オタク界隈というかTwitter界隈というか…
で、流行ってる「人の心とかないんか」についてなんだけど…元ネタは呪術廻戦で禪院直哉というキャラクターが発したセリフが元になってる。
まず、このセリフの発端は主人公の仲間の一人である禪院真希が禪院家の禪院甚壱という男を殺して彼の首を池に投げこんだことで直哉が真希に行ったセリフだ。
こうしてみると真希が悪者のような気がするが、禪院家という家は人を人とも思わないような家で男尊女卑思想も強く、真希を自分たちの目的のために殺そうとした。そして、真希の妹である真依という人物も彼らのために殺されている。
中でもこの直哉という男は男尊女卑思想は強いし、人を常に見下している男であり、禪院家の価値観を擬人化したような男なのだ。要するにお前が言うなというコマである。
まあ、このコマのインパクトは直哉のインパクトのある表情も相まってネットミーム化してしまった。
しかし、まず覚えておいてもらいたいのは人の心とかないんか?と発した人物にこそ人の心がないのだ、そこは覚えておこう。
で、何が文句言いたいのかと言うとこのセリフがとにかくとにかく流行ってしまった。
んで、どんな場所で使われるかというと作中でちょーと悲しいシーンがあるとキャラクターをこんな悲しい目にあわせるなんて作者には人の心がない!!などと使われるようになってしまった。(いろいろな文体があるが、人の心がないは、よく使われる。おそらく使ってる人の中には呪術廻戦の言葉であると知らない人も多いだろう)
しかし、実際見てみるとそこまでかわいそうな目に合ってるわけでもなく普通のシーンであることが多い。
また、酷いシーンや残酷なシーン、愛する人の別れなど作品として必要なシーンなら書くべきだろう。
それを作者がノリノリで書いてるかのように言うのはどうなんだろうか?
まるで作者が元々残酷な人間でそれを書くのが性癖のような言い方である。
もちろん、全否定するわけでもないがあまり軽々しく乱発されると辟易してしまう。
主にちいかわなんかは可愛いキャラクターが酷い目にあったりすることが多いので使われることが多い。
だが、言うまでもなくキャラクターが酷い目にあったりするシーンは漫画やアニメや古今東西いろいろなシーンである。
なので、軽々しく何度も何度もこの言葉を聞くのがうんざりしてしまった…
ので、このブログで愚痴を吐きたかった…というのが本音である。
まあ、なんというか近頃はネットミームというか流行ってる言葉をたくさん使う人が増えたなぁ〜という印象だ。
あ、全然関係ないんだけど禪院直哉にスナックバス江の森田のセリフ喋ってるコラ、あれ目茶苦茶面白いんで是非見てみてください。両方の作品を知ってるとより楽しめるのでオススメです。