5月30日、今日は1カ月ぶりの神経内科と神経眼科の定期受診。
 
 
先ずは神経眼科
 
 
プリズムレンズでの複視量の検査。
 
 
上下で9プリズム、左右で2プリズム。
上下が前月より1プリズム改善(変動)している。
 
 
続いてヘスチャート検査。
 
 
右眼で視界の右上に光っている赤い点を見る。
 

視能訓練士さんがスクリーンの右上の端を光らせているはずが、自分としてはスクリーンを20㎝ほど上に外れた所に点が見える。(大きくズレている)
 
 
左眼では何度か経験したことがあるが、右眼では今回が初めて。
 

両眼とも、以前より回旋斜視が強まっているような気がする。
 
 
診察室に入ると、昨年10月、脳脊髄液減少症の鑑別診断で、点滴前後の複視と視野検査を行っていただいた医師がいた。
 
 
まず、散瞳薬点眼後の眼底検査。
 

上、斜め上、横、斜め下と眼を動かしながら眼底を見ている。
 
 
続いて問診。症状を聞かれる。
 
 
4月下旬に、片道100㎞ほど車を運転した。

運転中、車、標識、路面など、動くものを眼で追うのが辛かった。
 
運転して30分ほどで瞼が痙攣し、頬、喉の奥への違和感が広がり、到着したころには呂律が回らなくなった。
 
この頃、よっぽど調子が良いとき以外は、車の運転を自粛している。
 
複視が以前より悪化しているようだ。
 
従来、正面より下は辛うじてまともに見えたが、今は全ての視界が複視になった。
 
歩くときなど焦点が定まらず気持ちが悪い。
 
身体は相変わらずだるく、首、肩、腕、腰などに常に筋肉痛がある。 等々・・・
 
 
『複視は以前より悪化している。これでは片眼で見ることも多いのでは?』などと、過去のヘスチャートと見比べながらの医師の説明。
 
 
片眼で見ることが増え、その結果、右眼の新たな欠損を認識するようになったと答える。
 
 
確かにヘスチャートの歪みがひどくなってきているのが、素人の私が見ても判る。
 
 
複視が悪化する一方であり、新たな治療をお願いするが、神経内科的に症状が安定していないため、現時点ではできないとのこと。
 
 
複視が毎月変動し(不安定であり)、徐々に悪化しているなか、神経内科的に症状が安定するとはどういうことかなど、あれこれ考えが巡り、医師との会話も上の空。
 
 
いつの間にか6月の予約の話しとなり、6月下旬の予約を入れて診察室を出た。
 
 
???の状態だったため、すっかり眼底検査の結果を聞きそびれた。
 

医師から説明がないということは、結果良好ということなのだろう。
 
 

次は神経内科
 
 
1ヶ月間の状況を主治医に報告。(神経眼科医と同じ内容)
 
 
首、両足とも、ベッド上で斜め45度に10秒ほど維持。(前月は20秒程度)
 
 
血液検査の結果は、抗体陰性だったとのこと。(想定内の結果)
 
 
複視が悪化しており、より積極的な治療をお願いするが、症状が安定していないため現時点ではできないと、神経眼科医と同じ説明。
 
 
初診時に重症筋無力症の脱力と質が違うようなことを言っていたのを思い出した。
 
 
重症筋無力症と脳脊髄液減少症とでは脱力の出方は違うのだろうか。
 
 
よくわからないが、私の脱力は双方の疾病の要素が出ているため、症状が安定していないのだろうか。
 
 
また、???の状態となる。
 
 
あれこれ神経内科医と話していると、最後に一言、『悩んでいる』と、率直な意見を伝えてくれた。
 
 
やはり重症筋無力症と脳脊髄液減少症の鑑別診断は難しそうだ。
 
 
昨年のB大学病院での複視の鑑別でも、重症筋無力症由来か、脳脊髄液減少症由来か、あるいは階段転落の後遺症かで、神経眼科医も悩んでいた。
 
 
( B大学病院での複視の鑑別診断はこちら → 鑑別診断4/5  鑑別診断5/5 )
 
 
体症状の鑑別診断も、こうなるとは想定していたが、医師にお任せするしかない。
 
 
ブログタイトルにあるように、【あせらず・のんびり行きたい】と行きたいところだが、少々疲れてきた。