昨日、家内とイタリアンレストランへ行きました。
体力が落ちてからというもの短時間で済むファーストフードでしか外食をしなくなったのですが、朝起きるとすこぶる体調が良かったため、ここぞとばかりにレストランへ馳せ参じた次第です。
実際は途中から重症筋無力症(MG)の症状がしっかり顔を出したため、体調回復は一時的なものだったという落ちが付いたのですが・・・
先ずはMG症状や味覚障害が顔を出す過程を含め、時系列でざっくりとお料理をご紹介させていただきます。
味覚障害が無くても生来の味覚音痴なため食レポは割愛いたします。(悪しからず)
先ずはスープから・・・
しっかり味を感じます。(頻繁にお出ましになる味覚障害のせいで味を感じるだけで満足している自分がいます。)
次は前菜・・・
全体的に塩気が強いように感じます。塩味を感じるというのは私にとって全く味覚障害が無いことを意味します。(理由は後ほど)
垂直の硬い背もたれの椅子で、長時間座位の姿勢を保つのは、本当にキツいものがあります。
次のパスタを待っている最中、複視が悪化して左目の下瞼がプルプル震え出したかと思うと、頬から顎にかけて痺れともつかない違和感が広がります。(嫌な予感)
海老、イカ、ホタテ、カキなどの魚介類がふんだんに入ったトマトソースベースのパスタ、家内のチョイスです。
恐る恐る口に運ぶと、薄っすらと旨味だけが口の中に広がります。言い換えれば旨味以外を感じない味覚障害です。(予感的中)
終いには呂律も回らなくなりましたが、家内に一つ一つ食材の味を確認しながら、最後は味を想像しながらパスタをいただきました。
デザートのミルフィーユ・・・
薄っすらと甘味を感じる程度。最強レベルまでは行かないものの結構レベルの高い味覚障害です。
ちなみに最強レベルとは塩味、酸味、苦味、甘味、旨味の全ての味覚を感じない障害で、ジェラートを食べても無味な氷を食べている感覚になります。
【味覚障害の独自基準】
レベル1 塩味を感じない
レベル2 塩味・酸味を感じない
レベル3 塩味・酸味・苦味・甘味を感じない
レベル4 旨味を含めて全ての味を感じない(最強)
ミルフィーユの甘味とコーヒーの苦味を薄っすら感じたため、レベル2.5というところでしょうか。
自宅で食事を取る際は、腕の脱力・筋力低下で箸やフォークの上げ下げが厳しいため右腕を曲げたまま脇を締めて、腕の動きを最小限にしつつ前屈みになりながら口元に料理を運ぶようにしています。
前屈みになる際、お行儀が悪いとは承知しつつも左手(場合によっては左肘)をテーブルに付けて体を支えるようにしているのですが、
レストランだとそうもいかず、手の支えもなく前屈みになる動作を繰り返して体幹を酷使したのがいけなかったのでしょう。
「当面、早食いで済ませるファーストフードに徹するべき」というのが今回の教訓で、「味覚障害はMG症状の一つでは」というのが新たな発見でした。
家内が料理にとても満足していたため、これが最大の収穫ですが・・・
従来から主治医を含めてどの脳神経内科医に聞いても『味覚障害とMGは関係無い』と全否定されていたこともあり、
脳脊髄液減少症を初め、逆流性食道炎、ドライマウスや脳内に味覚障害の原因があるのではと勝手に疑っていました。
今回レストランでの食事中にMG症状が次々出て来る過程で味覚障害も出るということを経験して、味覚障害もMG症状の一つではないかとの疑いを強めました。
が、ネット情報を検索しても味覚障害の症例は少ないらしく、医師が関心を示さない症状でもあるため(あくまで私の経験上)、脳神経内科での診断・治療は従来同様諦めようと思います。
結局堂々巡りで、袋小路の状態。
味覚障害には6年以上も付き合っていますが、改善はいつになることやら・・・
脳内に問題が無いことを確認する意味で、脳神経外科で検査を受けるつもりではいますが、
精神衛生上、精神的な負担を和らげるためにも今まで通りに無頓着を装って行くことにします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。味覚障害ごときの悠長で纏まりの無い内容で失礼いたしました。
では、皆様もどうぞご自愛くだい。