あの日私は週一回非常勤で働く職場の3階にいました。
ぐらっと大きな揺れの後、施設のリビングのTVで日本列島と地震速報が映っていました。
とっさに日本中が助かるように祈った瞬間でもありました。
それから全フロアを走って入居者さんの安全確認をし、スタッフと気持ちを落ち着かせた後、家族の安否を気にしながらの徒歩での帰路。
前日であれば家にいたのに・・・。
これもタイミング。
被災地でも施設の入居者さんを助けるために翻弄された医療者・介護者が多かったと思います。
場所は違えど、どうかするとそんな境遇に陥っていたかもしれない。
あらためて安全を確認した出来事でもあり、いのちについて深く感謝するようにもなりました。
家族と連絡が取れないまま不安の中歩いていると、たった1度の旦那さんのメールだけが届き、
子ども達を迎えに行くとの連絡で安堵したこと。
(普段は埼玉勤務だったのにその日は江戸川近くにいてくれたのです)
あの4時間でしたけど、長ーく感じた一日。
被災地の方々にとってはもっとでしたよね。
あれから一年。
今生きていることを味わいながら過ごしてきました。
私には何ができるのだろうか、自問した日々もありました。
私にできることと言えば、今の生活を生きること、家族を大事に思うこと、を信じて過ごしてきた1年でした。
これからの一年は、心から湧き出る喜びを持って、もっと貪欲に、そして静かに前に進んでいきたい。
大好きな春。
花の息吹を感じながら
被災された多くの方のお見舞いと亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りいたします。
∞愛と感謝をこめて∞