たいていの編集者は、作品の面白さもさることながら、売れる売れないを気にしたりします。

だって、それが一番大事だから。

売れるは、正義。

 

アマチュアは、自分が楽しければいい、面白ければいいで済みますが、プロになると、売れる売れないが重大な問題に。

これは面白いと、作者も編集者も思っていても売れないことは、ザラにあります。

逆に、あまり良いとは思えないのに、売れてしまうこともある。

悩むところです。

 

プロの壁とは、どっちかって言うと、面白さの問題よりも、売れるかどうかだと思います。

頑張ったのに売れないと、本当に悲しくなります。

読者さまを逆恨みしたくなったり。。。

なんでこの面白さが分からないんだろうって。

詮無いですね。

 

漫画家は、コミックスがもっと売れると良いのにって、よく言います。

ぜんぜん売れてない訳じゃないのに、もっともっとですか。。。? 

もしかすると、かつての、とてつもなく売れた時代のことを思っているのかも知れませんが、それは、昔の話。

今は、訳もなく売れることはなく、妥当な売れ方をしていると思います。

 

メチャクチャ売れたって、税金で持ってかれるだけですから、普通に売れれば良いのではないでしょうか。

その「普通」が大変なんですけどね。。。

 

80年代のバブルを経験してきたものとしては、何とも悩ましい。

出版界は、不動産業界みたいな、とんでもないことは、なかったですが、景気が良かったのは、事実です。

 

遠い時代の、今は失われてしまった国の昔話をしていても仕方ないので、今をいかに生き抜くかに注力しましょう。

 

他人と過去は変えられない。