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きっと地球に遊びに来たんだよね!

「私は誰なのか? なぜ生まれてきたんだろう?」忘れてしまっている大切なことを、思い出したい人へ…

わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!

 

「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……ざまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。

 

第18回目のゲストは、岡田実和さん‼︎

 

原なつきさんからのご紹介です。



 

 



 

(まり)お名前とどんなことをされているかを教えてください。

 

(みわ)岡田実和(おかだみわ)と申します。今やっているのは傾聴のオンライン講座。傾聴が出来るようになりたい方の講座と、わたしが誰かの傾聴をするという個人セッションをやっています。

 

(まり)傾聴とは具体的にどんなことをされるんですか?

 

(みわ)傾聴そのものは、カウンセリングのベースになっていて、自分の判断とか考えとか思いとかを一旦横に置いて、目の前の方の話を聴くというものです。もうちょっと分かりやすく言うと、例えば「会社で上司に怒られてすごいイヤな思いをしたんです」と言われると、普通だったら「あーそうなの。大変だったね。何があったの?」みたいな感じで聴いていくと思うんですけど。そこで対話が生まれていくというか。傾聴の場合は「あーそうなんだね。上司に怒られてすごいイヤだったんだねー」という風に、相手に寄り添って面と向かって聴くというよりは、感覚的にいうと横に座って同じ目線で話を聴くみたいな感じですね。

 

(まり)みわさんは、どうして傾聴をやってみようと思ったんですか?

 

(みわ)きっかけは偶然というか、色々とご縁があって、傾聴をベースに自分と繋がる、人と繋がる、自然と繋がるというのをコンセプトにしている「みちみち会」というのがあって。傾聴ベースにいろんなワークをされていて、いまでも一ヶ月に一回、参加させてもらっています。そこで傾聴と出会ったときに、まずは聴いてくれている人が、その人の判断を挟まずにいてくれることによって、自分でも気づいていなかった思いに気づいたんですよね。それがわたしにとっては「えっ?」という感じで。わたしもみちみち会で誰かの話を聴いていて、ほんとにやっていることは聴いているだけなんですけど。「あっ、そうか。わたし、これがイヤだったんだ」とか「これがやりたかったから、ここでモヤモヤしてたんだ」とか「こうやればいいんだ」とかって、本当に自分で気づいていくんですよね。それが魔法みたいに見えたというか。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)その体験というか体感覚みたいなものが忘れられなくて、いまでもやっているという感じです。

 

(まり)最初のきっかけは傾聴をやろうと思って出会ったわけではなくて「えっ、なにこれ⁈」という無防備なところから出会った感じなんですね。

 

(みわ)そうです。

 

(まり)おもしろーい!それまでは別のことをされていたわけでしょう?

 

(みわ)そうですね。つい最近まで別の仕事をやっていて。1月末まで簡単にいうと日本にいる外国人が自分の国の料理を教えるという料理教室のマネージメントをしていたんです。それをやりながら傾聴はずっと学んでいて、ちょっとスイッチが入ったというか。わたしはこれを伝えていきたいなと思って。

 

(まり)なつきさんにご紹介してもらったときは、料理の方の話を伺っていたんですよ。

 

(みわ)ですよね。うんうん(笑)



 

 



 

(まり)そしたらなつきさんから、彼女はいまは違うことをやっているみたいなので、直接聞いてくださいって連絡があって、その時点でおもしろーいと思って。もうお料理の方のお仕事はされていないんですか?

 

(みわ)一応まだちょっとサポートはしていますが、フルタイムではやっていなくて。それも決めたのも年末の12月30日で、ちょっとメインからは抜けて、メインを傾聴の方にしていこうと思って。

 

(まり)みわさんは人生のなかで、何度もこういう節目のようなことが起きているんですか? やってたことが変わっていくとか。

 

(みわ)そうですね。もうなんかそんなのの繰り返しですね。わたしの人生(笑)

 

(まり)おもしろーい。子どもの頃ってどんな子だったんですか? 宮崎出身だとお聞きしました。

 

(みわ)そうです。

 

(まり)それもまた親しみを感じますけど。

 

(みわ)ほんとほんと。嬉しいー。

 

(まり)どんなことに興味を持っている子どもだったんですか?

 

(みわ)子どものときはどうやろうか。

 

(まり)急に宮崎弁になった(笑)

 

(みわ)アハハハ!宮崎弁のアクセントが出てきた(笑) 子どもの頃、どうやろう。元気は元気でしたね。

 

(まり)外国に対する思いや興味とか、子どもの時からあったんですか?

 

(みわ)そうですね。小学4年生の時にローマ字を習い始めるじゃないですか。あれがすごく面白くて。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)なんか分かんないけど面白かったんですよね。小学6年生の時に、クラブ活動で英語クラブに何も考えずに入って。中学1年生の時から英語だけは、ずっとちゃんと勉強してて、中学3年生の夏休みに一ヶ月ホームステイに親が行かせてくれたんです。

 

(まり)どこの国に行ったんですか?

 

(みわ)アメリカですね。そこでわたしは語学を使って仕事をするっていうのが、自分の軸になったという感じですね。



 

 



 

(まり)うんうん。そこから海外に向けての想いが動いたんですね。

 

(みわ)そこは本当に変わらなかったですね。今でも変わってないですけど。高校も他の高校よりも英語が勉強できるところに行って、大学も外語学部に入って、そこでスペイン語をやったんですよね。

 

(まり)スペイン語を選んだ理由はなにかあるんですか?

 

(みわ)高校の時に大学決めるってなって、英語科に入る気はなかったんですね。

 

(まり)へぇー。

 

(みわ)英語はその時点でたぶん旅行には困らないくらいにはできていたと思うんですよ。英会話クラブにも入ったりしてたので。4年間費やすんだったら、もう一回英語はもったいないなと思って。だったら他の語学をやりたいなと、学校の先生に相談したら「将来何をやりたいんだ?」と聞かれて「貿易関係の仕事をしたいです」と言ったら「だったらスペイン語がいいんじゃないか」と。へぇーって、そこからちょっと調べたら、スペインに関するもの結構、好きだったんですよね。フラメンコとかダリとかガウディとか好きで、あれスペインじゃんと思って。それでスペイン語を勉強したという感じですね。

 

(まり)面白いー。スペインは行ったり住んだりしたんですか?

 

(みわ)はい。それがオランダにつながっていくんですけど。スペインから帰る一ヶ月くらい前に出会った人をめちゃめちゃ好きになったんです。日本に帰ったあともずっと連絡とって、スペイン人なんだけどオランダに住んでたんですよ。親御さんがオランダに住んでいたので。そしたら「オランダへ来たら?」という話になったので、それで行ったんですね。当時、オランダで就職するのに売り手市場だったんですよ。ユーロが155円とかで、わたしが行ってから数ヶ月で170円ぐらいまでいった時期だったのもあり、ものすごくユーロが強かった時期で、1回目の面接で仕事が決まったんです。

 

(まり)すごいわー。

 

(みわ)そこから4年弱ぐらい、住んでいたあいだになつき(前回のゲストさん)と出会ったんですよね。

 

(まり)うんうん。オランダの生活はどうでしたか?

 

(みわ)楽しかったけど。4年住んで、骨を埋める国ではないなと思ったんですよね、自分は。だけど本当にあの時の経験がなかったら、いまのわたしはいないです。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)どの経験がなくてもいまのわたしはいないと思うけど、やっぱりあそこは本当に大きなターニングポイントでしたね。

 

(まり)そっかー。どんな経験や体験をしましたか?

 

(みわ)わたしが住んでいたのはアムステルダムで、ニューヨークよりも外国人が多く住んでいるんです。住民登録している半分以上が外国人というマルチナショナルな都市で。そこにいるといろんな文化や価値観があって当たり前の世界で、外国人と働くことで、いままでは仲の良い友達だけだったのが、仕事すると「お前ふざけるな、このヤロー!」ってなるんですよね(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(みわ)「お前、仕事だろ、やれよ!」って。でも、なんでそうなるかっていったら、自分の価値観としては、これはやるのは当然だよねって思っているから、そういう反応になるわけで、それをまざまざと見たっていう感じですね。結局、きっかけとなったスペインの人と付き合って1年半くらい一緒に暮らしたあとで別れて、それからも2年くらいはオランダに居たんですけど、まったく価値観の違う人と暮らしながら、価値観の違う人と仕事をして…という生活を20代の後半にできたというのは、すごくラッキーだったなと思ってますね。



 

 



 

(まり)うんうん。本当にそうですね。スペインにはどれくらい住んでいたんですか?

 

(みわ)8ヶ月くらい。

 

(まり)そこからオランダに?

 

(みわ)語学留学でスペインに行って、一度日本に帰ってきて、1年くらいで学校を終わらせてからオランダに行ったんです。

 

(まり)若いとはいえ、いろんな大変なこともあったでしょう? チャレンジというか。

 

(みわ)うんうん。

 

(まり)全然知らない場所でチャレンジャーですよね。

 

(みわ)大きい人生初の出来事がみっつ、同時にきたんですよ。ちゃんと人と付き合うっていうのがまず初めてだったのと。しかもその人と一緒に暮らすということと。就職も初めてだったんです。大学のときにバイトはしていたけど、ちゃんと仕事をするということが人生で初めてで。プラス海外で仕事をするということも、もちろん初めてだったので、人生の中の大きな初めてが全部一緒になったんですよね。

 

(まり)そうですよね。

 

(みわ)それは後から気づいたことなんですけど。その時は「あの人に会いたい、一緒にいたい」だけしかないから、とりあえずオランダに行って、その人と一緒にいるためには仕事をみつけなければいけないということから始まって。目の前のことをやることに必死でした。

 

(まり)うんうん。みわさんは基本的に直感型なんですか? 深く考えずにインスピレーションをパッと行動できる人なんですか?

 

(みわ)そうですね。

 

(まり)いいなー。

 

(みわ)その前にいろいろ考えてはいるんですよ、たぶん。っていうことに何年か前に気づいたんですけど。決める時や行動に移すときは、完全に直観ですね。

 

(まり)いいなー。

 

(みわ)だからこんなことになっているんですけど(笑) 今のわたしは20年前のわたしが想像していた人生と、斜め45度で済むかな?っていうくらい、予想していなかった(笑)

 

(まり)へぇー!20年前の自分はどんな人生になると思っていたんですか?

 

(みわ)こういう人生でありたいなと思っていたのは、海外で外国の人と働きながら、バリバリキャリアウーマンて感じですかね。

 

(まり)日本には住んでいなくて、海外で。

 

(みわ)ずっと海外にいたかったんです。

 

(まり)いま日本にいるのは?

 

(みわ)それはたぶん、いろんなご縁があったと思うんですけど、まずはオランダでビザが切れて、仕事を探したんだけど結局、見つからなかったんですよね。泣く泣く日本に帰ってきて、なつきにも「オランダに帰ってくるからね」って言って出たんですよ。お金貯めてもう一回行こうと思っていたんですけど、その間にバイトしたりとか、なんだかんだ、仕事始めたりして、あれよあれよという間に数年過ぎて。6年くらい前に東京に来たんです。その前は栃木に1年間だけいました。それで関東に足を踏み入れて、東京に住んだら、いろいろな出会いがあって、料理教室の人とも出会い、そこからですね。本当に人とのつながりが広がっていったのは。そしたらそれが面白くなって。

 

(まり)日本にいるのが楽しくなったんですね。どんな人との出会いが大きかったですか?

 

(みわ)まずひとつは料理教室を作ったのがスペイン人なんですよね。スペイン人とオーストラリア人の2人で、彼らと出会って一緒に仕事したんです。料理教室の外国人の先生たちが、80カ国くらいいたのかな。



 

 



 

(まり)ほぉー!すごい。

 

(みわ)わたし面談をしていたので、80カ国トータルでたぶん700~800人くらいの面談をしたんですね。

 

(まり)すごい!それは先生になる人たちのですか?

 

(みわ)そうですね。面談して途中で辞めちゃう人もいるので、残っているのは200~300人だったんですけど。それでも彼らが教えたいこと、伝えたいことを聞くなかで、本当に世界にはいろんな文化があっていろんな価値観があって、いろんな生活様式があって…というのを、日本にいながら知ることができたんですよね。それはやっぱり本当に自分の世界を広げてくれたし、オランダの生活に続いて自分にとっての大きなギフトをもらったなと思っていて。その料理教室のイベントの時に知り合った日本人の方がすごく人脈が広くて、その人を通してティール組織。

 

(まり)ティール組織ってなんですか?

 

(みわ)上が決めたことを下がやるというのではなくて、会社の全員が会社全体の最適を自分たちで考えて動くという、自立分散型の組織のことをティール組織と呼ぶんですけど。

 

(まり)へぇー。

 

(みわ)そのティール組織を広めるために講座とか研修をしていらっしゃる方と出会って、その人たちがやっていることが、すごく面白かったんです。自分で考えて、自分で動くみたいな。その人と出会ってからいろんな会社の経営者さんだったりとか、社員の方だったりとか、面白い経営の仕方をされている方とお会いすることになって。本当にいろんな考え方や多様な価値観に触れ続けた13~14年でした。

 

(まり)料理教室にはいろんな国の先生がいて、日本に住んでいるいろんな国の人たちと繋げるんですか?それとも日本人に?

 

(みわ)日本人です。

 

(まり)80カ国てすごいですね!80カ国の料理とか知らないですもん。

 

(みわ)わたしもこの仕事してなかったら、絶対一生食べなかっただろうなっていうものを食べましたね。

 

(まり)ですよね。面白いわー。そこから傾聴の世界に入っていくんですね。



 

 



 

(みわ)そうですね。

 

(まり)ブワーッと広がった多種多様の世界から、今度は聴くというコミュニケーションのひとつのツールであって。みわさんが傾聴をしている理由というか、それをいろんな人に広めたいのには、どんな想いがあるんですか?

 

(みわ)聴くことによって、その人も知らなかった想いが出てくる瞬間を見たいんですね。

 

(まり)ハッ!とする瞬間とかですね。

 

(みわ)そうです。アハ体験とかってよく言いますけど、それを見てみたい。あとその人のあるべき姿になっていくプロセスを見たいんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)たぶん人って必ず役割を持って生まれてきていると思っていて、その役割はみんな持っているんだけど、社会の価値観だったり、周りの目だったりというのを過剰に意識しすぎてしまうあまり、本来の役割に辿りつかない人というのもたくさんいると思うんですよ。でも、その人の魂の形になっていくプロセスを見たいんですよね。

 

(まり)へぇー!本当のその人の姿みたいな。

 

(みわ)そうですね。

 

(まり)どんな方たちがクライアントさんで来られるんですか?

 

(みわ)本当に様々ですよね。講座に来られるのは経営者の方もいらっしゃれば、社員さんもいれば、取締役の方もいらっしゃいますし。

 

(まり)そういう方たちが傾聴を学ぼうと思う理由には、どういうのがあるんですか? 経営者の方とかはスタッフとのコミュニケーションのためなんですか? それとも自分とのコミュニケーションのためなんですかね。

 

(みわ)特ににわたしの知っている経営者さんというのは、ティール組織をめざしていらっしゃる方たちばっかりなんです。ティール組織になっていくためには個人個人が人生をかけて何をやりたいかということをやっぱり知る必要があって。日々の生活や仕事のなかで、モヤモヤとかってやっぱりあるじゃないですか。そこを知りたいとか、本音を知りたいとか、もうちょっと本当の自分の想いに気づいていくと、人って勝手にやる気になるので、そういうのを引き出したい経営者さんが来られますね。

 

(まり)今の話を聴いていると希望ですよね。これまでの経営者の在り方と新しい時代の経営者の在り方が、ガラッと変わって、ひとりひとりのなかにある想いを聴こうとする姿勢だけでも、鳥肌がたちますよね。絶対世界は面白いことになるぞ、みたいな。

 

(みわ)本当にそうだと思います。講座に来られる方たち、本当に素敵な方たちばっかりです。

 

(まり)そうだよね。傾聴を学ぼうと思う人って絶対、素敵だよね。

 

(みわ)ですね。

 

(まり)コントロールしようというのがないわけでしょう?

 

(みわ)そうそう。

 

(まり)その人のなかにあるものを全部引き出したいとか、受け止めたいとか、聴いてみたいとか、寄り添いとか共感でしょ?

 

(みわ)はい。

 

(まり)それは素敵な世界にしかならないよね。

 

(みわ)そうです。



 

 



 

(まり)それをみわさんが提供しているということに感動します。その人の本来の魂の形になっていくとか、人生をかけてその人がいったい何をやりたいのかに近づいていくとか、そんなフレーズを聴くだけでも鳥肌が立ちます。それをみわさんはしているんだ!という。そこに時間とか人生をかけているんだなって思うと、ゾクゾクします。

 

(みわ)アハハハ!わたしはとてもラッキーだと思います。本当にありがたいなって思うのは、自分がやりたいことを見つけたというか。今の時点で全人生をかけてやりたいと思うことがやれているというのは、本当にありがたいことだなと思うし。これから先、80歳過ぎまで生きるとして、傾聴だけを伝え続けていくかといったら、それはぜんぜん分からないですよね。わたしの人生ほんとによく分からない方向に転がっていくので(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(みわ)相手の話をただただ聴くということは、人生かけてずっと磨いていきたいなって思っていて、そういうのが40歳という身体も動く若いときに見つかったというのは、本当にギフトだな、ありがたいなって思いますね。

 

(まり)難しい質問かもしれないですけど。なぜみわさんは「これだ!」というものに出会えたんでしょうか?

 

(みわ)あーーーー(笑)

 

(まり)あーーーー(笑) 難しいよね。

 

(みわ)でかい質問だなこれ。

 

(まり)そういうものに出会いたいと思っている人がいっぱいいるわけじゃないですか。みんな何をしたらいいのか分からないとか、したいことが見つからないという人が世の中にいっぱいいるじゃないですか。でもみわさんは出会っているわけですよね。なぜ出会えたのか。ただのラッキーなのか。

 

(みわ)おそらくなんですけど、ひとつ最近気づいたのは、わたし「これ面白そう!」と思うと、あと先考えずにやるんですよね。言葉にするとちょっとカッコいいじゃないですか。でも、ちょっと違ってて、例えば道を歩いていて、キラキラひかる何かが落ちている。それを「これなんだろう」と思っているときに、わたしもう手に取っている。

 

(まり)アハハハ!

 

(みわ)だからそれはもちろんいいことばっかりじゃなくて、キラキラひかると思ったらウンコだった、ということも全然あるわけですよね(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(みわ)イーーーー!みたいな(笑)

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)そんなのもたくさんあって。もちろんすっごく面白いことだったりもするんですよね。そこかなっていう気はします。

 

(まり)好奇心とか、自分のなにこれ?というものに対して、なんのブロックもないというか。

 

(みわ)うんうん(笑)

 

(まり)でもそれって本当に大事ですよね。多くの人が「これだ!」というものに出会ったとしても「これ、わたしに出来るのかな」とか「これやってどうなるんだろう」と考えすぎて出会えなくなってしまっていることもきっと多いんでしょうね。

 

(みわ)うんうん。

 

(まり)みわさんの場合は、考えるとか抜きに、気になったら、もうその中にいる感じなんですね(笑)

 

(みわ)そうそう。赤ちゃんがとりあえずなんでもかんでも口に入れるじゃないですか。あれとまったく一緒だと思います。こういう人生を歩んでいると、バイタリティあるよねとか言われるんですよね。でもバイタリティじゃなくて、赤ちゃんが目の前にあったものを口に入れているのと一緒だからって思うんですよ(笑)

 

(まり)それって本当にピュアですよね。

 

(みわ)そうですね。そうそう。

 

(まり)好奇心も旺盛なんだよね。警戒心があまりないんだよね。

 

(みわ)うんうん。だから本当失敗もたくさんしているんですよ。ちょっとは学べよって自分で思いますもん。

 

(まり)ギフトもある分、ゲッていうことも体験しているということだよね。

 

(みわ)ギフトの方が、もちろんぜんぜん少ないと思いますよ。

 

(まり)アハハハ!



 

 



 

(みわ)そんな簡単にギフトもらえないので。抽選だって当たる確率の方が低いわけじゃないですか。

 

(まり)たしかに(笑)

 

(みわ)言ったら「このなかに当たりが含まれてますよ」みたいなやつを、全部開けたみたいな感じなんですよね。

 

(まり)素晴らしい!そしたら「これに出会いたかった」というものが入ってたということなんですね。開けてみるしかないもんね。

 

(みわ)そうです。

 

(まり)一回開けてハズレだったから、もう二度と開けないとしていると、当たりにも出会えないってことですね。

 

(みわ)そうですね。外から見てハズレかな?当たりかな?って、分かんないじゃないですか。

 

(まり)たしかに(笑)

 

(みわ)開けなきゃ分かんないよね、それ。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)わたしはたぶん、ハズレかな?当たりかな?じゃなくて、気づいたら開けてる(笑)

 

(まり)テクニックでもなんでもないもんね。気づいたら開けてるって。

 

(みわ)そうそう。

 

(まり)みわさんって、不安や心配や恐れみたいなのはないんですか?

 

(みわ)あります。めちゃめちゃあります。

 

(まり)本当?

 

(みわ)昔はもっとあったかなー。こんなこと言っててあれなんですけど。つい最近まで自分の思うように人生進んでほしかったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)例えば40歳のわたしが、いまこういうことをやっているからこんな風になって、これくらいの規模の仕事ができて、こんな風になっていきたい、という感じのものがやっぱりあって。その通りに進まないとき、何が悪いんだろう、何がいけなかったんだろう、どうやったらそこまでいけるんだろう、本当になれるのかなって、思っていたんですよね。だけど2~3ヶ月前かな。冷静に自分の人生を振り返ったときに「おまえ、一個も思った通りに進んでねーぞ」と思ったんですよ。

 

(まり)アハハハ!面白い。

 

(みわ)でもいま幸せか、幸せじゃないかって考えたら、むちゃくちゃ幸せだし、自分が想像していたのとぜんぜん違う人生だからこそ、自分が想像もしてなかったギフトがもらえたなっていうのに、本当につい最近、気づいて。そこから不安になった後に「だからさ、この前言ったよね」って。「あなたの人生、思った通りに進まないから、どうせ。今、不安だろうが、怖かろうが、どうせ思った通りにいかないんだから、考えたって無駄だよ」って自分に言ってます(笑)

 

(まり)そして、どうせ幸せなんだから!ってことですよね(笑)

 

(みわ)そうですね。そうです。

 

(まり)最高!面白ーい。みわさんのターニングポイントっていっぱいあるわけですよね。

 

(みわ)そうですね。

 

(まり)そのなかでもオランダに行ったことが大きなターニングポイントだったってことですよね?

 

(みわ)オランダなんか行く気すらなかった。というかオランダってどこだよぐらいの勢いでしたもんね。スペインしか見てなかったから。スペインに行くことしか考えてなかったので、オランダ?みたいな。「えっ?なにがあんの?」という感じで。でも好きになった人がいて、その人に会いたいがために行くわけですよ。で、住んでみたらすごく面白かったし、いろいろ経験させてもらった場所になって。自分の人生にかすりもしなかった国に住むみたいな(笑)

 

(まり)本当ねー、面白いねー。20年前の自分が思ってない人生になっているって言ったけど、未来もさっぱり分からないよね。

 

(みわ)分からないですね。

 

(まり)だからこそ面白いよね。

 

(みわ)うんうん。今はスペインと日本を行ったり来たりする状態を作りたいなって思ってるんですけど、それもスペインかどうかも分からないですよね、このまま行くと。「あれ?ここどこ」みたいな(笑)

 

(まり)ありそうー!みわさんが今、日本とスペインを行ったり来たりしたい理由ってなんですか?

 

(みわ)とにかくわたしスペインが大好きなんですよ。

 

(まり)へぇー!例えばどんなところが?

 

(みわ)何よりもまずご飯が美味しい。

 

(まり)それ言うねー。

 

(みわ)本当にご飯が美味しいし、天気いいし。多分肌に合ってるんでしょうね。ひとことで言うと「出会っちゃった」て感じですかね。

 

(まり)スペインって魅力的なんだろうなって思います。このインタビューをしていて、やたらスペイン率が高いんですよ。

 

(みわ)あっ、そうなんですね。

 

(まり)スペインに住んでいるとか、スペインに住んでいたとか、スペインが大好きでとか。スペイン語を喋れる人が多くて。

 

(みわ)へぇー!

 

(まり)すごく、スペインなんですよ。魅力的なんだろうなって思って。

 

(みわ)うん。死ぬまでに一回は行った方がいいです。

 

(まり)みわさんが生きていく上で、大事にしていることってなんですか?

 

(みわ)なんだろうな。仲間との共創の時間ですかね。共に創り上げる。

 

(まり)共に創り上げるの共創。へぇー!

 

(みわ)さっき言った、その人があるべき姿になっていく、組織があるべき姿になっていくっていうのは、わたしひとりでは絶対にできないんですよね。なので仲間と一緒にそういう風になっていくようなお手伝いをするときに、わたしは結構ひとりでなんでもやってしまいがちなところがあって、だけどムリだよねと思い、傾聴のスタンスにもつながっています。傾聴って、人は自分の問題を解決する能力を秘めているという風に言っていて。本人は気づいていないけど、実は知っているという感じなんですよね。最初それを聴いたとき「そうだよな」って思って信じていたんですよ。だけど自分が傾聴のセッションをいろんな方にやっていくなかで、なんか信じるフェーズを超えて「そうだよね」って。それは太陽が東から昇って西に沈むぐらいの感じで。夜、寝るときに「明日も大丈夫。太陽は東から昇るから」て思いながら寝ないじゃないですか。

 

(まり)うんうん(笑)

 

(みわ)太陽が西から昇ってくることなんて想像しないじゃないですか。それと同レベルぐらいで、人ってそうなんだなって思っていて。そういう意味で大事にしているというのとはちょっと違うのかもしれないけど。それが自分のなかで真実になっている。仲間と何かを一緒にやっていくというのは、自分のなかですごく大事ですね。

 

(まり)そっかー、そうなんですね。どんな世界を創りたいですか?


 

 



 

(みわ)本当にひとりひとりが、あるべき姿で生きているっていう状態。そしたら世界って宇宙の流れに乗った状態になると思うんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(みわ)だからすべての人が幸せを感じられる世界っていう風になると思うので。そういう世界が見たいですね。

 

(まり)ぜひ仲間にしてください。

 

(みわ)もちろんですー。もう仲間ですよ。

 

(まり)ねー!仲間ですよね!

 

(みわ)うんうん。

 

(まり)わたしも本当にそういう世界を見たくって。この宇宙図書館というサイトのなかの「友達の輪」のインタビューを今回させてもらってるんですけど。これを作ろうと思ったのも、それぞれがすごい知恵を持っているから、それを分かち合って、みんながその知恵を使えるようにしたいというのがひとつ、目的にあって。

 

(みわ)うんうん。

 

(まり)その知恵をわたしたちが死んだ後も、未来の人が使えたらいいなと思っていて。インタビューというのもユニークな人を紹介してもらうことによって、わたしが知らない知恵みたいなものが、誰かの人生のきっかけやヒントになっていくような「こんな生き方があるよ、あんな生き方があるよ」とか「こういうときに、こうしたらしいよ」って、それをみんなが「なーんだ、こういう方法があるのか」って、知っていける世界とか、自分の人生を楽しんでいける世界になったらいいなと思っているので、みわさんのお話も本当にありがたいです。

 

(みわ)こちらこそです。こんな話ってあんまりガッツリすることないので。

 

(まり)すごくありがたいです。ありがとうございました。次にご紹介していただく方はどんなユニークな方なんですか?

 

(みわ)得居広江さん。彼女はチョコレート屋さんをしていて、ティール組織なんですね。社員さんだけじゃなくて、パートさんたちも一員となって、会社を経営されていて。チョコレートにかける想いというのがすごく素敵だし。わたしそんなにチョコレート好きじゃないんですよ。だけどこの前、彼女のところで作られたチョコレートを食べて、本当に生まれてはじめて心からチョコレートって美味しいんだって思ったんですよ。

 

(まり)へぇー。気になるー。

 

(みわ)すごいなと思って。彼女の会社のことを聴かせてもらったときに、すごく素敵な会社さんだなって思って。彼女みたいな会社の運営の仕方があるっていうのも知ってほしいし、彼女のところのチョコレートが広がったらいいなーと思ってます。すごく素敵な方です。

 

(まり)楽しみです。本当にありがとうございます。

 

(まり)次回は、福岡在住の得居裕江さんです。

 

岡田実和さん、どうもありがとうございました。


 

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わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!

 

「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……ざまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。

 

第17回目のゲストは、原なつきさん‼︎

 

見上歌奈子さんからのご紹介です。



 

 



 

(まり)お名前とどんなことをされているかを教えてください。

 

(なつき)原なつきです。今はマンションの一室でルナロームというエステサロンを1人でやっています。

 

(まり)ご自宅と別の場所でされているんですか?

 

(なつき)はい、自宅とは別で。駅の近くのマンションのワンルームで、いま5年目ですね。

 

(まり)場所はどちらですか?

 

(なつき)東京都の清瀬市という所。ちょっと西の方で埼玉県との県境という場所です。畑もたくさんあって農家さんが野菜を売っているような、東京ですけど、そんな場所です。

 

(まり)その土地を選ばれた理由は何かあるんですか?

 

(なつき)生まれて育った場所なんですね。他の場所に住んだりしていたんですけど、家族のことも色々あって帰ってきました。

 

(まり)ご実家の近くになるんですか?

 

(なつき)はい、そうです。

 

(まり)今はお子さんがいらっしゃると歌奈子さんから聞いたんですけど。

 

(なつき)2歳半の男の子がひとりいます。

 

(まり)ご主人がイタリアの方と伺ってます。

 

(なつき)そうです。

 

(まり)どちらで出会ったんですか?



 

 



 

(なつき)フランスに留学したときに、共通の友達がいてそれで出会いました。そして一緒に日本に来ました。

 

(まり)歌奈子さんから、『なつきさんは美人なのにサバサバしていて面白い人なんです』って。

 

(なつき)それ歌奈子さんですよね(笑)

 

(まり)歌奈子さんもそうですよね(笑) エステの道に進まれたきっかけは?

 

(なつき)20代前半は旅行会社に勤めていたんですが、25歳でカナダへワーキングホリデーに行きました。語学学校に通うのがあまり好きじゃなくて、なんとか現地の人と触れ合おうと思って、カルチャースクールみたいな所でなんとなく選んだのが指圧のスクールだったんですね。週に2、3回だったと思うんですけど、カナダ人のヨガの先生とか、奥さんにやってあげたいおじさんが通っているところで。英語を勉強するために私は通っていたんですけど。

 

(まり)へぇー。

 

(なつき)マッサージしていたら楽しくて、帰ったらマッサージの仕事をしたいかなと、そのとき思ってましたね。

 

(まり)そこから日本に帰ってきて。

 

(なつき)はい、未経験だし専門学校に行ったわけではないのでどうしようと、いろいろ調べていたら、インドネシアのバリで、バリニーズ・マッサージを取得できるというのを見つけて、10日間くらいだったと思うんですけど。それに申し込んで、カナダから帰って1週間後には、親にお金を借りてそれに行ったんです(笑)

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)バリで毎日9:00~17:00までずっとマッサージの練習をして、帰ってから就職活動をして、なんとか未経験でも東京のエステサロンに入れていただいて、そこからスタートしました。

 

(まり)バリニーズ・マッサージだったのが、やりたいことがエステに変わっていったんですか?

 

(なつき)やりたかったというか。就職できたのがそこだったんです。

 

(まり)なるほどー。

 

(なつき)とりあえずそこに入って、ボディのマッサージがやりたいと言ったんですが、フェイシャルもメインでやっていますけどいいですか?と面接で言われて、入れてもらえるならいいやと思って入ったんです。

 

(まり)そこからエステの世界ですか?

 

(なつき)はい、そこからずっとエステサロンで仕事してました。

 

(まり)なつきさんが感じるエステの魅力はどういうところですか?

 

(なつき)気持ちいいって、自分の仕事の反応がその場で見られるというのと。お客様と一対一で話すのがすごく好きで。仕事を始めて気づいたことなんですけど。大人数で喋るよりも一対一でお話する方が好きで。そのふたつですかね。マッサージしていること自体がすごく好きです。

 

(まり)へぇー。自分も気持ちいいんですか?

 

(なつき)気持ちいいは、もちろん受けている方が気持ちいいんですけど。でも肌に触れているというのが好きですね。アロマを使っているというのもあるんですけど、私も癒されます。

 

(まり)なつきさんがお仕事をする上で、大事にしていることって何かありますか?

 

(なつき)お客様ひとりひとりと信頼関係を築くということですかね。初めて来たお客様とはたくさんお話をして、何を求めているかをお聴きして。何回目でも最初に今日の状態や気持ちを聴いたりですね。女性って、すごく変わるじゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)そういうコミュニケーションを大事にしていますね。

 

(まり)そっかそっか、お話をちゃんと聞くとかですかね。

 

(なつき)なるべく聴き手にまわってます。

 

(まり)最近、女性はどんな傾向がありますか?

 

(なつき)ストレスがすごいですよね。

 

(まり)どういったストレスが多いですか?

 

(なつき)こうしてなきゃ、みたいな。潜在的にというか。「毎日イライラしています」という方もいるんですけど。そういう方だけじゃなく、ストレスを感じている方が多いような気がします。

 

(まり)無意識に我慢してたりとか、厳しかったりとかかな。

 

(なつき)そうです。ちょっと自己犠牲の美学じゃないですけど。そういうのがあるじゃないですか。そういうのを感じることがありますね。

 

(まり)結婚してお子さんがいたりすると、特に女性は忙しいしね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)なつきさんが生きる上で大事にしていることってありますか?



 

 



 

(なつき)ヨーロッパに住んでいたときに思ったことで、さっきの話とも重なりますが、ヨーロッパの人の方がやりたいことをやっている感じがして。こうじゃなきゃいけないという気持ちもあんまりないようで、あっちにいる時の方が楽だったんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)もちろん言語が通じないストレスとかはありますけど。時間にルーズだったりとか。でも、こうでなきゃいけない、ちゃんとしてなきゃいけないというのがないから、すごい楽で。仕事なんだけど、なるべく自然体でというか、やりたいことだけやっていようとか、会いたくない人には会わないでいいとか(笑)

 

(まり)大事!

 

(なつき)そういう風にするようにしています。

 

(まり)自分が気持ちのいいようにを選んでいく感じで、外国の人の方がそれが上手なんですね。

 

(なつき)そういう風に感じました。例えば約束していたら、守って当たり前みたいな。そういうのを平気で「今日は気分がのらないので行きたくない」というのを言うし、相手も許すし。そういうところがあるんですよね。私はそこまではできないんですけど、でもムリしてやることはないかなって思いますね。

 

(まり)うんうん。正直でいて許されるって楽ですよね。お互いが許し合うというのがね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)なつきさんは子供の頃から海外に興味があったんですか?

 

(なつき)そんなことなくて、中学で英語の授業が始まったときに、すごく好きだったんです。勉強は好きじゃなかったけど、英語はずっと楽しくて。英語の授業はすごく好きで、高校を卒業してからもオーストラリアの女の子と英語のエクスチェンジしたりというのはありましたね。カナダが最初の長い滞在だったんですけど、それから世界が広がった感じです。

 

(まり)価値観とか生き方とか得たものってありますか?

 

(なつき)あっちの人たちは思っていることを言うのが上手じゃないですか。思っていることに自信があるというか。人と違ってもこれが自分だからって、それをちゃんと表現できるというのが凄いなと思って。そういう風になれたらいいなと。そういう考え方、生き方がいいですよね。

 

(まり)自分の思っていることを言えないとか言わないとか、日本人はありますもんね。

 

(なつき)でも日本人の方が相手を思いやる気持ちがもっとありますよね。

 

(まり)ありますねー。イタリアの方と結婚されているから、イタリアに行くことは多いんですか?

 

(なつき)日本に帰ってきてからは二回かな。フランスに住んでいる時は、クリスマスとか夏とかちょこちょこ行ってました。

 

(まり)お子さんはどちらの言語で育っているんですか?

 

(なつき)保育園に行っているので日本語ですね。彼が時々、気まぐれでイタリア語を教えていますけど、彼も仕事でも半分は日本語使っているので、日本語が上手なんですよ。

 

(まり)2人のコミュニケーションは日本語ですか?

 

(なつき)日本語と英語ですね。

 

(まり)しばらく日本に住むイメージですか?

 

(なつき)数年経ったら、またヨーロッパに住みたいねっていう話はしていて、でもコロナでどうなるか、ちょっと分からないんですけど。私は全然いいよって言ってて。フランスにいたときは結構話せるようになったので、せっかくならまたフランスがいいかなとも思っています。

 

(まり)フランスが好きですか?



 

 



 

(なつき)フランスは、全然興味がなかったんですよ。エステサロンで働き始めて、いつかは独立したいという気持ちが出てきたんですが、でもずっと1人でやる自信が持てなくて。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)フランスはエステサロンで働くのに国家資格がいるんですね。

 

(まり)へぇー。そうなんですね。

 

(なつき)日本はいらないんですけど。それをフランスで勉強して取得したという日本人の女性の方のブログをたまたま読んで。かっこいい!と思って、私もフランスで国家資格を取ったというのがあれば、それもお客さんへのツールになるなと思って、それで行ったんです。フランスには興味なかったんですけど。

 

(まり)国家資格に興味があったんですね。

 

(なつき)はい。アメリカとかでも働けるというインターナショナルなディプロマがあるんです。世界共通のエステティックの資格があって、それも同じ学校で取得できたんで、そのふたつを頑張ろうと思って行きました。フランス語はゼロだったんですけど。

 

(まり)その資格を持っているということですか?

 

(なつき)そうなんです。

 

(まり)すごーい!すごーい!すごいじゃないですか!



 

 



 

(なつき)アハハハ!そうやって言ってもらえるために取ってきました(笑)

 

(まり)アハハハ!本当にすごい!世界どこでも働けますね。

 

(なつき)一応そういうことになってます。

 

(まり)ビックリ!すごいじゃないですか!

 

(なつき)アハハハ!そうなんです(笑) インターナショナルとフランスのディプロマを2つ飾れば、お客様の安心にも繋がると思って。

 

(まり)なつきさんから見た、日本とフランスのエステ業界の違いとかありますか?

 

(なつき)私の印象では、フランスではお金持ちの人が行くところみたいな。あんまり強いマッサージは好きじゃないんですよ。私は経験者だったので1年の専門学校で、国家資格を取るんですけど、現場にインターンで行かなくてはならない時期が何回もあるんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)そこでも経験者だから普通にマッサージに入ってたんですけど、あまり痛いことをすると嫌がられたりとか。

 

(まり)それ全部フランス語で学ぶってことですよね?

 

(なつき)そうなんですよ。

 

(まり)フランス語で学んで、フランス語で研修ってことでしょう?

 

(なつき)試験も全部フランス語です。

 

(まり)すごーい!フランスに行って、はじめてフランス語を学んだんですか?

 

(なつき)そうですね。行くって決めて、ビザの申請が一回却下されちゃって、行くのが遅れて、その日本にいる間に少し語学学校には行きました。でも数を数えられるようになったとか、挨拶くらいで。最初は語学学校に行ったんですよ。

 

(まり)フランスで?

 

(なつき)はい。半年ちょっと語学学校に行って勉強して、次の1年は専門学校に行ったんです。その学校は毎年2、3人は日本人の生徒がいて、校長先生の面接に行ったときは半分くらいしか言ってることが分からなかったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)でも「うんうん」って聴いて「がんばります」みたいな感じで言ったら「日本人はフランス語は苦手だけどすごく勤勉で真面目で、大体みんな1年後には試験に受かって卒業してる。あなたのことはまだ心配だけど信じてるから頑張って!」みたいな感じで(笑)

 

(まり)すごい!フランスに知り合いとかいたんですか?

 

(なつき)友人がフランスに居たので、家を探すのとかは手伝ってもらったりしました。

 

(まり)なつきさんは、元々やりたいと思ったらパーン!て行く方なんですか?

 

(なつき)そうですね。行動力だけですね。

 

(まり)初めてのことって不安になったりとかあるじゃないですか。そういった不安感とか恐れとかは?

 

(なつき)恐れもあるんですけど、やりたいと思ったらやらなきゃ気が済まないんですよ。

 

(まり)歌奈子さんと一緒ですね(笑)

 

(なつき)そうですね(笑)

 

(まり)人生のハプニングってありますか?

 

(なつき)フランスで挑戦したあの2年は、かなり私の中でハプニングかもしれないですね。勉強が本当に嫌いだったんですよ。高校出て専門に行ったんですけど、早く中退して就職したいというくらい勉強が嫌いで、大学も行ってないんですけど。一生であんなに勉強したのは初めてというくらい。放課後と土日はずっと図書館で勉強してたんですよ。

 

(まり)すごーい。

 

(なつき)母親が一番ビックリしてました。そんな勉強好きだったっけって。

 

(まり)それは目的があるからですか?

 

(なつき)お金もそれなりにかかったし、1年頑張って試験に落ちたらやっぱりショックじゃないですか。だから追い込み精神というか。あとは実際に勉強しないとついていけなかったので。勉強しちゃったってことがハプニングですかね。



 

 



 

(まり)そっかー!人生の中でこんなに勉強しちゃうっていうことが私にあるなんて、というハプニングですね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)人生のターニングポイントっていうと?

 

(なつき)やっぱりそこですかね。フランスに行ったことですかね。

 

(まり)そこが人生を変えた気がします?

 

(なつき)人生変えましたね。

 

(まり)何歳の時に行ったんですか?

 

(なつき)33歳くらいです。

 

(まり)影響を受けた人っていますか?

 

(なつき)フラメンコやっていたんですが、そこで知り合ったフランス人のすごく年上の孫もいる人ととても仲良しになって。彼女の旦那さんが日本人だったんですよ。

 

(まり)へぇー!

 

(なつき)日本語は話せなかったんですけど、私が「もっとヨーロッパにいたいな」と言ったら「いたいなら、いればいいのよ!」って。

 

(まり)あははは!

 

(なつき)やりたくないことはムリにやらなくていいし、やりたいことはやった方がいいしって。生理痛が酷いて言ったら、そんなのピル飲めばいいのよって(笑) そんな嫌なことを我慢しなくていいって。

 

(まり)うんうん。

 

(なつき)そういうのをちょこちょこ教えてもらって。

 

(まり)いまのお話は、さっき聴かせてもらった我慢をしやすい女性とも関係していますよね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)なつきさんの人生の中で、そこが大事なんでしょうね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)しなくていい我慢はしなくていいということと、やりたいことをどんどんやっていいという、このふたつがすごく重要なのかなという感じがしました。

 

(なつき)そう思います。

 

(まり)これからやってみたいことってありますか?

 

(なつき)またフランスに行って植物学とかを勉強したいです。

 

(まり)ハーブとかアロマとか?

 

(なつき)そうです。アロマテラピーってフランスが最初で、医療でも使われていたりすることもあるので、そういうのを勉強したいです。もう一回勉強したいですね。

 

(まり)まったく好きじゃなかった勉強を人生の中盤からやりだして、まだまだ勉強したいんですね(笑) したい勉強ならしたいってことですよね。興味があることなら学びたいですよね。

 

(なつき)すっごく自分の自信につながったということもあるし、やっている時は大変だけど、好きなことを勉強しているってすごく楽しいし、もっと知りたいってなるんだなって思って。

 

(まり)植物学の勉強。

 

(なつき)そういうのをしたいですかね。仕事はずっとひとりでやりたいんですよ。なので大きく広げるというよりは、毎月通ってくれる人がいたらいいなっていう感じで。

 

(まり)ひとりの人とじっくり向き合って時間を過ごす感じですね。それとなつきさんがしたい勉強をもっと掘り下げてやっていけたらという感じなんですね。

 

(なつき)そうですね。全部自分のためになることだけしていたい(笑)



 

 



 

(まり)アハハハ!

 

(なつき)美容のことや身体のことを勉強すると自分に役に立つし、もちろんそれはお客様とか家族とかにシェアしたいですけど。

 

(まり)なつきさんの肌すごく綺麗ですよね!シワとか一切ないですね。

 

(なつき)やっぱり説得力がないといけないので、そこは気を使ってますね。ニキビとかできてたらいけないから、そのへんはちょっとね。

 

(まり)これから人生が変わっていく可能性を持っているわけですもんね。楽しみだなー。どこに住みかも分からないし。フランスに行くかもしれないし。

 

(なつき)違う国かもしれないし。

 

(まり)フリーな感じがいいですね。人生が決まっていない感じが。好奇心ややりたいことで変わっていく感じが素敵だなー。

 

(なつき)そうですね。それは大事にしておきたいですね。

 

(まり)歌奈子さんもチャレンジャーじゃないですか。日本の女性もやりたいことがあるなら、どんどんやった方がいいというお話をしてくれたんですよ。

 

(なつき)本当にそう思います!

 

(まり)やっぱりそうだよね。なつきさんもそっち派ですよね。やりたいことをやらずに我慢している女性がいたら、なつきさんは何て声かけますか?

 

(なつき)我慢はしない方がいいですよね。何をやりたいかも、ちょっとモヤモヤしちゃうじゃないですか。だからやりたいことがあったら、どうやったら出来るかだけを考えた方がいいと思います。出来ない理由を並べるんじゃなくて、どうやったら出来るかを考えた方がいい。いつならできるのかとか。

 

(まり)女性が楽しんでいるというのが大事ですよね。子育てにしても家族においても。

 

(なつき)そうですね。ムリしてない方がいいですよね。

 

(まり)なつきさんは、自分がムリしている時、敏感に気づきますか?

 

(なつき)気づきますね。もちろん我慢していることもありますよ(笑) 自分がなるべく機嫌いいように楽しく過ごせるようにしたいでですね。

 

(まり)機嫌が良くなれるものってなんですか?

 

(なつき)ひとりの時間がやっぱりすごく必要です。子どもが小さいのでなかなか難しいんですけど。保育園に行っているので、仕事の合間にひとりでお茶しに行ったりとか。そういうひとりの時間が絶対必要ですかね。そうするとその後、家族にも機嫌良くいられる。

 

(まり)女の人が機嫌が良いって、本当にすごく大事。

 

(なつき)はい、そう思います(笑)

 

(まり)違う国の人と結婚していることで大事にしていることってありますか?

 

(なつき)よく喧嘩するんですよ。言いたいことは全部言っているんですけど、いいところを見るようにしてますね。

 

(まり)さっきのお話の出来ない理由を探すよりも、どうやったら出来るかを考えるというのと同じですね。どうやったらお互いが機嫌が良くなれるかというね。

 

(なつき)なんかこれ国籍じゃない気がして。

 

(まり)そうだよね。万国共通だよね(笑)

 

(なつき)誰でもそうじゃないですか。

 

(まり)夫婦に限らず、すべての対人関係そうですよね。

 

(なつき)そうですね。

 

(まり)すごくチャレンジャーな女性にお話を聴けて嬉しかったです。

 

(なつき)わっ!嬉しいです。

 

(まり)しかも難しいことをチャレンジしているということが素敵だなと思って。違う国で違う言語で、勉強嫌いだった女の子が勉強をして取得していくとか。そこにある物語にグッときますね。

 

(なつき)わー本当ですか。

 

(まり)遊びたくても今日はこの本読むぞとか、これを覚えるぞとかってやっていたんだなって思うと。グッときますよね。

 

(なつき)そうですよ、せっかくパリにいるのにずっと勉強していました。ルーブル美術館に行ったのは1年過ぎたくらい。

 

(まり)本当に?

 

(なつき)はい、お寿司屋さんでバイトもしていたので。

 

(まり)勉強とバイトで、美術館巡りとかファッションとかは後回しだったってことですか。

 

(なつき)洋服買うお金なんてなかったですから(笑)



 

 



 

(まり)そういうのがグッときて。でもそれくらい没頭できるものに出会っていることがいいなーと思うし、夢中になれるとか、ハマるとか、生きる喜びでもあって。その取得したもので別の人の喜びも活かせるという、素敵なお仕事されているなと思います。

 

(なつき)嬉しいです。ありがとうございます。

 

(まり)次にご紹介していただける方を教えてください。

 

(なつき)岡田みわさんです。オランダで知り合ったんです。彼女は日本に帰ってきてからもいろいろなことをしていて、いま何をしているかは彼女から聞いてみてください。すごくちっちゃいんですよ。145㎝くらいの女性なんですけど、英語とスペイン語がペラペラなんです。すごく元気で、行動力もすごいし、人とのつながりとかコミュニケーション力もすごいです。私もとても影響を受けてます。



 

(まり)次回は、東京在住の岡田みわさんです。

 

原なつきさん、どうもありがとうございました。



 

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わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!

 

「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……ざまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。

 

第16回目のゲストは、見上歌奈子さん‼︎

 

西久保美千代さんからのご紹介です。

 

 



 

(まり)お名前とどんなことをされているかを教えてください。

 

(かなこ)みかみかなこです。メキシコでパンとケーキのお店をやっています。

 

(まり)インスタグラムを見せてもらったんですけど、彩りとかデコレーションとかすごくワクワクする感じで素敵ですね。

 

(かなこ)本当ですか?

 

(まり)すごくかわいいです。

 

(かなこ)ありがとうございます。

 

(まり)メキシコに住んでどれぐらいなんですか?

 

(かなこ)今年でもう14年かな。

 

(まり)メキシコに住むきっかけはなんだったんですか?

 

(かなこ)最初はイタリアに行きたかったんですけど。日本ではイタリアンレストランで働いていて、外国に行こうと思って色々調べていて、そんなとき、ちょっとした縁があってメキシコ行きが決まっちゃったんです。

 

(まり)えーーー(笑)じゃあメキシコに行くけど、いつかはイタリアに行こうと思ってたんですか?

 

(かなこ)そのときはメキシコ行こっかって。すっかりそっちになっちゃいましたね。

 

(まり)メキシコに行って、イタリアンレストランで働いていたんですか?

 

(かなこ)日本人の友達のお父さんがメキシコで日本レストランをやっていて、そこでパンとケーキのお店をやるからって、それでケーキできる人を募集してて、それで行くことになったんです。

 

(まり)日本でパティシエをされていたんですか?

 

(かなこ)働いていたカフェやイタリアンレストランでケーキを担当させてもらっていたんです。

 

(まり)それでメキシコでいきなりお店を手伝うことになったんですか?

 

(かなこ)そうですね。他にも私以外にもう1人、日本人の女の子がいて、その子と一緒に始めたんですけど。

 

(まり)いまもそのお店なんですか?

 

(かなこ)そこは2年くらい働いていて。私が始めて半年後にあきこさんという、いまも一緒にやっているパン職人の子が来たんですよ。あきこさんとは一緒に働いて、一緒にも住んでいたんです。



 

 



 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)メキシコって危ないからと、社長がマンションを用意してくれていたんですけど、一緒に住み始めたら意気投合して。2年くらいそこで働いて、その後に彼女を誘ったんです。「せっかくだから一緒に何かやろうよ」って。

 

(まり)へぇー!

 

(かなこ)最初はあきこさんが「私はもう帰るから」って断られたんですけど。でもかなり長い間考えていたあとで結局「やっぱりやる!」ってなって。

 

(まり)へぇー!

 

(かなこ)それで一緒に始めたんですけど、でも物件とか見つかるまでの間、結構、時間がかかりました。当時は私はまだ結婚していなくて、のちの旦那さんと一緒に住んでいたんですけど、そこにあきこさんも平日居候みたいな感じでいて。そこでパンとケーキを作って予約だけで、日本人を相手に販売していたんですよ。

 

(まり)へぇー!うんうん。

 

(かなこ)最初の職場でも結構お金貯まったんだけど、更に貯めることができて。やっと物件が決まって、2012年にポランコという割と高級な地域で店をオープンしたんです。

 

(まり)すごーい!

 

(かなこ)それもあきこさんと一緒にやったんですけどね。その後、他の人を入れたり、共同経営を始めて……そうすると共同経営のイザコザみたいなことが色々出てきて、経営も任せっきりだったから「これはもう辞めた方がいいんじゃないか」という話になって、2人で手放したんです、そのブランドを。

 

(まり)えーーー⁉︎ その共同経営の人にあげたってこと?

 

(かなこ)そう。もうなんか経営自体もガッチリつかまれちゃってたから。そんなところで働いてても、ちょっともう考え方とかも違うんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)なんでも機械がやればいいじゃないけど、もっとチェーン展開したいみたいな。チェーン展開が悪いわけじゃないんですけど、土台がしっかりしていないのに色々広げていくと変わっていくじゃないですか。だから私たちはやりたくなくて、考え方が全然違うから私たちは辞めますと言って、そのまま続けたいんだったらどうぞと。

 

(まり)譲ったんだ。


 

(かなこ)でも結局作っているのは私とあきこさんだから、その後3ヶ月くらいはやってたんですかね。日本人のお客さんも行かなくなっちゃうし、それで2017年に辞めたんですよ。

 

(まり)5年くらいはやっていたんですね?

 

(かなこ)そうです。5年間やっていて結構、軌道にものってて。いまもあるのかな?その当時『世界の日本人妻』という番組があったじゃないですか。



 

 



 

(まり)あった!

 

(かなこ)あれにも出たんですよ。

 

(まり)へぇー!!!

 

(かなこ)あれは反響があったみたいで、高校の同級生とまったく連絡取っていなかった人たちからも「出てたよね!」みたいな(笑)そのとき「Bimmy (ビミー)」というお店だったんですが、メインはすごくイチャイチャするメキシコ人旦那みたいな特集だったんです(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)それに出させてもらって、2017年の3月に店を辞めて、4月からいまの「Tsubomi」」というお店を始めたんです。

 

(まり)あきこさんと2人で?

 

(かなこ)そうそう、本当にゼロのゼロで。持っていた機材とかもそのまま置いてきちゃったんで。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)今度はあきこさんが住んでいた家で(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)ビルで一軒家なんですけど、日本とはちょっと違うんですよね。一軒家といっても、ちょっとビルじゃないけど分かれてるというか。

 

(まり)へぇー。

 

(かなこ)そこに大家さんのお母さんとあきこさんだけが住んでいたんですよ。すごく大きいんですけど。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)大家さんのお母さんがオーブンを貸してくれて。

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)あれですよ、普通の家庭用のちょっと下に付いているようなやつね。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)それでもう一回やり始めて。

 

(まり)イヤーすごい!



 

 



 

(かなこ)ポランコといういい所でやっていたはずが、もう一回本当のゼロのゼロみたいな感じで。だけど2人ともあのとき決心して本当に良かったなと思って。

 

(まり)かなこさんとあきこさんは、大事にしていることが同じなんでしょうね。かなこさんが仕事をするとき、ケーキを作る上で大事にしていることってなんですか?

 

(かなこ)大事にしていることは、いつも初心を忘れないことね。

 

(まり)初心って、かなこさんにとってどんな感じですか?

 

(かなこ)お店の「Tsubomi」もその意味が入っているんですけど、蕾って花が咲く前の段階、始まりじゃないですか。ここから成長していくってことで、その名前をつけたんですけど。メキシコに来て色々なことに慣れていくと、慣れってやっぱり良くないじゃないですか。いまはメキシコ人のお客さんもたくさん増えたんですよ。だけど一番最初に支えてもらっていたのは、やっぱり日本人のお客さんたちだし、日本の方たちが遠いメキシコに来て、慣れない所で暮らすわけじゃないですか。駐在員さんとか奥さんとか本当に大変だと思うんですよ。言葉も分かりにくいところで。

 

(まり)本当ですよね。

 

(かなこ)そういうところでお子さんも連れて来てるから、安心して日本語で注文ができて、味も安心して楽しめる。食ってやっぱり大切じゃないですか。そういうのを日本と同じようなサービスをいつも提供できるようにというのは大事にしていますね。

 

(まり)美千代さん(前回のゲストさん)が、かなこさんを紹介してくれるときに、人を大事にする人なんですよって言ってました。見た目もすごく美しくて、作るケーキも美しいって言ってました。

 

(かなこ)褒め殺しじゃないですか(笑)

 

(まり)すっごい褒めてました。

 

(かなこ)嬉しいです。

 

(まり)話を聴いてて、私もそう思いました。

 

(かなこ)美千代さんには本当にお世話になって。私がメキシコに行くっていう飛行機の中で出会ったんですよ。

 

(まり)そうなんですか⁉︎ 行きの飛行機で出会ったんですか?



 

 



 

(かなこ)そうです。初めてメキシコに行くときに。

 

(まり)それすごい!

 

(かなこ)すごいですよね。しかも隣に座ってたんですよ。

 

(まり)すごい!

 

(かなこ)美千代さんが窓側の奥で、一個席が空いてて、その隣が私で。当時は直行便じゃなくて一回ティファナかどこかで止まるんですよ。それまでの間、ほとんど会話していなくて。私、美千代さんを外国の人だと思ったんですよ。

 

(まり)そんな感じだったんですね(笑)

 

(かなこ)通るときに声をかけるじゃないですか、そのとき「この人、日本人だ」と思って、ティファナで降りるときに色々聴いたんですよ。私、飛行機も慣れていないし、スペイン語も全然喋れないし、何にも分からなかったので紙の書き方とか、初めてメキシコ行くんですとか。そのティファナの待ち時間、ずっと一緒にいてくれて。過去の恋愛話まで盛り上がっちゃって(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)それですごく仲良くなって連絡先を交換して、住まいもわりと近くて。だから色んなことを教えてもらいましたよ。

 

(まり)わー、この出会いは心強かったですね。

 

(かなこ)心強かったです。本当に。

 

(まり)言葉もまったく分からずに行ったってことなんですね。

 

(かなこ)そうそう、全然分かんない。「オラ」と「グラシアス」だけです。

 

(まり)スペイン語はどうやって覚えたんですか?

 

(かなこ)着いてすぐに週に1回だけ個人レッスンを自宅に来てもらって。最初は拙い英語で頑張ってみたんですけど。たまたま英語を喋れる人も周りにいなくて。これはやっぱりスペイン語をやるしかないなって思って。でも本当に少しずつですよね。

 

(まり)メキシコは住んでみて好きになったんですか?

 

(かなこ)そうですね。

 

(まり)どんな魅力があるんですか?

 

(かなこ)メキシコの食べ物がすごく好きなんですよね。最初は「ウェッ!なんだこれ」っていうのも結構あったんですけど、いまじゃ飲み過ぎた二日酔いのときは、それを食べるみたいな感じになったりして。



 

 



 

(まり)へぇー。

 

(かなこ)あと…色々あるけどメキシコ人も好きです。

 

(まり)大らかとかテンション高そうとか。

 

(かなこ)それはありますね。陽気で楽しいですよね。ただ一緒に仕事をするとなるとやっぱり価値観の違いはすごい大きいから。

 

(まり)たとえばどんな価値観の違いがありますか。

 

(かなこ)まず時間にルーズ。日本人だったら10時出勤ですよってなったら、その前に来て準備して「できます。オッケーです」という時にタイムカードを押すって感じじゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)まーそれは違いますよね。10時過ぎに来ても「すみませーん」もない。なんで遅刻するの?って聞いたら、渋滞がなんとかでって言うんですけど、それが毎日だから。渋滞があることは知っているんだからもうちょっと早く出ようよってなるじゃないですか。

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)だけどいま一緒に働いている子は時間守る子が多いので、かなりそのストレスが減りました。



 

 



 

(まり)日本と全然違いそうだもんね。メキシコに住んで価値観が変わったことってありますか?

 

(かなこ)日本にいたときは、私は結構ダメ人間というか。人に甘えてずっと過ごしてきた感があるんですよ。それを周りの優しい人たちに許されて、ぬるま湯に浸かって生活してきたんです。仕事の面もそうだし。それがメキシコに来ていろんなことが変わって、すごいスパルタ教育を受けている感じで。自分の悪い所を良くも悪くも優しく認めてくれる人たちに囲まれてぬくぬく過ごしてきたのがまったくなくなって。感情のコントロールの仕方をすごく気にするようになった。最初はすごいムカついて「もうなんで⁉︎意味が分かんない」って。業者さんでも水曜日の13時に来ますて言ってるのに、17時に来たりとか。

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)それか連絡もなく本当に来ないとか。スタッフにしても遅刻が多いとか休みが多いとか体調崩してとか。「自己管理をしっかりしろ!」ってこっちは思うんですけど、でもふと考えて相手の気持ちに寄り添うよう努めてます。だって怒られてやる気が出る人は、ほとんどいないじゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)そこをすごい学んできているなっていうのはありますね。

 

(まり)器が大きくなるというか。

 

(かなこ)「なんでよ⁉︎」と言いそうになることを「大丈夫だった?体調どう?元気?」とちょっと言ってあげるとか。

 

(画面に5歳のかわいい息子さんが登場)

 

(まり)日本語喋ってる!

 

(かなこ)私は日本語しか彼には喋らないんで。ミックスすると頭が混乱するんですって。

 

(まり)旦那さんとのコミュニケーションはスペイン語?

 

(かなこ)私と旦那さんはスペイン語。パパと息子もスペイン語。

 

(話を戻します)

 

(まり)受容力がついたってことですね?

 

(かなこ)私は最近ケーキを作ってばかりじゃなくて、経営の方が大きいんですよ。最後のケーキの仕上げとかはするんですけど。オフィスで働いていて、あきこさんは全開でキッチンにいるから、たまに来るわけですよ。「ムカつきが止まらない」みたいな(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)話を聴いて日本人同士だし昔から知っているから。「でもね、そこで怒ってもしょうがないから」ってなだめる(笑)

 

(まり)あきこさんとの関係性なんですけど、もう14年くらいでしょう?友達と仕事をし始めるとぶつかるところとか難しいところとかあるじゃないですか。そういうのはどうなんですか?

 

(かなこ)ないです。



 

 



 

(まり)すごいねー!

 

(かなこ)本当に性格が全然違うんですよ。私は直感で動くタイプで、彼女は悩んで悩んで悩みまくるタイプで。彼女はめちゃくちゃ職人さんで、パンを作るのは彼女。作り手の全体は彼女なんですよ。私は色々意見は言うけれど、それはお客さんからとしての目線というか。求めている好きな味は似ているから、味のことでぶつかることはないし。彼女は野菜が好きで、私は肉が好きなんですよ。例えばカボチャの煮物でも私は上の柔らかいところが好きだけど、彼女は下が好きなんですよ。だから一緒に住んでいる時も脂身は私が食べて、赤身のかたい肉はあきこさんが食べるみたいな。喧嘩にならない。

 

(まり)そうなんだね。

 

(かなこ)一緒に仕事してても喧嘩は、本当にないですね。私がガミガミ言ったりするけど、それで言い合いにならないし。お互いの役割が分担されているから。結構、言われますよ。いまはコロナがあるから全然集まれないですけど。日本人同士の飲み会とかやって、大勢いる中で私とあきこさんが2人で語り合って飲んでいたりすると「仕事の時に一緒なんだから、離れてもいいんじゃない」って(笑)

 

(まり)プライベートでも相性がいいってことでしょう?

 

(かなこ)そうですね。タイプが全然違うからなのかな。

 

(まり)素敵。

 

(かなこ)休みの日とかも家に誘ったりとかね。旅行とか一緒にとか。

 

(まり)かなこさんは、子どもの頃はどんな子だったんですか?外国に憧れたりしていたんですか?

 

(かなこ)小学校高学年の頃からずっと英語が好きで勉強していて、中学の時も英語が得意で高校は留学が入っているような私立を選んだりしたんだけど、公立に受かっちゃったからそのまま公立に進学したんです。その後もずっと外国には憧れがあって、でも行くことはなくて。イタリアンレストランで働いていたときに研修でイタリア旅行があったんですよ。それでイタリアに行ったら、そうだ外国に行きたかったんだなって夢を思い出したというか。

 

(まり)へぇー。パティシエになりたいと思ったのはいつですか?

 

(かなこ)パティシエになりたいというか、私は料理がすごく好きで。レストランでアルバイトしたんですが、なかなかキッチンに入れてもらえなかったんですね。最初、高校卒業してから少しモデルとかをやっていたんですよ。

 

(まり)美人やもんねー!



 

 



 

(かなこ)でもそれだけでは食べていけないじゃないですか。だからそれと併用してアルバイトをしてて、食べ物が好きだから飲食でアルバイトしていたんですけど。働きながら調理師免許を取って、でもなかなかキッチンで完璧に働かせてもらえない。ちょっとした補助とか、ホールとか。それを続けていました。渋谷に「ピノサリーチェ」というレストランがあるんですけど、そこは女の人が2人で共同経営しているんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)結婚して仕事も両立されているというので、すごく憧れて。いいなーと思ったので面接行って、そこで働かせてもらって。そこでイタリアのお菓子や前菜を作らせてもらったりして。本当にケーキだけってなったのは、メキシコに来てからですね。

 

(まり)面白いね。料理の世界に入ったからこそ外国に行きたかったことを思い出したんですね。

 

(かなこ)そうですね。

 

(まり)ちゃんとなるようになっていますね。

 

(かなこ)曖昧なようで、最終的に全部繋がってて。いまはやっとちゃんとひとつのことを続けられている感があります。

 

(まり)憧れていた結婚していて共同経営している女性と、まったく同じ感じになっていて。

 

(かなこ)そうそう。分かり合っているわけじゃないですか、あきこさんと。信頼感もやっぱり全然違うし。

 

(まり)一生メキシコですか?

 

(かなこ)いまのところ帰るつもりもないですよね。

 

(まり)メキシコが、自分の土地って感覚はあるんですか?

 

(かなこ)住むのはメキシコの方が合っているんだと思います。



 

 



 

(まり)ケーキやパンは、日本人寄りの味なんですか?

 

(かなこ)最初の頃は、甘くないとか味がないとか言われたりしたんですけど。かと言ってレシピは変えてないですね。

 

(まり)自分が美味しいと思ったものを作っている感じ?

 

(かなこ)そうですね。メキシコの味の文化というのも多分変わってきたんだと思うんですよ。砂糖の分量を変えたりもしなくて、そのままでもメキシコのお客さんも増えてきたので。

 

(まり)それも素敵だな。

 

(かなこ)最初こそフランスパンとかヨーロッパ系のパンは、作っても売れないよって言われていたんですよ。実際そういうパン屋さんも少なかったし。だけどやっていくといまはすごく売れてますし。

 

(まり)すごいね!

 

(かなこ)逆に惣菜パンとかは売れるのは日本人だけですよね。

 

(まり)そうなんだ!美味しいのに。

 

(かなこ)日本風のコーンマヨパンとかそういうのは通常の店頭販売には出してない。

 

(まり)予約ってこと?

 

(かなこ)週3回、定期配達をしていて。日本人がたくさん住んでいる地域があるんですけど、そこに注文をまとめて配達に行くというのをやっているんですよ。そこは週替わりのメニューを入れてて、焼きそばパンとかそういうのを入れてる。

 

(まり)メキシコの人は食べないんだ。

 

(かなこ)あんまり食べないんですね。

 

(まり)でもフランスパンとか、メキシコの食文化をちょっと変えたってことですね。

 

(かなこ)最近は他のパン屋さんとかでもバゲットとかクロワッサンとかありますけど。でも身内を褒めることになりますけど、あきこさんのクロワッサンとはレベルが違いますよね。



 

 



 

(まり)すごい!メキシコの食文化の革命ですね。

 

(かなこ)そういう風に言ってくれる人がいると嬉しいですよね。フランスで食べたのより美味しかったよって。ケーキも繊細なデザインがすごいかわいくて。かわいいだけじゃなくて美味しかったって言われると嬉しいです。

 

(まり)人生でのハプニングってありますか?お店を譲った話もそうですよね。

 

(かなこ)あの時はすごかったですね。あの時はすごい痩せました。ストレスなんですかね。

 

(まり)だってお金を貯めて、やっと自分たちのお店を持ったのに。

 

(かなこ)自分が悪かったんだと思いますよ。これまでぬくぬくとぬるま湯に浸かって生きてきたから、人を疑うということもまったくしてなかったし、言われたら「そうなんだ」という感じで。全部信用しちゃうというか。それは本当にダメでしたよね。日本という携帯をその辺に置いても盗まれないような場所に住んできたわけじゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)いまの日本はどうなのか分からないけど。当時は本当に安心で、どこに行っても言われた通りにやっていれば、信用して、そんなに痛い目に遭うとかなかったから。脳天気にやってきたのがダメだったんでしょうね。だけどその時、色々学んだから。Bimmy時代に知り合った何人かのスタッフ達は、いまも一緒にやっているんですよ。その彼らと再スタートしたんです。

 

(まり)すごいドラマですね。

 

(かなこ)「Tsubomi」を始めて5ヶ月後くらいに、ぐっさんが出てる「ぐっと地球便」という番組があって、そこで「Tsubomi」を撮影してもらって、すごくいい思い出になった。あきこさんの家が一番上の4階なんですよ。ボロ~い階段を上って色々かついで上がったりとか。本当にコントか?ってくらいで、その時の様子を撮影してくれたのがその番組で。

 

(まり)へぇー。すごいわー。

 

(かなこ)いまはね、あきこさんの部屋は一番上で、一番下を全部借りてるんですよ。

 

(まり)一階がお店になっているんですか?

 

(かなこ)ひとつずつ借りてって、いまは全部借りてます。大家さんもすごいいい人で、人に恵まれています。

 

(まり)そっかー、すごいよね。海外で鍛えられているね。

 

(かなこ)鍛えられました。



 

 



 

(まり)いま聴いた話が日本で起きていても大変じゃないですか。せっかく自分でやり始めたものをね。これが海外で体験したってすごいよね。

 

(かなこ)本当あの時、決心して良かったなと思います。見た目はいいかもしれないですよね。大きなお店で。でも実際に感じたのは空っぽというか。自分たちの店じゃないってもう感じてたから。そんなんだったら一見、きらびやかに見えていても全然違うし。決心して本当に良かったと思ってます。

 

(まり)勇気がいるよね。一回壊すってね。

 

(かなこ)その後も結局一年くらいは、あきこさんの家でまた元に戻ったんですよ。予約販売のみのスタイルに。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)日本人のお客様たちを相手に予約販売をして、また少しずつお金を貯めて大きいオーブンを買ったりとか。場所をもうひとつ借りたりとか。大家さんがいい人で、少しずつ広げさせてもらえたから。

 

(まり)確実に大きくなっているじゃないですか。コツはなんですか?

 

(かなこ)なんですかね。1人じゃ絶対に出来ないじゃないですか。やっぱり仲間ですよね。あきこさんにしてもそうだし、スタッフとの結束がすごく大事じゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)いくらスペイン語喋れるようになったって言っても、やっぱり軸となっているメキシコ人がいると助かるし。人がいないと絶対大きくなれないですよね。あとはやっぱりお客さんですよね。

 

(まり)人ですね。

 

(かなこ)やっぱり人ですよね。今までの苦難やトラブルとかも人が関わってたりするけど、助けてくれたり手を差し伸べてくれるのも人だし。支えてくれる周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れない事ですかね。

あと、お客様のご要望は可能な限り対応するよう努めています。色々な事がスムーズにいかないメキシコに住んでいますが、配達の到着時間を随時お知らせしたり、バースデーケーキの製作等も、おもてなしの心を大切に、日本人、メキシコ人、その他の国々の人にも気に入ってもらえるようなサービスを心がけています。

実は最近、またメキシコの波に揉まれたりしていますが、こうして元気に過ごせているのも周りの人達の助けのおかげで…。

 

本当いつも人に生かされてるって感じです。

 

(まり)かなこさんが、仲間やお客さんとか人に対して大事にしていることはありますか。



 

 



 

(かなこ)全然出来てないんですけど、ちゃんと考えて言葉にする(笑)

 

(まり)あー。

 

(かなこ)それはお客さん相手じゃなくなっちゃいますけど、旦那さんと喧嘩するじゃないですか。カッとなるとすぐ文句を言うわけですよ。そういう時も一息置いて考えて言葉を発する。全然出来てないんですけどね。

 

(まり)それを大切にしたいと思ってるんだね。

 

(かなこ)思ってますねー。なんか本当に穏やかな人っているじゃないですか。そういう人を見習いたいなって思いますけど。

 

(まり)でもきっとその熱い感じが魅力なんですよね。そのバイタリティがここまで作ってきた気もするよね。カッ!となってヨシ!みたいな。

 

(かなこ)そうですね。決めたらさっさとやんなきゃ。時間だけが過ぎていってしまうから。でもやっぱり気にしているのは、相手の気持ちに寄り添うですね。

 

(まり)聴いていてもそういう感じがします。

 

(かなこ)怒っても自分の意見を押し付けて、そのときに白黒させない方がいいんだなって。ちょっと曖昧な部分があった方が上手くいくってこともあるし。

 

(まり)かなこさんにとっての人生のターニングポイントを教えてもらっていいですか?

 

(かなこ)やっぱりメキシコに来たことですね。

 

(まり)行く時は不安でしたか?

 

(かなこ)不安はなんにもなかったです。

 

(まり)もともとそういうタイプですか。初めてのことにあまり恐れがない感じですか?

 

(かなこ)恐れがあったり迷いがあることは始めない。

 

(まり)はぁー。メキシコは話がきたときに、まったく迷いがなかったんですか?

 

(かなこ)はい。じゃあ行きます!みたいな。ワクワク楽しみな感じでした。

 

(まり)独立するときは?

 

(かなこ)独立する時も全然不安はなかったです。

 

(まり)へぇー。カッコいいなー。

 

(かなこ)だから無鉄砲なんですよね(笑)

 

(まり)本当にそのエネルギーが必要なんですよね。知らない土地で日本人がお店をやるとか。あまりにも慎重だったら、なかなか難しいですよね。

 

(かなこ)慎重すぎると進まないかもしれないですね。物事がね。

 

(まり)メキシコに行ったことが人生の大きな節目だったんですね。

 

(かなこ)本当にそう思います。それによってまだまだだけど成長できた部分も大きいと思うし、来たからこそ、あきこさんとか、いまいる仲間にも出会えたし、うちの旦那さんもそうだし。



 

 



 

(まり)旦那さんは、お店をやっていることをどういう感じで見ているんですか?

 

(かなこ)メキシコに来て1年後に会ったんです。

 

(まり)最初のお店で働いているときに出会って、全部見てきているんですね。結婚はどのタイミングでしたんですか?

 

(かなこ)結婚は「Bimmy」を始めた年です。いつも支えてくれていますね。日本にいたときに付き合っていた過去の彼氏達って、すごく優しくて、私がワガママやり放題という関係性の人たちが多かったんですよ。だから自分の悪いところなんか全然知らなかった。全部許されてたんで。

 

(まり)最高!

 

(かなこ)日本ではね。だけど旦那さんは私の悪いところは悪いって言うし、ふざけたところは認めてもらえないんですよ。途中、厳しすぎると思ったんですけど、そういう方がいいんでしょうね(笑)

 

(まり)喧嘩もするけど一緒にいると成長できる相手なのかな?

 

(かなこ)そうだと思いますね。

 

(まり)出産はどっちでしたんですか?

 

(かなこ)出産もメキシコでしました。

 

(まり)それも勇気があるなー。

 

(かなこ)その時は「Bimmy」で働いていて、日本に帰ったら仕事できないじゃないですか。つわりも全然なくて元気いっぱいで。妊娠が発覚してからクリスマスが終わるまではスタッフに絶対に言わないって決めていたんですよ。

 

(まり)忙しい時期だから?

 

(かなこ)そう。みんなが心配するじゃないですか。クリスマスが終わって忘年会の時に発表して、そしたら途端にドンドンお腹が大きくなってきて(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(かなこ)発表したのが生まれる4ヶ月前とか。

 

(まり)ずっと立ちっぱなしでしょう?

 

(かなこ)本当にしんどいとか何もなかったんですよ。生まれる前日も店に顔を出してたし。

 

(まり)お仕事はどれぐらい休んだんですか?

 

(かなこ)家で座ってできる作業はすぐにしてたのですが、店に行くようになったのは2週間後くらいからですかね。



 

 



 

(まり)それって仕事をしたくなるってことですか?

 

(かなこ)そうなんです。もう家に居られなくなる。

 

(まり)ケーキを作るのも好きだし、仕事のことを考えているのも好き?

 

(かなこ)仕事が本当好きです。

 

(まり)好きなことを仕事にしているって感じがします?

 

(かなこ)します。子供が生まれた後もいままでの感覚が抜けないというか、仕事のペースを落とすつもりがひとつもなかったんで、それによって旦那さんに少し怒られましたね。家族の時間も大事じゃないですか。その頃は旦那さんが自宅で仕事してたんで、彼がほとんどやってくれていて。でもそれがあってから、家族の時間をなるべく大切にとるようにしてます。いまはコロナもあるんで、職場に週3回くらいしか行ってないんです。家で仕事して子供と遊んだりとか。いまの年齢ってやっぱり一緒に居たほうがね。日本語も教えてあげたいし。両立させるのを途中忘れて仕事ばっかりになってしまいそうだったけど。

 

(まり)好きなことを仕事にして、大切な家族がいて、そして大切な仲間がいるって人生がハッピーですよね。最高ですね。

 

(かなこ)ありがたいですね。

 

(まり)かなこさん自身が、ひとつひとつを全力で向き合う感じがします。家族にも仕事にも人にも。

 

(かなこ)暑苦しいですよね。言われてみるとそうかもしれないですね。

 

(まり)愛がドーン!っていく感じがする。相手は愛されていることがすごく分かるような気がする。

 

(かなこ)そうかもしれないですね。

 

(まり)知らない土地でチャレンジしている人の話って、すごく刺激になります。日本に居て、周りに知り合いもたくさん居て、出来ることもたくさんあるのに怖くてやっていないことがある人たちって、たくさんいると思うんですよ。かなこさんみたいに知らない土地で、自分が作ったお店がなくなってしまって、またゼロからチャレンジするとか、そういう話を聴いていると「私も何かやってみようかな」と刺激を受ける人がいるんじゃないかなと思います。

 

(かなこ)そういう人がいるんだったら、やっぱりやりたいなと思っていることがあるんなら、チャレンジした方がいいですよね。

 

(まり)ですよね!



 

 



 

(かなこ)去年の8月から同じローマ地区のちょっと離れたところに、もう一軒開けたんですよ。

 

(まり)すごい!お店を?2店舗展開?

 

(かなこ)そうです。でもそこは販売だけだから、作ったものを持って行くっていう。歩いて行ける距離なんですよ。だけど通りが変わるとまた別な感じで。例えばそこだとあんぱんとか全然売れないし。

 

(まり)そこはメキシコの人が多いんですか?

 

(かなこ)外国の人が旅行に来ている人が多い地域なんですよ。そこは元々大家さんが家族にやらせるってことでカフェテリアを始めたんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)うちの商品を買って販売してたんですけど、去年の1月に始めたんです。メキシコがロックダウンになったのが3月なかばで、始めたばっかりの人にはやっぱり厳しいじゃないですか。それで大家さん的にはムリという話になって、でも場所はとてもいいから。同じ大家さんだから内装も「Tsubomi」と似てて、もし良かったらやらないかって声をかけてもらったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(かなこ)最初にお金が必要じゃないですか。居抜きっていうんですかね、そのまま買い取るやつ。そういうのもかなり格安にしてくれて、そのチャンスをくれたんですよ。最初は悩んだんですけど、大家さんは家を貸す仕事をしているから渡せる相手なんて山ほどいる中で、私たちを選んでくれたんですよね。でもさすがにこんなコロナの大変な時期にね、もう一店舗なんて出来るのかと不安だったんですけど、やらないで後悔するよりもやって後悔の方がいいし。

 

(まり)すごい!

 

(かなこ)とりあえずやりますってなったんですけど。

 

(まり)どうですか?

 

(かなこ)大家さんが営業していた時よりは、全然いい感じだと思うんですよ。少しずつ売り上げも上がってきているし、新しいお客さんもどんどん増えてきているし。もちろんめちゃめちゃお金が入りますってことはないですよ。今やっぱりコロナで厳しいから。だけどお陰様でスタッフをクビにすることもなかったし。

 

(まり)すごい!向かい風の時にオープンするわけですもんね。

 

(かなこ)さすがにちょっと悩みましたけど。縁があってこうやってくれているし、出来るかもしれないと思ったから。でも「出来なかったらお返しするから他の人に売ってください」と言ったりはしてましたけどね(笑)

 

(まり)チャレンジがすごいなー!

 

(かなこ)日本にいる人たちももっと色々やってみたらいいのにって思いますね。とくに女の人ですよね。結婚して家庭に入って家事に追われるじゃないですか。そうすると自分のやりたいことが出来なくなったりすると思うんですけど、でも家庭は家庭、自分は自分ですから。やれることはどんどんやった方がね。人生は一回ですからね。

 

(まり)絶対そのメッセージ響く人たくさんいると思います。次にご紹介していただける方を教えてください。

 

(かなこ)名前は、原なつきさん。なっちゃんっていつも呼んでるんですけど。なっちゃんと出会ったのは、たしか21歳くらいのときかな。恵比寿に右近という季節料理屋さんがあって。そこでアルバイトしている時に出会ったんです。一緒に働いていたのは3ヶ月くらいだったんですけど、その後もずっと連絡取り続けていて。今はエステをしているんです。旦那さんがイタリア人で子どもも生まれて。

 

(まり)どんなユニークな方ですか?

 

(かなこ)行動力があって、綺麗なのにサバサバしてて、会うと会えなかった時間も一緒で縮まってしまう、大好きな友達です。

 

(まり)次回は、東京在住の原なつきさんです。

 

見上歌奈子さん、どうもありがとうございました。



 

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