【テーマ・りか】


オリオン座

冬の星座の代表格ですね。

ときどき
帰宅したときに玄関で
扉を開ける前に何気なく
ふと空を見上げると

南に開けた夜空に
しっかりとオリオン座を
捉えることができます。



オリオン座のα星ベテルギウスは
近く超新星爆発するのでは
と言われている恒星なのだそうです。

地球からおよそ
640光年も離れていますから

もしかしたら
もう消滅してしまったかも
しれません。

それを
まだ知らずにいるのかも
しれません。


ベテルギウスを見上げるたび
思います。


あなたはもう
そこにはいないのかも
しれないけれど

わたしには
こんなにはっきり見えている。

こうして見えているのだから
わたしにとっての今のあいだは

あなたはそこにいると
信じていていていいですよね。



今日これまでの人生で
出会ったすべてのひとびと

たとえ学校で顔を合わせただけのひとも
たとえ交差点ですれ違っただけのひとも
たとえブログでつながっただけのひとも

今日これまでの人生で
知り合えたすべてのひとびと

そして今は会えないひとびと
そして決して会わないひとびと




ベテルギウスの放つ輝きが
わたしの脳裏に届くように

あなたの軌跡が
わたしのなかにある限り

あなたはいまもそこにいて
この瞬間も生きているのだと

わたしは信じていいですよね。



オリオン座のベテルギウス。

640光年彼方のあなたよりも
640光年前のあなたのほうが

わたしにとっての真実なのかも
しれないですね。





真実って
なんなのでしょうね。







【テーマ・ほけんたいいく】


このブログをやめようとは
思っていませんでしたが

久方ぶりの更新となりました。


断捨離とは
大掛かりな整理整頓とは違い
常日頃いつもこころと共に
行われるこころの有り様だと
思いますから

いまわたしがしているのは
「大掛かりな整理整頓」と
言うべきでしょう。

わたしの日常生活は
呆れるほどモノに囲まれています。

そのことにいつも苛まれている
というわけではなくて

ある時唐突にしかも激しく
モノだらけの暮らしが苦しくなります。

モノに囲まれていても
あまり気にならない時期が健全で
モノに囲まれていることが
異常なまでに煩わしく思う時期が
病んでいるのかと思いがち。

でも、実際は逆で

モノにとらわれ取り憑かれ
こころが不自由で麻痺してしまい
何も感じないときとの方こそ

こころが悲鳴をあげています。

その悲鳴に聴く耳をもたず
未来や過去の妄想に忙しく
現実を観ないことの方が

あまりに不自然ですね。

そのことに気づき

うわぁあぁ~~!!!

となるその瞬間が
正気に返るまさにその瞬間でもあります。

その姿がたとえ
他人からみて尋常ではなく
おかしな様子と思われても

正気に返るときの衝撃とは時に
そのようなものだと思います。




ここのところ
またあれこれ捨てだして
有料ゴミ袋を何度も買って
大型ゴミも依頼して

でもまだまだ終わりません。


「大掛かりな整理整頓」から
ほんとうの断捨離になれるまで
いつまでかかるのか不安にもなりますが

もしかしたら
その変化の過程こそが

断捨離なのかもしれませんね。

いままでの自分を捨て
自分不在の状態で別な自分を探し
それを遠巻きに眺めることに
なるのですから。


【テーマ・ひるやすみ】


見上げたらそこに
中秋の名月がぽかりと浮かんで

いるかもしれない。

わたしのお月見は
ここまでです。

実際に見ない。
正確には、見られない。


月とはいまだわたしのなかで
至極特別なものであるようです。



満月に限らず
月はよく眺めます。

その光も好きです。

その美しさにはときどき
恐怖すら感じるときもあります。

でも月は好きです。


何気に眺めるいつもの月は
わたしにとって
どうとでもない、ただの月です。

けれども
今宵のかの月はきっと
どうとでもないただの月ではない。

中秋の名月なんです。

だから見られない。


眼球と視力をもって
網膜に映し脳裏に据える
地球の衛星であるならば

見たくない。


ほかのあらゆる感傷と
ほかのいかなる感動を
ほかの誰かと共有するのは
とても心地のよいことだけど

月だけは違う。


皆が見上げる同じ月を
どうしても見られない、見たくない。

見上げればきっとわたしは
名月でさえ物質としてしか捉えない。

そうあれは
隕石の欠片か太古の地球の一部か
それらが引力で丸くなったもので
直近の恒星の光を反射しているのだ、と。

そうあれは
うさぎの姿に見えようとも
大気がないために変化のない
クレーターの影なのだ、と。

そうあれは
いまこの瞬間にも少しずつ
わたしの居るこの天体から
離れつつある衛星なのだ、と。


月とわたし
その存在と存在のあいだに
科学的説明を挟んでおかねば

とても地に足を着けていられない
そんな気がして仕方ない。

なにしろ
かぐや姫さえ抗えない
絶大な力を持っているのですよ。


だからといって
科学的なお月見もごめんです。

だから見ない。


今日はきれいなお月さまを
こころの闇にぽかりと浮かべて

それでいいです。

月がどんなに美しいかは
いやというほど知っているつもりです。