派遣先の工場がお盆休みに入った日、
月に2回ほど働いている介護施設から、
『コロナの利用者さんがいます』
とLINEが来た。
私は翌日出勤予定だった。
(明日は休もうか?)
と思ったが、
(みんな状況は同じ。それにお盆休みがあと8日
あるから、もし感染しても出勤日には治ってるだろう。)
と思って行くことにした。
今思えば、なんと浅はかな考えだったんだろう!!
と後悔している。
出勤すると、防護服とマスク、頭にキャップを被った。
ゴーグルとフェイスシールドは使いまわしだったので、なんか嫌で付けなかった。
コロナ陽性の利用者さん3人はそれぞれ居室で過ごしてもらっていたのだが、
「なんで?どこも悪くないのに!」
としょっちゅう出てくる方がいた。
「ほかの人にうつさないようにお部屋で過ごしてください。」
と言ったり、張り紙したりして職員みんなで説得したが、
「なんで出ちゃダメなんですか?いつ帰れるんですか?」
と結局何度も出てこられた。
居室にポータブルトイレを置いても(やっぱり)使用せず、トイレ誘導をした。
他にも着替えの介助をしたりした。
この利用者さんはコロナ軽症で比較的元気だったが、一人暮らしなのでまだ家に帰すことが出来ず、
(急変も心配だが、もっと厄介なのが買い物に行きそうなので)、施設に泊まってもらわなきゃいけなかった。
でも実際介護しなきゃならないとなると、
(入院してくれないかな)
(居室の鍵をかけたいな)
と思ってしまった。
認知症で手間がかかる位ではそんなことを思ったことはない。
自分と家族がコロナになるのが嫌だったのだ。
…あ〜休めば良かった😭
さらに、陰性だと思われた利用者さんが発熱して陽性だった。
そもそも発熱した人しか検査してなかったらしい。
検査キットの数が少ないためだった。
政府の方々、コロナが5類になっても、検査キット配って下さい!!
夕方に女性職員も発熱し、陽性。
その場の職員たちで、
「次は私達だね。」
と言い合った。
そして結局私も2日後に発熱し、そのさらに2日後に39.3℃になった。
お盆休みだったので、病院に行かず、カロナールを飲んで過ごした。
喉が痛く、腰や首(節々)が痛かった。
テレビを観る気力が続かず、でも本は読めた。
お盆休み中に読もうと図書館で借りていた。
小野不由美さんの
『残穢』
著者宛に怪談話が持ち込まれる。
あるマンションの一室で変な音がすると。
著者は以前に、同じマンションの違う部屋でも怪奇現象が起こるという手紙を受け取っていた。
著者と怪談話を持ち込んだ人とで、以前それらの部屋に住んでいた人達を探す。
すると以前住んでいた住人が引っ越し先でも怪奇現象を体験したり、亡くなったりしていたことが分かる。
さらにマンションが建つ前にも不可解な死があった。
その土地にいつまでも居座る幽霊がいるのか!?
と著者らは一瞬考えるが、例の部屋に住んでも何も感じない家族もいる。
一方で、引っ越した先でも同じ怪奇現象が続く人もいる。
では、気の持ちようなのでは!?と思うのだが、
マンションのずっと前、戦前に建てられていた屋敷に、九州のある一族から嫁入り道具と一緒にお嫁さんが嫁いできた。
お嫁さんの九州の実家では無理心中が起こっていた。一連の怪奇現象には偶然とは言い難い共通点がいくつかあったのだ。
…怪奇現象も人や物を介して感染る。
でも感染らない人もいる。
なんだかコロナみたいだな〜。
と、思った。
家族にうつさないようにとマスクをしていたが、最初の2日間は何も感じなかったので、3日目あたりから暑いので外してしまった。
(油断した!!)これも後悔…
自室の換気の為にずっと窓を少し開けていたら、網戸を忘れていてコオロギが入ってきてしまった。ティッシュで捕まえたと思ったら手から飛び出し、部屋の何処かに隠れてしまった。
とうとう母もコロナになってしまった。
幸い病院に連れて行ったら(お盆明けは仕事を休んだ。)、軽症だと言われた。
とはいえ、コロナの施設に行き、マスクも途中からせず、母にうつしたことは、もちろん完全に私が悪い。
お盆はどこにも行けなかった…。
寝ていると、近くで
「コロコロコロ…」
と虫の声が聞こえる…。
ちなみに、私は最後のコロナワクチンを打ったのが約3年前。
こんだけ変異しているウイルスだから、過去のワクチンの効果なんて無いかもね。
感染力が上がっているらしい。
コロナの治療は無料じゃなくなった。
3割負担で1万5千円〜3万円位になる。
だから実際は解熱や喉の痛みをとる対症療法、あと検査になる。
38℃39℃が3、4日続くんなら、ワクチン打つ!?
でも、安心安全なのか不安だし、インフルみたいに季節性もなさそうだし、そもそもワクチンも高いし…
施設職員もワクチン安くしてくれぃ!
(打つかどうかは分からないけど…)