連休中ですが、先日、新鮮な場面に出会ったのでここで記事にしたいと思います
お仕事の関係上、認知症の方と接することが多いです。
その日もその女性の最近の歩行状態を見させてもらっていました。
夕方ご家族がみえられ、最近の状況を周りのスタッフはいたにも関わらず、初対面の私に話しかけられてきました。(最近服装を白衣から私服にしたにもかかわらず・・・。)
「夕方になると帰宅願望が強まるご様子のようですね・・・。」とスタッフから聞いていたのでお話しを始めると。
これまでスタッフは聞いたことのない話が出てきましたよキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!。
家族の娘さんも自宅介護をしていると、ある時間になると本人から「女の子」が出てくるんです、とのこと。
「女の子?」と話を聴いていると、本人は「あの子よ、あの子!」と説明してきて、ご自身は解っているのでこちらの質問にも興奮して答えられなくなっていく・・・。
どうやら結婚前に体験した戦争中の体験だということが解ってきて・・・
「あの子」とは、「ここで待っていてね」と言って別れた子どものことでした。
もう60年以上も経っても消えない記憶だそうです。
それを聞いて、家族にしかわからない話を聞かせてもらい、ありがたくなりました。
家族が帰ると、その日も、始まりました。
「子どもがいるのよ~。この近くに、見なかった?」と。
この言動かぁぁ~!!!でした
これまでならきっとスタッフたちも「誰だろう?」の疑問ぐらいで関わってきたことでしょう。
だけれど、私にとってはこれは深ーい癒しになると感じた瞬間でした。
私は戦争を体験していないし、生き別れということを体験したことがありません。
3・11後でもこんな体験をした人たちはきっと沢山いることでしょう。
目の前の彼女の体験から私は体験を共有させてもらっている感覚になりました。
もし私だったら・・・
彼女の何十年と心に溜めてきた心残りを今解放してあげる機会がここであるし、この話を聞いた以上は今がタイミング。
現実に戻れば、戦争のことは受け入れているけれど、心のどこかで彼女の戦争体験は続いているのです。
その場の介護スタッフやケアマネにも発信して、言動に傾聴するように働きかけをしていくことになりました。
彼女の心のタイムスリップが安泰に流れていくことを願います・・・。
施設でも家族のできること、沢山あります。
家族からしか聞き出せない話もあります。
どうやって歩み寄っていくかがキーでもあります。
やはりそこには信頼関係が成り立ちます。
毎回、色々なケースを見ながら、スタッフと話をしながら、1人の人生を思い描くとき、
いろんな学びを深めさせてもらいます。
1つの言動が何を意味しているのか?特に認知症の方は予測できないことばかり。
言葉、態度から読み取る。
技術職でもあるリハビリのお仕事。でも感情にもアクセスしていくことも大事だと改めて学ぶ機会になりました。
話は大きくそれますが、育児にもつながるんですよ~。
なにも言葉を発さない赤ちゃんの気持ちを読み取る。自分の気持ちを言葉にできない子どもの様子から伺い知る。
この業界に再復帰した時に、子育ての力が仕事に活きる。と感じました![]()
一見、違うように見えることも、意外と繋がっていたりするものなのかもしれませんね