私がアルバイトに行く介護施設は、ご家族をこの施設に預けたことがきっかけで、社長のスカウトがかかり、職員になる方が結構いらっしゃる。
施設はいくつか種類があって、母親をグループホームに預けながら、息子は訪問で働いていたり、やっぱり多いのは、家族を施設で看取ってからその施設で働くケースである。
よく自分がどこの介護施設で働くか迷った時、
『家族を預けられるか』
という指標があると言うが、
利用者さんの家族が職員になることが結構あるということは、悪くない施設なのかもしれない。
医療度が高かったり、他で断られた方などを引き受けたりしていて大変だが、利用者さんの人数は少ない方なので、
「自分がしたい介護が出来るから。」
と、技術も志しも高い方が多い気がする。
(主観ですが…。)
(でも給料は安いケド…。コレは事実です!)
先日施設の職員数人と飲み会をした。
そのメンバーの一人に、旦那さんをうちの施設で看取った後、社長にスカウトされて働いている、80歳近くのとても若々しい女性がいる。
私はその旦那さんを介護していた事があり、ご家族として最初その女性とお会いしていた。
ご主人が施設に入られた時には、すでに全介助の寝たきり状態で、発語はほとんど無く、体格が大きく背中が拘縮して硬かったので、車椅子の移乗が大変だった。
さらに車椅子からお尻が直ぐにズレるので何度も直すのも大変だった。
…というのが、正直なご主人に対する私の印象だった。
先日の飲み会の時にその女性職員さんが、
「主人と結婚してから上京したんだけど、どこで働こうか探していたら、近くにボーリング場があって。主人がボーリング好きだからそこにしようと思ったの。」
と仰っていた。
「プロボウラーの中山律子みたいな格好をしたんですか!?」
と私が聞いたら、
「私はボーリング場の食堂のウェイトレス!主人がボーリングしながら待っててくれて、仕事が終わったら一緒にボーリングしたの。」
と。
なんと仲の良い夫婦なんだ。
…いいなぁ😊
そして、
(ご主人てそんな方だったんだ!)
とハッとさせられた。
頭では分かっていたつもりだったけど、誰にだって人生や思い出があるよね。
元ご家族の職員から、忘れかけていた何かを思い出させて貰いました。