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天の川の落語聴きある記

上方落語をメインとして、日々つれづれに落語鑑賞の「自分自身への備忘録」としてブログります

7月24日(木) 繁昌亭

大阪の夏の祭典「天神祭」の宵宮、真夏日にも係わらず
天満宮に隣接する繁昌亭周辺は老若男女・・人々の熱気に
あふれています。


ミストもフル噴出、一服の涼を・・・
 

 

番組↓
 
番組
開口一番「上方落語界の太った元オセロの中島知子です」・・
落着いて明瞭な語り口・・紫さんの「寄合酒」で客席暖めて、

続いて、知恵のまわる子供と焼きモチやく父親とのやり取りを
運びの巧さでまとめた、べ瓶さん「真田小僧」。

夫婦喧嘩の「あるある~」と思わせる日常の笑いがよく受けて・・
声も大きく勢いのある三若さん「カルシウム不足夫婦」。

前半の色物は
安定感のある二人・・コンビネーション抜群、笑いも多い
漫才の「シンデレラエキスプレス」。

続いて、
もう一つ傷があるお鍋との、運がいいような・・悪いような縁談話を
軽妙な口調で面白く枝曾丸さんの「持参金」。

続いて中トリは、
元上司から突然送られてきた不味い豚足饅頭・・
お礼を伝えたばかりに、次々送られてきて困りはてる夫婦・・・
遊方さん自作を、カジュアルでわかりやすく演じられて、
共感の笑いが絶えなかった「虚礼困惑騒動」。

人形のひかるちゃん、学生服に衣装替えして「高校三年生」の替歌を
歌って・・客席と一体のほのぼのムードの千田やすしさん「腹話術」。

京のおかみさんと大阪の男の駆け引き・・やり取りの微妙な間と
殆どセリフの無いおかみさんが見えるようで・・・
お茶漬け同様、味の有る福楽さん「京の茶漬け」。

甚兵衛さんのとぼけた珍解釈はいつ聞いても面白い・・、
それを聞く男とのやりとりを伸び伸び感を漂わせて軽妙に演じる
阿か枝さん「千早ふる」。

そして大トリは米団治さんの登場、
「しょうづかの婆」で笑わせ~鳴物入って鬼の船頭も・・渡し舟で
「はまったら生きるぜ」~そして六道の辻で沸かせます。
冥土筋にはナンミョホーレン協会のNHKや黒白歌合戦では大物歌手
の登場で一節を聞かせて、芝居町では初代から12代の団十郎が・・
松竹新喜劇も織り込んで、落語は東西の名人大物が続々と・・
これでもか・・のギャグ満載。
そして亡くなられた元女優の母親に「おかぁさ~ん」
「この続きは皆さんが冥土に行かれてからお楽しみ下さい」をサゲに。
ギャグも適度に入れ込んで、終始リズミカルに華やかです。
演者も客席ものった一席でした。

猛暑日の昼下がり、
涼しい会場で色物含めて10席の出し物を存分に楽しんで・・
暑い夏は寄席に限ります。