IT2コースは6週目に入った。先週でMSワードが終了した。チャプター1から5までがサティフィケイト2の範囲で、6以降は上級のIT 3コースへとつながって行く。ラッキーというか、ワードの重要なテストも、ぎりぎりだったがパスをした。爽快な気分で新しい週が始まった。今週からM Sエクセルがスタートする。帳簿の記入の仕方、計算方法等を学ぶのである。
例のコミュニケーションのクラスはまだ5週も残っていた。これはどう考えても中学生低学年の授業である。どうしてこんな科目を重要視しているのか、全く分からない。このような時間があるなら、コンピューター内部のハードウエアーとかオペレイションシステムについて学びたい。
ハードウエアーの担当教官はスペイン系オーストラリア人でフレッドと言う。年齢は45才位だろう。彼の奥さんも他のITコースで教えている。以前電気科コースのコミュニケーションで同じ科目を教えているカップルがいた。この学校では夫婦共働きを推薦しているのか良く見かける。
今週からコンピューターハードウエアーでメインテナンスの授業が加わった。先ずマウス、安いので新品を買っても良いが、簡単な掃除の仕方である。裏のフタを外し、ゴム製のボールを取り出すと、3箇所のローラー部分が現れる。ここは常にボールに接しているため、ボールで拾ったゴミが付きやすい。回転しているので、それがどんどん付着して来るのである。ピンセットか先の尖ったものでゴミを落とし、ボールと共にアルコールで拭いてやる。そうすると新品の時と同じように矢印の動作がスムーズとなる。
昨今、いろんな種類のマウスが売られている。ボールのないLED(ランプ)式、ケーブルの要らないワイヤレス式、でも便利な製品ほど故障が多い。ワイヤレス式など電池がすぐになくなって、しょっちゅうトラブルがあり、私は使うのを止めた。LED式も時々矢印がとんでもない方向へ飛んでしまったりする。シンプルイズベストで、時々ゴミの掃除が必要だが、古いボールタイプが一番である。
次にキーボードのクリーニングだが、掃除機でブラシ付の吸い口を使って、吸引しながらペンキ用のハケでボタンの間を掃くとゴミが中から出てくる。あとはメタノールで拭き取ると、ほとんどのよごれがなくなる。時間はかかるが各ボタンをすべて取り外し、掃除機をかけても良い。学校ではそのようにやっている学生もいた。
重要なのはCPUタワー内部である。ファンを高速回転させ、空気の流れを作って、CPUチップや電源部を冷やしているから、細かいほこりが付きやすい場所である。ここの掃除はなにも専門家でなくても自分で出来る。先ずタワー後部にあるカバー取り付けネジを外す。掃除機にとがった吸い口を装着し、注意深くマザーボードやカード類、ハードディスクをそっと刷毛で掃きながら吸い取っていく。あとはアルコールで拭けば良い。
教官フレッドはファン、CPUチップ、メモリーをすべてソケットから取り外して掃除をした。そうすると接点間のほこりが取れ、通電が良くなって、故障の原因となりにくいのである。これはかなりテクニックのいる作業で、そこまでする必要はないが、コンピューターも時々メインテナンスをしてやればいつまでも調子良く働いてくれる。
次の授業ではスライドを使い、ディスククリーンやデフラグの基礎知識を解説して、その方法等を教え、それにファイルのバックアップの仕方を学んだ。
この科目はベーシックな勉強ばかりで、テストはなく数冊のコピーを渡され、そこに質問事項があって、正解を書き入れ提出することで採点された。まったく緊張感がなく、教官フレッドもリラックスして教えていた。