緑内障主治医の診療情報提供書を持参して、大学病院の眼科を受診しました。



受診の初期の目的は、白内障手術の日程調整。追加で白内障手術と同時に緑内障手術を受けられないかを確認をする、というもの。



3月14日(仮)の月曜日から入院し、月曜日と火曜日は緑内障検査、水曜日に右眼、金曜日に左眼の白内障手術を受けた後、異常が無ければ土曜日に退院ということとなりました。



が、白内障と緑内障の同時手術は不可と、あっさり撃沈してしまいました。



前回のブログ記事のコメントでもご助言をいただいており、その後のネット検索から仕入れた付け焼き刃で「同時手術は一般的」と言いかけたところ、



改めて『白内障手術で眼圧が相当下がるため、ここでは白内障手術と緑内障手術は同時に行いません』とキッパリ言い切り、眼前の医師が付け入る隙を与えない雰囲気を醸し出しているのを見て、



この大学病院のルールと察し(本当は気迫に押されて)、無駄な抵抗はせず諦めることにしました。



ただ、将来の緑内障手術を見越してか、せっかく入院するのだからと視野検査などの通常の緑内障検査に加え、眼圧の日内変動を確認いただけることになり、これはこれで感謝することしきり。



ちなみに眼圧の日内変動の確認とは、3時間毎に眼圧を測り一日の変動具合を観察する検査で、夜間などの一時的な眼圧上昇が発見出来るそうです。



何だかんだ言っても、緑内障手術は予定されているようです。いいんだか悪いんだか解りませんが、安心しました。



では、以下に受診記録を記します。ご興味のある方はご覧ください。





9時に大学病院へ入る。



2017年7月の重症筋無力症(MG)の鑑別診断時のための入院以来で懐かしいが、紆余曲折して今の病院に転院してMG治療を受けているため、何だか落ち着かない。



とりあえず新患受付を済ませて眼科へ向かう。



検査室で眼軸長測定、屈折率の検査を受けた後ロビーで待つと、ほどなく呼ばれる。



診察室に入ると物腰の柔らかそうな医師。緑内障主治医からの診療情報提供書で、既に概要は掴んでいる様子。



医師がスリットランプ⬇️で私の眼球を覗くやいなや、『しっかり(白内障が)ありますね。眼内レンズの度数は、手元の物が眼鏡無しで見られるレベルにしようと考えていますが、どうしますか。』と、医師。


⬆️カールツァイス社HPからお借りしました。)



唐突なレンズ度数の問いかけながらも、自分としてもそのレベルにしようと考えていたため、「それでお願いします。」と即答。



元来やり直しが効くものは、あまり深く考えない性格で、今回も「もし駄目なら入れ直せば良いか」などと安易に考えており、鈍感力を存分に発揮したもの。



恐る恐る白内障手術と同時に緑内障手術を受けられないかを医師に確認すると・・・



『同時手術はしません。』と、医師。



「同時手術は一般的」と言いかけたところ、『白内障手術で眼圧が相当下がるため、ここでは白内障手術と緑内障手術は同時に行いません。』と、眼前の医師はキッパリ言い切る。



全く付け入る隙を与えない雰囲気を醸し出しており、無駄な抵抗はせず諦めることにする。



『重症筋無力症の複視もありましたね。〇〇病院で治療中ですね。』と、医師。



4年前の退院時のカルテを見ているようで、今は転院して〇〇病院で治療を受けている旨伝え、カルテの情報をアップデートしていただくことに。(転院理由などには触れずに・・・)



医師と日程を調整すると、3月14日(月曜日)に入院すれば、眼内炎などの異常が発生しなければ、その週の土曜日には退院出来るとのこと。



『せっかく入院するのであれば、視野検査などの通常の緑内障検査に加え、眼圧の日内変動の検査をしたいのですが。』と、医師からの提案。



緑内障手術も不可避と考えている節があり、有り難くお願いすることに。



『では、月曜日と火曜日は、眼圧の日内変動検査など緑内障検査をし、水曜日に右眼、金曜日に左眼の白内障手術をしましょう。術前検査(採血、胸部レントゲン、心電図)を受けた後、看護師から入院時の注意事項を聞いてお帰りください。お大事に。』と、医師。






終始事務的、機械的なやり取りで、転院理由などが聞かれず拍子抜けしたと同時にホッとしました。


病院は数多の患者を抱え、一患者のことなどいちいち気にすることなどは無いと思いますが、



今回受診した大学病院に、重症筋無力症の鑑別診断のため入院した当時(2017年7月)のことは今でもトラウマとして残っています。



当時のこと(思い)について書いた2年ほど前の記事です。ご参考までに・・・ 



私の中では強烈な経験で、当時、流石に鈍感力では防ぎようがありませんでした。



今回を機に関係性を構築して行ければと思います。



では、皆様もどうぞご自愛ください。