「なぜ結婚しないのか」という質問をメディアで見聞きする
が、私はとても違和感を覚える。
最近では東京都知事候補だった石丸氏に対して発せられた
疑問だ。
そもそも「なぜ?」っていったいどういう疑問だ?
結婚はするのが当たり前なのに・・・
モテそうなのになぜ結婚しないか?
いい歳なのにいまだ結婚していないのはなぜ?
ざっとこんな感じの疑問なのだろう。
私自身は既婚者であるが、これはたまたまであって、結婚しない
可能性もあった。というか今の夫と出会っていなければいまだ
独身だったとも思う。
20~30代くらいになったら男女とも結婚しようとするのが
「普通」という昭和的結婚観がいまだに世の中に根付いている
のが、私には疑問だ。
だいたい結婚しようとする「動機」は何なのか?
温かい家庭がほしいから
配偶者と子どもと楽しく暮らしたい
経済的に安定したいから
もちろんひとそれぞれだとは思うが、私自身のそれは、精神的に
成長できそうなパートナーであるということが最大というか
ほぼそれだけで結婚を決めた。
これは自分でもマイナーな動機かとも思う。
友人の一人は「相手がそこそこ稼げそうだったから」みたいに言って
いるが、数十年たってもちょっと後悔がありそうだ。
また別の友人は深くは聞いていないが、パートナーはいるが「結婚」
という形はとらないようだ。
で、私は「結婚」が既定路線である価値観には疑問を覚える。
結婚したければすればいいし、したくなければしなければいい
と心から思う。