昨日(1月14日)は、(ほぼ)2ヵ月振りの眼科受診日。


15日(土)が予約日だったのですが、積雪による交通麻痺が予想されたため、急遽、1日前倒しで受診したものです。


札幌市内は、数日来の降雪で道路の除排雪が追いつかないなか、追い打ちをかけるようにして、14日(金)は朝からの激しい暴風雪。


札幌近郊のJRは始発から2時間ほど運休し、その後も間引き運転。バスは走ってもノロノロと、市内は完全な麻痺状態にありました。


毎日の通勤がアスレチックかトレールランかと紛うほどの苦行となりつつあるなか、体力・筋力の無い私にとって、昨日はこの冬一番の荒行となりました。



⬆️帰宅時の歩道の状況です。道路と歩道の雪が寄せられて、2メートル以上の壁となっています。


帰宅時は幸い雪が止んでいたものの、横殴りの風であちこちに吹き溜まりが出来ており、体幹・下肢の脱力で摺足気味なため、躓きながら、転びそうになりながもやっとの思いで帰宅しました。


何かをやらなければ不安となる貧乏性の性分ゆえ、筋萎縮を抑制出来ると信じ、必死の形相で、ハアハア、ゼイゼイ言いながら、ヨロヨロ、フラフラ、カクカクと、歩ける所は極力歩いて通勤しています。


苦しいながらも老体、病体に鞭を打って歩いているため、リハビリどころか過度な負荷による可用性廃用に陥っているような気がしますが・・・


MG主治医お墨付きの「やりすぎマン」と化しています。


自然の猛威に抗うことは叶わず、北の住人としてはもうしばらく試練が続きそうです。


前振りが長くなりました。


先ずは受診結果です。


4ヵ月ほど前に受けた、SLT(レーザー線維柱帯形成術)の術後経過観察となっていましたが、前回受診時同様、左眼の眼圧は低下していませんでした。




よって、両眼の白内障が更に進行していたこともあり、当初予定していた通り、眼圧低下効果も期待出来る白内障手術を受けることが決まりました。


白内障手術後に眼圧が期待したほど下がらない場合は、トラベクロトミー(流出路形成術)、トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)などの手術を受けるという追加オプションは従来と変わらず。


お約束通り、ステロイドと免疫抑制剤の副作用から来る術後感染症リスクは飲み込むと、主治医へ伝えています。


今月末、緑内障主治医の診療情報提供書を大学病院へ持参し、手術日程等の調整を行いますが、


1週間の入院で、両眼ともいっぺんに手術してしまう予定です。


これにより眼圧が下がり、緑内障の視野欠損の拡大が抑えられればと期待しています。


視野欠損(緑内障)だけでなく、重症筋無力症、脳脊髄液減少症、脊柱菅狭窄症など課題が山積しており、兎に角、出来ることから積極的に治療を受けて、片付けて行こうと思います。


あれこれ考えると課題の山に押し潰されそうになることがありますが、目の前の一つ一つの課題に特化するようにして、あえて全体を俯瞰せず、決して先を急がないようにしています。(経験からの処施術)


では、いつもの受診記録を記します。ご興味のある方はご覧ください。




前回受診からの症状の変化、主治医に伝える内容を整理し、眼科へ向かう。


【複視・視野】
常時複視の世界がすっかり定着。複視の無いまともな世界は何処に・・・


左右とも白内障が進んでいるようで、景色が白っぽく見える(はっきり認識出来るレベル)。夜になるとネオン、車のヘッドライトが眩しくてかなわない。


また、白内障に加え、緑内障、ドライアイにる角膜の傷のせいで雪の照り返しがキツく、日中外出する時は色付きの眼鏡が欠かせない。

(⬆️分かりづらいですが、下の眼鏡の向かって左側のレンズには、気休めながら5プリズムのフレネル膜が貼ってあります。)


左眼で眼鏡を外してスマホ画面を見た場合、横直線が歪んで見え、文字が2〜3割ほど大きく見えること、


中心から左側、9時から6時の方向で、欠損が無く霞まない場所を探して見なければならないこと、


中心視野の4時から8時の方向にある、小島のように孤立している半月状の欠損が鬱陶しいことは変らず。


【硝子体剥離】
暗闇で閃光が走らなくなった。硝子体剥離が止まったような気がする。


左眼のワイスリング(視神経乳頭に接していた部分の硝子体が剥がれて輪のように見えるもの)が動き回るのは相変わらず。


【ドライアイ】
角膜のゴロゴロ感は変わらず。点眼薬(ジクアス)は欠かせないが、やたらと染みる。


【その他】
眼を動かすと、眼底あたりに鈍い痛みを感じる。つい最近、新たに認識した症状。(眼球が伸びて歪なためだろうか?)




16時前に病院へ入る。


受付して直ぐ検査室に呼ばれる。


冒頭の症状を視能訓練士さんへ伝え、一連の検査。


屈折率の測定装置を活用した、恒例の複視のセルフチェック・・・


⬇️今日は左眼のみ気球が傾いている。(左眼に回旋斜視有り)

【左眼】

【右眼】
(⬆️ニデックさんのHPからお借りした画像を加工)


矯正視力は、目標値の左右とも1.0をクリア。


ただ、左眼は眼を固定しつつ頭を動かし、見やすい領域を探しながらの悪戦苦闘に加え、


左眼はいつもの△10d(ディオプトリーまたはディオプター)から△11dへ、右眼は△8.5dから△8.75dへレンズの度数を上げた結果。


頻繁にレンズを入れ替えるなどして、視能訓練士さんに粘り強く検査していただいた賜物。


視力が悪化しており、生活実感と合っている。


一旦ロビーにて待機して、診察室に入る。


アプラで眼圧測定後に主治医からの説明。


『眼圧は左右とも16です(前回は左が17、右が15)。両眼の白内障が更に進行しました。』


主治医へ術後感染症リスクは飲み込む旨伝えつつ、白内障手術を切り出してみる。


『左眼の眼圧がSLT(レーザー線維柱帯形成術)でも下がらず、白内障も更に悪化したため白内障の手術をしましょう。』


『外来で、1週間開けて片眼ずつ手術をするとなると、一時的ではありますが、両眼の裸眼視力が相当異なることになり生活が大変なため、入院で両眼いっぺんに行ったほうが良いと思います。』


『眼球を動かすと眼底が痛いとのことですが、外眼筋に炎症が生じている可能性があります。炎症があると白内障手術が出来ないため、様子を見ながらということになります。』


『相変わらず左眼で見ると(裸眼)、2〜3割程度大きく見えるそうですが、前回のOCT(光干渉断層撮影)画像を再確認しても黄斑前膜の形跡が見当たらないため、引き続き経過観察とさせてください。』


『ところで重症筋無力症の症状、ステロイド、免疫抑制剤の服用量には変わりありませんか。』と、主治医。


MG治療中の病院の眼科医には入院治療を勧められているが、脳神経内科の主治医の判断で保留中にあること、ステロイド11㎎/日、ネオーラル(免疫抑制剤)2錠に変わりがないことを伝える。


「脳神経内科医の判断で入院治療保留中」のところで緑内障主治医の顔に『なぜ?』というような表情が浮かんだが、コメントは何も無い。


『解りました、診療情報提供書を用意します。事前に大学病院と情報をやり取りして術式、日程などの調整を行います。日程が決まり次第、大学病院を受診してください。』


『白内障手術で眼圧が下がらなければ、トラベクロトミー(流出路形成術)、または、トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)などの手術を検討します。視界が優れず足元が悪いため気をつけてください。では、お大事に。』と、主治医。


緑内障はラタノプロスト(両眼)とアゾルガ(左眼)、ドライアイはジクアス(両眼)と、今回も点眼薬には変更無く、必要数を伝えて診察室を出る。




左眼で2〜3割程度大きく見える大視症が新たな症状として出現したかと思うと、眼底の痛みという新たな症状がお出ましとなりました。


ネットで調べると頸椎からも来るとの情報もあり、何とも厄介なことになりました。(また鑑別診断が簡単に出来ないという意味で・・・)


頸椎椎間板ヘルニアの影響なのかもしれません。


何時ものことながら、何か一つでも完治・寛解するか、少なくとも進行が止まれば良いのですが・・・


戒めの意味でつけたブログタイトル通り、あせらず・のんびり行きます。


では、皆様もどうぞご自愛ください。