楽園へ、心悪しき物は地獄へと堕ちる。









地獄に堕ちし魂は決められた永き時間、永遠の肉体を与えられ、地獄に満ちる炎、灼熱の炎により身を焼かれるのだ。










永遠に近い時を過ごした罪人は自我を失い、しかし死ぬ事は出来ずに苦しみ、もがき続ける。










その後、自らの身を供物に贖罪を果たした悪しき物は呪縛から解放される為煉獄へと送られ、魂を燃やす事によって苦しみ続けるループから解放されるのだ。










煉獄の炎、それは永遠の肉体を持つ神に近い存在さえも滅ぼす救済の炎なのである。










とか説明しといて見る。











とりあえず、、、恭也は水田を大幅に迂回し、自動小銃を持つ闇人を重点的に燃やせる位置まで移動した。









左手に握る宇理炎をそっと振った。










(邪魔な零式を排除しつつ甲・乙式にダメージを与える、、、。くらえ鉄の火!)










空間に煉獄と繋がる門を開き炎を発生させる煉獄の炎の応用技。対象物の頭上に門を開き、文字通り炎の雨を降らせる。










ちなみにネーミングは俺のセンス。鉄と書き「くろがね」と呼ばせるあたりが実に俺らしい。、、、どうでもいいわな。











魂を器ごと燃やされ、闇人零式共はのたうちまわっている。チャンスである。司令塔を失った戦闘特化タイプの甲・乙式は混乱の中馬鹿正直に敵である恭也を認識次第遅いかかってきる。










恭也「でや!そら!おら!」










肉体を強化された戦闘特化タイプ共は煉獄の炎をまともに浴びてもそれ限りでは生き残る物も多い。ダメージを背負った戦闘特化タイプには恭也は肉弾戦に持ち込む事にしている。










木る伝を解放した焔薙で何度か切り付ければ銃弾でも通さないと言う甲・乙式の鉄仮面も簡単に切れてしまう。プラス恭也には肉弾戦に持ち込んでも絶対的なアドバンテージもある。











、、、まあそれは俺のウィークポイントでもあるので伏せさせてもらうよ。










ともかく1、2分でそこにいた敵を壊滅させた。視界ジャックをして異界内に他の生物がいない事を確認する。











恭也「ふう、、、疲れた。とりあえずこの異界は終わりだなぁ。明日別の世界に飛ぶとしようか」










魂の残り粕に燻る煉獄の炎を踏み付けながら恭也は寝床に足を運んだ。










Continue to NEXT LOOP、、、
店番してても全く客ひけなくてとうとうこの時間まで麻雀打たなかったんですよw










だから昔ネットで発見したとある魔術~の題名だけパロディのとある異界の須田恭也を実際に書きたくなったのさw










サイレンはもちろん異界ジェノサイダー・SDKこと須田恭也についてはかなり説明がいるけど飽きるまで適当に書くつもりだから須田恭也の力の秘密はぼちぼち書くよ。











とりあえずあらゆる異界を旅する須田が平行世界に分類されるはずの学園都市がある世界に召喚されると言う設定で行きます。










つまりとある×サイレンパロディかな。あと須田の力は謎が多いから僕の持論で書くけどそのつもりで。











さ、帰って寝よ。