【テーマ・架空日記】
ヤマブキだっていいやつだと思う。
他人に向ける好意に正直だという点で
ある意味善良なやつだ。
やつの好意は相手に届いたときに
受け取る側で別なものに変化するから
他人からはよく思われなくても
好意を好意のまま
自分のなかで温められるのは偉い。
だけど
その好意がやつの手を離れ
やつの体温が失われたとき
その好意はもうやつ自身の所有物では
なくなっていることに
ヤマブキは気づくべきだと思う。
いったん手元から離したら
あとは受け取る側で焼こうが煮ようが
勝手なんだと
ヤマブキは自分の
無責任に責任を持つべきだ。
受け取ってしまったものを
大切に扱う責任まで
受け取る側に押しつけちゃいけない。
受け取る側も
そこに責任を感じちゃいけない。
星子、あなたは間違っている。
ヤマブキの告白に
星子が応じたことを知ったのは
もう話に決着がついたあとだった。
星子、あなたは
ムラサキへの想いを抱えたまま
どうやってヤマブキの好意を
所持していこうというのか。
絶対にもてあます。
あなた自身がきっと
ヤマブキの投げた好意を
自分のなかで毒に変える。
その毒は星子を蝕んでそのあと
ヤマブキをも蝕むに違いない。
ヤマブキは星子に
毒をもったことになる。
そんなものは愛情じゃない。
星子がいま絶対に表に出さず
星子のなかだけで温めている
ムラサキへの想いこそが愛情だ。
取り扱いに責任を伴わせる行為の
どこが愛情だというんだ。
身もこころも余すところなく
巡りめぐるその毒を解毒するために
ムラサキへの想いは
きっといま以上に強くなる。
そして星子は弱っていく。
想いと毒にどちらが勝るということはない。
決着がつくとすればそれは
星子が壊れて戦場が失われるときだ。
星子、あなたが目を醒ますまで
私はあなたの肩をゆする。
いままであなたに
触れようと思ったことはなかった。
だけどあなたが
あなた自身の毒で
弱っていくのを
黙ってみているわけには
もういかない。
ヤマブキだっていいやつだと思う。
他人に向ける好意に正直だという点で
ある意味善良なやつだ。
やつの好意は相手に届いたときに
受け取る側で別なものに変化するから
他人からはよく思われなくても
好意を好意のまま
自分のなかで温められるのは偉い。
だけど
その好意がやつの手を離れ
やつの体温が失われたとき
その好意はもうやつ自身の所有物では
なくなっていることに
ヤマブキは気づくべきだと思う。
いったん手元から離したら
あとは受け取る側で焼こうが煮ようが
勝手なんだと
ヤマブキは自分の
無責任に責任を持つべきだ。
受け取ってしまったものを
大切に扱う責任まで
受け取る側に押しつけちゃいけない。
受け取る側も
そこに責任を感じちゃいけない。
星子、あなたは間違っている。
ヤマブキの告白に
星子が応じたことを知ったのは
もう話に決着がついたあとだった。
星子、あなたは
ムラサキへの想いを抱えたまま
どうやってヤマブキの好意を
所持していこうというのか。
絶対にもてあます。
あなた自身がきっと
ヤマブキの投げた好意を
自分のなかで毒に変える。
その毒は星子を蝕んでそのあと
ヤマブキをも蝕むに違いない。
ヤマブキは星子に
毒をもったことになる。
そんなものは愛情じゃない。
星子がいま絶対に表に出さず
星子のなかだけで温めている
ムラサキへの想いこそが愛情だ。
取り扱いに責任を伴わせる行為の
どこが愛情だというんだ。
身もこころも余すところなく
巡りめぐるその毒を解毒するために
ムラサキへの想いは
きっといま以上に強くなる。
そして星子は弱っていく。
想いと毒にどちらが勝るということはない。
決着がつくとすればそれは
星子が壊れて戦場が失われるときだ。
星子、あなたが目を醒ますまで
私はあなたの肩をゆする。
いままであなたに
触れようと思ったことはなかった。
だけどあなたが
あなた自身の毒で
弱っていくのを
黙ってみているわけには
もういかない。