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きっと地球に遊びに来たんだよね!

「私は誰なのか? なぜ生まれてきたんだろう?」忘れてしまっている大切なことを、思い出したい人へ…

わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!

 

「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……さまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。

 

第22回目のゲストは、中田しのぶさん‼︎

 

玖島悦子さんからのご紹介です。

 

 

 

(まり)お名前とどんなことをされているのかを教えてください。

 

(しのぶ)中田しのぶです。今は「写心家」をしています。写真の「しん」は心と書いて、一般的な造形を写すのではなくて、写心を通してその人自身の内面を表現するという写心を撮っております。今は人物がメインなんですけども、プロフィール撮影と熟女の皆さんのヌード撮影をしています。

 

(まり)とっても興味深いんですが、熟女の方というのは年齢ですか?

 

(しのぶ)熟女とは自分と向き合い大切に自分を満たしながら生きてる女性。

年齢でいったら、だいたい50代が一番多いですね。40代くらいから50歳にむけての熟女予備軍とアラカンの60代の方がむちゃくちゃ増えています。

 

(まり)へぇー!しのぶさんは元々、写真を撮っていたんですか?

 

(しのぶ)元々は、臨床検査の営業をやっていて、そこから色々あって体調を悪くして、その仕事を続けられなくなって、ヘアメイクの勉強を始めたんですね。自分でヘアメイクをしたら作品として残したくなるんで、撮ってみた時にね、バカチョンって分かります?「写ルンです」とか。

 

(まり)懐かしい!分かります。

 

(しのぶ)ああいうインスタントカメラしかなかったんで、それで撮ると首から上がバカ殿みたいに真っ白になっちゃうんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)肉眼で見たらすごく綺麗なのに、なんでバカ殿になるんやろうと思ったところから、写真の光の勉強をはじめて、それがきっかけで写真の道にのめりこんでいったという感じです。

 

(まり)最初は、カメラマンになろうという目的ではなかったんですね。

 

(しのぶ)そうですね。作品を撮りたいというところからカメラを握ったんですけど。写真を習いに行ったところも、一般的なおじいちゃんやおばあちゃんが「ほな来週、さくら撮りにいきまひょか~」みたいな軽いノリのゆるい教室だったんですよね。

 

(まり)へぇー(笑)

 

(しのぶ)そこで一緒に習っていた女の子がね、結婚式の撮影をアルバイトでしていて「現場に一緒に行く?」と言ってくれて「ありがとう。行く行く~!」って、ついて行ったときに、わたし、結婚式の撮影をやりたいと思ったんですよね。

 

(まり)そうなんですね。

 

(しのぶ)そこから結婚式の撮影をするようになって、今年で21年。結婚式の撮影をしてわかったんですが、日本の結婚式って、お金がメインであったりとか、いろんな利権がからむドス黒い世界なんですよ。

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)ほんまドロドロしていて、イヤやなーと思っていたところに事件があってね。結婚式の撮影をきれいサッパリ辞めようと思うことがあったんですよ。それから次は……っていうとき、今から12年くらい前に乳がんの手術を控えた女性の撮影をしたことがあって、それがね、私のはじめてのヌード撮影だったんです。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)その方は、おっぱいを再建されないと決めてはって、これからおっぱいを取るという方だったんです。その頃、私はスタジオを持っていなかったんで、その時お世話になっていた会社のエステの3畳くらいのお部屋を借りて撮影させてもらったんですよね。撮ったこともないし、場所もそんなところだし。でもね、撮っているときにね、ものすごいこみ上げてくるものがあったんですよ。今まで感じたことのない感覚が、ワーッときて。目から滝が流れるくらいの。

 

(まり)へぇー。

 

(しのぶ)女の人って、こんなに綺麗なんやって思って。その時はじめて女性の美しさとか、生きるってことを決めて次に進んでいく、その人の覚悟みたいなものが見えて、流れこんできたのがその時はじめてやったんですよね。


 

  

 

(まり)すごいですね。

 

(しのぶ)そういうこともあり、結婚式も気持ちが溢れているので心が写るじゃないですか。

 

(まり)はい。

 

(しのぶ)気持ちがリンクして心が写るんやなーというところから写心家になったんですね。結婚式を辞めるて決めたときと、少しかぶっているんですけど、ヌード写心も始めていたんですね。結婚式の撮影とヌード撮影も並行してやっていて。真理さんって、今おいくつですか?

 

(まり)50歳です。

 

(しのぶ)一番いい時!女性って半世紀ってすごい記念やないですか?

 

(まり)そうですね!

 

(しのぶ)わたしも50歳になったとき、半世紀!と思って「こりゃ撮らねば!」と思って、セルフで撮ってね。半世紀を迎えるってこともすごい感慨深いでしょう?マヤ暦で言ったら52歳って還暦にあたって。平均していくと50歳と52歳が一番多いんですよ。そうやって熟していくと、思っていたんと違うということがすごい多くなるんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)お風呂とか入ったときに「なんか妖怪おるわ」と思った時に、鏡に写った自分のお尻やったとかね(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)そんなんがあって、この前までこんなんちゃうかったのに……ということが、すごくあって(笑)

 

(まり)分かるー(笑)

 

(しのぶ)自分も熟していくからその感覚って分かるじゃないですか。女性は熟せば熟すほど、輝くんですけど、やっぱりね、もう一方でへこんでいくところもあるんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)でもね、へこんでいくのは現実としてしょうがないんですけど、そのへこんでいる妖怪的な私とも一緒に生きていかないといけないから(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)そこからどうしたらいいのかというところが分かれ道になってきて、一生、自分と生きていくし、一番愛さないといけないのは他人ではなく自分やなというところがあって。自分を愛するのはどうしたらいいのかというと、まず自分と向き合って自分を受け入れるのが大事やなと思ってね。その時にね、撮影をして「私、まだ大丈夫」とか「私、綺麗」という気持ちが芽生えたら、それがすごい勇気になってね。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)生き方が変わってくるんですよね。「あー歳とった私なんか、もうあかんか」と思っていたら、そのままいっちゃうし。でも一回現実を見て、コンプレックスを服と一緒に脱いでしまって、裸ん坊の自分をグッと抱きしめて愛するということをしたところから、人生が豊かになっていくというか、生きやすくなっていくというか、味わえるというか。

 

  

 

(まり)美しいですね。

 

(しのぶ)そんな気持ちで撮影をしています。

 

(まり)最初、乳がんの方を撮影して、そこからこみ上げるものがあって。その時にいろんな女性のヌードを撮っていこうと思ったんですか?

 

(しのぶ)そこから結構経っているんですよ。まだ私、ウェディングが絶好調やったんでね。ウェディングの撮影を天職やと思っていたんで。でも寄る年波には勝てないから、いつかは引退するんやろうなと思ってたけど、その時はまだヌードを撮っていこうとは意識してなかったんです。引退するとなった時に、ちょうど恵まれているのか、流れが上手いこと切り替わっていくんですよ。痛い事件が必ずあって、それで切り替わっていくんです。

 

(まり)へぇー!

 

(しのぶ)心が折れたときに、ふと蘇るのは何かのきっかけがあって。

 

(まり)心が折れたときに、何か出会いとかがあるんですか。

 

(しのぶ)例えばですけど、結婚式の写真って、全国に出張してたんですね。お呼びがかかっていたというか。それでたまたま東京に行ったときにね、本当に酷い会場にあたったんですよ。そこのスタッフ、ほんまに驚くほどの質の悪さで。私、すごく新郎新婦さんを大事にしているんですけど、そこのスタッフはお嫁さんの服を踏むわ、足でペペッてドレスをはたくわ、あげく果てに私にすごく意地悪してくるんですよ。意地悪されたら時間が止まったり、効率下がったりするじゃないですか。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)ああいうのって共同作業やのに、すごい意地悪されて、この世界もうあかんなと思って。そこからきれいサッパリ思い切って辞めようと思って。生活の軸にもなっていたので勇気はいったんですけど。辞めると決めたときに、それに並行して「裸の力プロジェクト」というのをやっていたんですね。「コンプレックスと服を脱いだら女の人は、もっと綺麗になる」というのをイベント的にやったんですけど、そこで喜びの声だったりとか、来られたときと帰るときに顔がまったく変わったりですね。これってやっぱりすごいことやなと思って。それで起業して法人化したんです。自分も熟していることもあり、今までは新郎新婦さんやったけど、これからは女性と向き合って、しかも若い子ではなく、熟していく女性と向き合うのが、たぶん私の使命やわと思って、それがヌード撮影の始まりだったです。

 

(まり)その女性たちは、心の解放が目的にあったりするんですか?

 

(しのぶ)そうですね。表面的な造形を写すことって、あんまり重要視してなくて。撮っていることに、心が開いてくるんですよね。だから解放というか、解き放つという表現をするんですけど。今までがんじがらめになっていたものをパン!と解き放つことができるセッションのような撮影です。

 

 

 

(まり)最初、女性が服を脱いでカメラの前に立つって、すごいドキドキしたり、勇気がいったりしますよね。

 

(しのぶ)本当にそうだと思うんです。やっぱり脱ぐというのは勇気がいると思います。なので絶対的な心の距離感は、最初につめておいてというところからスタートします。

 

(まり)撮影の時間はどれくらいかけるんですか?

 

(しのぶ)ヘアメイクを入れて3時間から3時間半くらいですね。人によって途中で止まってしまう人もいるんですよ。感極まって涙する方もたくさんいるんですけど。その人のペースによって、ストーンと服と一緒に開けてしまう人もいれば、なかなか緊張がとれない方もいらっしゃるので、その方に合わせてやっていく感じです。

 

(まり)3時間、3時間半、ひとりの人と向き合い続けるわけでしょ?

 

(しのぶ)そうですね。でも、あっという間ですよ。ヘアメイクに1時間から1時間半かかるので、その間もお話しながら。

 

(まり)本当にセッションですね。

 

(しのぶ)そうですね。本当にそうだと思います。

 

(まり)すごい興味深いです。

 

(しのぶ)アハハハ!真理さんもぜひ。

 

(まり)体験してみたいですね。

 

 

 

(しのぶ)言葉にするにはちょっと難しいんですけど。私、望遠レンズというのを使うんですけどね。それを使ってカメラで見ると、本当にアップで見ることができるんですよ。するとね、明らかに心の動きが目の奥に現れてくるというか。開いていくのが私には分かるんで、すごい嬉しいというか。

 

(まり)最初、画面を通して、しのぶさんを見た瞬間に、すごい妖艶な女性性が開いているというか。なんて表現すればいいんだろう。すごく女性の魅力を感じるんですけど。

 

(しのぶ)ありがとうございます。ライトが当たっているから(笑)

 

(まり)アハハハ! なんて言えばいいのかな……女性の妖艶さとか、エロティックな感じをしのぶさんから感じるんですけど。それはどうしてですか?

 

(しのぶ)嬉しい!普段はあぐらかいたり、おっさん的なんですよ(笑)

 

(まり)えー!すごく美しいです。

 

(しのぶ)ありがとうございます。Zoomのフィルターのおかげです(笑)

 

(まり)しのぶさんから見て、女性の美しさってなんでしょう?

 

(しのぶ)自分をしっかり持っている人って、なにをやっても綺麗なんですよ。

 

(まり)ほぉー!それって見た目じゃなくてってことですか?

 

(しのぶ)見た目が綺麗な人って、本当にたくさんいるんですけど。

 

(まり)そこじゃないんですね。

 

(しのぶ)そこじゃないですね。私、熟女が大好きで、熟女の変態って呼ばれているんですけど。

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)ほんまに熟女って可愛いし、熟しながら、すごく悩んでるんですよね。そこがまた可愛いんですよね。

 

 

 

(まり)こういうお話を聴くと、すごい希望ですね。

 

(しのぶ)本当そうなんですよ。アラカンのね、60歳になろうとしている方でヌード撮影に来られる方は、みんな可愛い。天真爛漫ですごく可愛いんですよ。

 

(まり)へぇー。

 

(しのぶ)私もこんな風になりたいって思いますし、こんな人が増えたらいいなと思っています。

 

(まり)たくさんの女性を見てきたんですもんね。ウェディングからヌードから。

 

(しのぶ)ウェディングも入れたら、たぶん15000人くらい撮ってます。

 

(まり)それこそしのぶさんの前で裸になるわけですから、全部持っているものがバレしまいますよね。心のなかとか考え方とか生き方とか、見えてしまうんですよね。

 

(しのぶ)そうですね。委ねられて、わたしも委ねて、委ねあいなんですよね。だから一方的に依存するわけではなくて、キャッチボールができていくときに、ちょっとした、ほんとにわずかな時間なんですけど、その人のいろんなものが見えるじゃないですか。撮影しているとき「こち亀」って見たことあります?

 

(まり)はい。

 

(しのぶ)本田っていう、白バイの人が出てくるんですけど。普段「僕なんて」って言っているんですけど、バイクに乗った瞬間に「オラオラ」ってなるんですよね。私「こち亀の本田」って呼ばれてるんです(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)カメラ持ったら、ちょっと人が変わるみたいな。

 

(まり)へぇー(笑)

 

(しのぶ)カメラを持っている時だけは、どっかと繋がっていると思うんですけど。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)ちょっとその人の深いところにアクセスするというか。そんな感じやと思います。

 

 

 

(まり)面白ーい!興味深いです。しのぶさんはご自宅にスタジオがあるんですか?

 

(しのぶ)そうなんですよ。今、自宅とスタジオが一緒になっていて、2014年からスタジオしてまして「しのぶれど」という会社を作ってます。

 

(まり)素敵!

 

(しのぶ)しのぶれどってね、和歌のなかで「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」という恋の歌があるんですよね。隠していたのに「私、あの人のこと好きってバレバレやん」という、心にある秘めた思いが溢れてしまったというようなニュアンスの歌なんですけど。ちょうど熟女がね、心に秘めている思いを写心を通して解き放つということで「しのぶれど」。わたしの「しのぶ」とかけてという感じでつけてもらったんですね。

 

(まり)名前よりも和歌が先なんですか?

 

(しのぶ)会社の名前を考える時に専門の人に頼んだんです。一緒にコンセプトを考えてもらって、字画とかもね。でも、考えても、考えても、全然出てこなかったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)考えて考えて3日目くらいに先生が「ハッ!しのぶれど!」みたいな感じで(笑)

 

(まり)素敵!

 

(しのぶ)私は最初、聞いたときに「しのぶれど?会社名にしのぶれど?」って感じだったんですけど。ほんまにピッタリで。

 

(まり)すごく素敵。

 

(しのぶ)ありがとうございます。最初は「しのぶれど?」って思ったんですけど、まさに「しのぶれどや」と思って。それからコンセプトと会社名が合致して、ヌード撮影に本腰を入れて。

 

(まり)ヌード撮影をする時に、しのぶさんが大事にしていることとか、こだわっていることってありますか?

 

 

 

(しのぶ)一番大事にしているのは、本当に簡単なことなんですけど。名前を呼ぶことですね。

 

(まり)名前?

 

(しのぶ)その人の名前を呼ぶ。これはウェディングをやっている時からそうなんですけど。新郎さん、新婦さん、花嫁さんと呼ばれても、みんなピンとこないけど、必ず下の名前で呼ぶってことを私はすごく大事にしていて。私もカメラマンさんって呼ばれてもなんかイヤやけど、しのぶさんとか、中田さんって呼ばれると、心の距離がなくなるじゃないですか。

 

(まり)そうですね。

 

(しのぶ)撮影する時は、何度も名前を呼びながらです。

 

(まり)名前、そうですね。大事ですね。

 

(しのぶ)あともうひとつは、いらんことを考えないということですね。その時、生まれる空気感で、その人との一対一の時間を私も楽しみながら過ごすということが、大事かなと思っています。

 

(まり)そのお仕事をされていての喜びや感動って、どんなところにあるんですか?

 

(しのぶ)ヌードの「しのぶれど」になってから、喜びっていうのは、来られた方が必ず喜んでくれるというか。お仕事で「ありがとう」を言われることって最高じゃないですか。

 

(まり)そうですね。

 

(しのぶ)本当に自分を見つめ直す時間って、すごい大事やと思うんですけど。そこを一緒に過ごさせてもらってるという喜びは、とても大きいですよね。投げかけて、その人が消化していくのではなくて、一緒に向き合いながら、開いていく瞬間を残していって、それをまた後で見ることができて…というのが、すごい嬉しいなと。

 

(まり)3時間の変化を見ていくことの喜び。

 

(しのぶ)そして、その後も必ず生き方が変わっていきはるんで。

 

(まり)すごーい!

 

(しのぶ)やらなかったことが出来るようになったとか、自分に自信が少し出ることって、本当に一歩の踏み出し方も変わってくるじゃないですか。それによって見える世界が違ってくるというか。そんな感じの体験をされているということをお聞きすることが、喜びでもあるんです。

 

(まり)いいなー。

 

(しのぶ)ほんまに嬉しいんですよね。

 

(まり)一生やっていこうと思っていますか?

 

 

 

(しのぶ)目が見える限りは(笑) 私ね熟女のみなさんと過ごすじゃないですか。

 

(まり)はい。

 

(しのぶ)一番良かったなと思うのは、私自身が熟していることだと思うんですよ。例えばわたしが25歳の若造だとしたら、絶対、熟女のみなさんは心なんて委ねてくれへん。

 

(まり)あーーーですね!

 

(しのぶ)同じように経験をして、女性として自分と向き合って熟しているというのが、大きいかなと思います。

 

(まり)たしかにそうですね。25歳の女性に「綺麗ですね」と言われても「あなたの方が断然、綺麗ですけど」って、コンプレックスが余計刺激されてしまう(笑)

 

(しのぶ)そうそう。あるんですよね。言葉尻をつかんでしまうというか。私、実感派なんですよ。実感しないと。良いといわれる化粧品も、必ず自分で実感しないと勧めないタイプで。実感が大事です。

 

(まり)しのぶさんの人生のターニングポイントってどこですか?

 

(しのぶ)色々ありますが、まずカメラマンだったところから、写心家になったところ。カメラマンとフォトグラファーって一般的に呼ぶんですけど。心を写す写心家とフォトグラファーでは、ちょっと意味合いが違うんですよね。それを切り替えたときが、ひとつのターニングポイントやし。あとやっぱり大きいのは離婚して「しのぶれど」を立ち上げたところからが、自分の足で進んで生き出したところなのかなと。

 

(まり)自分の足で歩き出したという言葉が、心にきたんですけど。それまでとそのあとって、やっぱり違うんですか?

 

(しのぶ)結婚しているとおうちもあるし、私は完璧に養ってもらっていたわけではないんですけど、家賃の心配とかしなくていいじゃないですか。自分でアトリエを持ち、自分でいろんなことを決めて進んでいくっていうのはやっぱり怖いときもあるんですよね。

 

(まり)怖いですよね。

 

(しのぶ)すごく困るときもある。自分で自分に課して、決めてそうしようという風に道をつけたというのは、良かったなと思いますね。自分で全部責任がとれるし、いろんな意味で必要やったんやろうなと。ほんまに山あり谷ありなんですけどね。

 

(まり)決断するのに怖いときや不安になったときって、どうしてるんですか?

 

(しのぶ)わたし、本当に恵まれているというか、人に恵まれていて、必ずええ方向に進むんです。自分がどんだけ悩んでても、気づけば誰かが何かを助けてくれていたりとか、痛めつけてくれたりとか。

 

(まり)アハハハ!

 

(しのぶ)ほんまにね、痛めつけられると進まざるを得ないというか。

 

(まり)ということは、結局なにがあっても良いほうへいく。

 

(しのぶ)ほんまに不思議なぐらい、なんであの時、あんなに進まなかったんやろう、なんであんなことが起こったんやろうって、やっぱり思い出したりすることがよくあるんですけど。あれがなかったら今はないし、結局ええ感じになっているんで(笑)

 

(まり)素敵ー!

 

(しのぶ)心もバッキバキに折れたりすることも、本当にたくさんあったんですけど。結局、今のためにそれはあったんやと思うと、よかったーと思って(笑)

 

(まり)結局なにがあっても素敵な方に進んでいくっていうのが、最高ですね。

 

(しのぶ)あの時より悪くなっているって感じることがないから、結局は良くなっているんでしょうね。歳をとっていくけど、あの時よりもいろんな意味で味わい深いというか。そんな風に感じられるのも幸せなことやなと思います。

 

(まり)本当にそうですね。しのぶさんは、基本的に女性のヌードを撮っているんですよね?

 

(しのぶ)人物で、プロフィールとヌードが二本の軸となってます。

 

(まり)プロフィール写真は、どんな風にお渡しになるんですか?

 

(しのぶ)プロフィールはダウンロードです。ヌードはUSBに入れてオリジナルのケースに入れてお送りします。

 

(まり)何枚もあるんですよね?

 

(しのぶ)ヌードはね、ものすごく撮りますね。800枚から1000枚ぐらい撮ったなかから選んで100枚くらいにする感じです。

 

(まり)すごい!そんなにたくさん撮るんですね。

 

(しのぶ)動きを連写で撮っていくんで、そのくらいになるんですね。ポージングで800枚ではなくて、ポージングの移り変わりも入れて800枚くらい。目の開き方が違うだけで全然変わってくるんで。

 

(まり)お話を聴いていてドキドキするんですけど。裸になった女性たちは、それまでコンプレックスに感じているものが解き放たれて、楽になるわけですよね。これって年齢関係なく、いくつになってもってことですよね?

 

(しのぶ)本当に関係なくて。とても心に残っている話があるんですが、アメリカから撮影に来てくださった方がいらして。日本人の旦那さんととても素敵なアメリカ国籍の日本人女性で、旦那さんの浮気の裏切りで身も心もボロボロになっていた時期にそのときに私が個展をやっていたのをYahoo!ニュースで見てくれて、撮影に来てくれはったんです。心労でガリガリに痩せてしまってこのままだったら死んでしまうかもしれないと。でもやっぱり自分が女性としての尊厳を取り戻したいという思いが強く・・・撮影することによって「まだまだいける!次も恋ができる!」って、気持ちがすごく前向きになって元気に生きていけるとおっしゃってました。で、旦那さんに請求した慰謝料が6億円だったそうで (笑)

 

(まり)すごい‼︎

 

(しのぶ)アメリカだから、ほんまに凄いんですよ。

 

(まり)じゃあ、離婚もいいじゃないかっていう気分になりますね(笑)

 

 

 

(しのぶ)でもね、今、旦那さんの仕事が傾いているからね、まだ支払ってもらえていないけど。一緒に不動産の仕事をしていたから、今、突き離したら信じて投資してくれた人に迷惑がかかるからって、旦那さんを支えてはるんですよ。すごいでしょう。ものすごい大きな器です。自分を楽しみながら生きている人でも、やはり女性はデリケートです。そんな悩みがあって、その時に出会うことができるというのもすごく嬉しいし、運命を感じました。

 

(まり)すごいですね‼︎ しのぶさんが、これからチャレンジしてみたいことって何かありますか?

 

(しのぶ)3年越しになってるんですけど写心集を出すんですね。

 

(まり)わー!

 

(しのぶ)それは一般の女性のアートで作っているのでそれを出すことと。あとは、これはチャレンジというのかどうか分からないんですけど、みんな自己啓発をするでしょう?いろんなセミナーに行って、自分を好きになりましょうみたいな。生まれ変わりたいとか、もっと良くなりたいという時に、ヌード撮影があるということを世間一般的な常識にしたいというか(笑)

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)女性が次に進みたくなったらまず脱ぐ。「しのぶれどで脱ぐ」みたいな感じの常識的に認知されたらいいなと。

 

(まり)殻を破るのに一番いいですもんね。

 

(しのぶ)そうなんですよね。

 

(まり)一歩踏み出せない女性とか、勇気が必要なときに諦めていく女性って、たくさんいると思うんですよね。そういった女性にしのぶさんは、何て言いたいですか?

 

(しのぶ)大丈夫!って言いたいです。例えば私やったら、私を一番応援しているのは私やということが分かるとすごく心強い。一生応援してくれるのは私自身。あなたを応援してくれるのは、あなた自身です。みたいなニュアンスのことを伝えられたいいなと思います。

 

(まり)「大丈夫」って言われた時、なんか泣きそうでした。私が言われたような気がして泣きそうでした。大丈夫って、すごい言葉ですね。

 

(しのぶ)本当に本当に。どんな時も安心できるいい言葉です。

 

(まり)今しのぶさんがされていることと、しのぶさんの元々の質って何か関係あると思いますか?

 

(しのぶ)考えたことないけど、絶対あると思いますね。なんでそんな言い切るんやろうか。絶対あると思います。

 

(まり)ですよね。絶対なにかありますよね。

 

(しのぶ)「しのぶれど」という名前が付いた時から、こういうストーリーが始まっていて、私がしのぶだから「しのぶれど」になったこともあるんですけど、私しかできへんことやと思うんです。今、熟女世代の写真家っていないんで、ヌード撮影をしている人はたくさんいるんですけど、でもここまで謳ってる人は見たことないんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(しのぶ)結果的に私は内観をすごく大事にしているから、それと天職である写真が一緒になっているんで、やっぱり関係あるんでしょうね。

 

(まり)お話を聴いていても、表面のことには興味がない感じがすごくしますもん。

 

(しのぶ)そうなんですよね。ブランドものとかも全然興味がなくて。

 

(まり)本質に惹かれるんでしょうね。とても興味深いです。

 

(しのぶ)いつでもお待ちしております。

 

(まり)しのぶさんを紹介してくださった悦子さん(ひとり前のゲストさん)が、しのぶさんが撮るバラの写真は、他の人と全然違って、なぜかエロくなるとおっしゃっていました。

 

(しのぶ)私、ものを撮るのは下手くそやと自分では思っているんですけど、でもね、作り手さんが見えると撮れちゃうんですよ。

 

(まり)もぉー!素敵‼︎ ほんとに天職ですね。

 

(しのぶ)普通に撮ったら、もの撮りって、むちゃくちゃ下手なんですけど。玖島ローズのジャムを見たときに「なんや、このエロいジャムは」と思って、撮らずにはおられへんなって。悦子さんとは出会う運命になっていたんでしょうね。あんなに変態な人おらへんと思って。バラの変態、すっごい変態やな、この人と思って。むっちゃ突き抜けてるわー!かっこいいわー!と思って。

 

(まり)私も思いました。

 

(しのぶ)今度、沖縄の海にヌード撮影で行くんですよ。

 

 

 

(まり)海で?それって許可とかは?

 

(しのぶ)泊まるホテルの下がプライベートビーチになっていて人が通らないところで。以前経験された方は裸で海に抱かれる感覚がするておっしゃった方がいました。


 

(まり)うんうん、いいなー(笑)


 

(しのぶ)ヌード撮影で、うちが取り入れてやる時もオーガンジーの布を持って動いてもらうんですけどね。それを外す時に「これだけは外さへんで!」と言う人がいてはってね。ずっと布を持っているんですよ。それを「エイッ!」って引っ張ったら「なんで私、こんな小さなことに執着しとったんやろ」って言わはって。今まで、これはと思っていた一枚の薄い布を手放した瞬間に「あっ、もう怖いもんはない」って。

 

(まり)それを思うと、すごいお仕事だと思います。素晴らしいお仕事だと思います。

 

(しのぶ)私も嬉しいです。

 

(まり)私たちって、裸で生まれてきたのに、その裸に一番コンプレックスというか恥ずかしさを抱くようになってしまうわけじゃないですか。それがまた赤ちゃんの頃に戻れるような体験って、美しいなって思います。

 

(しのぶ)原点に戻ることってね、ほんま大事やと思います。

 

(まり)すごいお役目ですね。

 

(しのぶ)ありがとうございます。

 

(まり)素敵なお話がいっぱいでした。ありがとうございます。次にご紹介していただく方のお名前と、どんな風にユニークな方なのかを教えてください。

 

(しのぶ)塩見ゆりさんです。ほんまに生粋のスピリチュアル系なんです。風水の鑑定を「仕事?趣味?」くらい、楽しんでおられて風水の変態と呼んでいます。とにかく鑑定が細かくて早いんですよ。「私の人生の節目に、ゆり様あり」な感じで、いろんなところでアドバイスをくださったり、私の母に対してもすごく愛を注いでくれるんですよ。ご本人は芦屋のマダムで。ひょうひょうとしてはる天然さんです。常に新しいことを勉強してはる。常に前に進み続けている人なんですよね。なんでもチャレンジしはる、ほんまに好奇心旺盛な綺麗な方です。

 

(まり)楽しみです。どうもありがとうございました。



 

次回は、兵庫県在住の塩見ゆりさんです。

 

中田しのぶさん、どうもありがとうございました。


 

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第21回目のゲストは、玖島悦子さん‼︎

 

山下郁子さんからのご紹介です。

 

 

 

(まり)お名前と今どんなことをされているかを教えてください。

 

(えつこ)玖島悦子です。食べるバラの専門店「玖島ローズ」の代表をしております。

 

(まり)食べるバラって、興味津々なんですけど。お店を始めた経緯から聞かせてもらえますか?

 

(えつこ)2008年のことなんですけれども。わたしの母がですね、当時わたしは38歳で。わたしの誕生日に38本の花を持ってきてくれたことが、ことの発端だったんですけど。

 

(まり)素敵!

 

(えつこ)とてもエネルギーを感じるお花で。花束ってもらったことは何回もあっても、記憶に残る花束ってなかなかないと思うんですね。でも、それはとても記憶に残る花で。母がですね、その花を作った農家さんに会いに行ってみないかと言ってきたのが2008年のことです。

 

(まり)へぇー。

 

(えつこ)そこの農家さんを訪ねたときに「すごくエネルギーを感じたお花だったんです」ってお話したら「うちは農薬を使ってないからね」っていうことをおっしゃったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)それまで食べるものや野菜には気をつけたりしていたんですけど、お花に農薬を使っているということを考えたことなくて。「お花って、農薬使ってるんですか?」とお尋ねしたら、野菜と違って、お花って口に入れるものではないので、国の基準もあんまり厳しくなくて、通常は野菜の倍くらいの農薬を使って栽培しているのが、お花の栽培の実情なんだよということを教えていただいたんですね。

 

(まり)はい。

 

(えつこ)お花というのは、切られても呼吸をしているので、花束をもらって香りを嗅ぐと、農薬を吸い込んでいることと同じなんだよって言われたんです。衝撃ですよね。

 

(まり)衝撃です。

 

(えつこ)野菜の倍くらいの農薬を使って栽培する花の農地ではですね、土のなかに微生物がなくなってしまうので、化学肥料を入れないとお花が育たない。

 

(まり)そうですよね。

 

(えつこ)そうなると、そのハウスや路地には虫も来ないけど、タニシも来なければカエルも来ない、微生物も住まない。そこに雨が降ってその水が川に流れていったら、水質汚染ということになっていくということを聞いたときに、光の柱が立ったような感覚がありまして「これはわたしが世の中の人に教えなくては」と錯覚をしちゃったんですよ(笑)

 

(まり)すごーい!鳥肌。

 

(えつこ)とんでもない錯覚を(笑)

 

(まり)元々、関心があったんですか?

 

(えつこ)イヤ、全然です。

 

(まり)環境問題とか。

 

(えつこ)全然です。

 

(まり)アハハハ!面白い。

 

(えつこ)ただ当時、娘が小学校の2年か3年生くらいで、子供の口に入れるものは気をつけて育ててきたので、野菜もなるべく農薬を使っていないものを選んだりとかはあったんです。そんなにゴリゴリのオーガニックやマクロビではなかったですが。

 

(まり)へぇー。

 

(えつこ)やっぱり生産者さんの志が素晴らしいと思って。無農薬で栽培されたお花を応援したいと思ったら、やっぱり買うのが一番じゃないですか。

 

(まり)そうですね。

 

 

 

(えつこ)で、「お花を買わせてください」ということをお約束したんですね。毎週100輪、買わせてくださいって。

 

(まり)すごい!すごいですよねー(笑) 毎週100輪!

 

(えつこ)そのとき、わたしは美容関係の営業のお仕事をしていて、当時38歳でシングルマザーだったんですけど、そんなにお金には困ってなかったんですよ。良いお客様にも恵まれて。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)やっぱり社会に良いことしたいなという思いもあったので「お花を買わせてください。毎週100輪買います」と言って、毎週木曜日にお花を届けていただくようになったんです。

 

(まり)はい。

 

(えつこ)何回かは100輪ぐらいだったと記憶しているんですけど、あるときですね、家に帰ると、当時住んでいたマンションのオートロックのエントランスの前に、バケツがワーッて、いっぱいあって、置いてあった納品書を見ると600輪って書いてあるんですよね。

 

(まり)ホーーーー⁉︎

 

(えつこ)私もオーーー⁉︎と思ったのですが。

いいことしようと思って「買います」と言った手前「こんなにいりません」って断れなかったんですよ。

 

(まり)いい人!

 

(えつこ)いい格好しいなだけなんですよ。で、その次の週も、その次の週も600輪届きましたからね(笑)

 

(まり)エーーーー‼︎ すごい!

 

(えつこ)プレゼントじゃないんですよ。ちゃんと600輪いくらって納品書に書いてあるんですよ。ちゃんとお支払いしなくちゃいけないもので。部屋中がバラだらけになったんです。

 

(まり)そうですよね!

 

(えつこ)わたし、お花屋さんでもないし。

それでも断れなくって。困ったなー、今週また来ちゃうよなと思って。お金払っているものだから捨てられないし。

 

(まり)そうですよー。

 

(えつこ)その時点で部屋中がバラだらけなので、娘の部屋を花の部屋にして、娘はわたしの部屋で一緒に寝かせるようにして。

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)普通、お花って、花瓶の水が1日でドロドロになっちゃいますよね。でも、そのバラは化学肥料で育てていないのでああいうことがないんですよ。

 

(まり)へぇー!

 

(えつこ)余計なものを吸ってないので、出すものも綺麗。水もいつまでも透明なんですよ。

 

(まり)ヌルヌルにならないんですか?

 

(えつこ)ならないです。野菜でも化学肥料を使ってると、ドロドロになるじゃないですか?

 

(まり)なりますね。

 

(えつこ)あれを使ってないと枯れていくんですよ。萎むようにね。だからお花が腐らないんですよ。

 

(まり)そうなんですね。

 

(えつこ)でも、香りは素晴らしかったんです。

花を子どもに例えるとしたら、熱が出たら、お母さんが病院に連れていって、注射してもらって、お薬もらってってしてたのがね「はい、今日から、あなたは自分の免疫力だけで治してください」って、言われるのと同じことなわけですよ。農薬使わないというのは。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)それでちょっと切なくなってしまったのと、精一杯、香りを放っているお花がやっぱり愛おしくて、捨てたくないし、なんとかできないかなと思ったときにふと、「食べられるかな?」って。

 

(まり)ほぉーーー(笑)

 

(えつこ)無農薬だし、食べられるんじゃない?と。

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)もったいないから、とりあえず花だけ取って、刻んで、ケーキを焼いてみたりとか、クッキー焼いたりとか。なんせ部屋中バラだらけだったんで、全部首チョンパにしてシロップ作ったり、ジャム作ったり、お酒につけて梅酒みたいにしたり。

 

 

 

(まり)へぇー!

 

(えつこ)そんな風にして1800輪の花の命をとどめたというのかな。加工して、命を繋いだという感じなんですけど、そんな風にしたのが2009年の3月のことなんですね。それでもお花はずっと続いていたんです。

 

(まり)ずっと600輪が届いていたんですか?

 

(えつこ)もう、そのあたりはあまり覚えていないですね。でもまあいつもお花に追いかけられている感じでした(笑)

 

(まり)アハハハ!それでもずっと断らなかったんですか?

 

(えつこ)うん、断れなかったんですよね。バラにのめり込んじゃって。土づくりとか環境のこととか、お花を通じた社会に対する提言みたいな活動そのものに入れ込んでいて。生産者さんのこともすごく好きで応援したかったので、結局、自分の本業が手につかなくなってしまって。もちろん今はちゃんと断れますよ!(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)本業を辞めよう!と思ってしまったんですね。こんなことをやっていては、いつまでたってもバラの道ができないわと思って。

 

(まり)すごい!

 

(えつこ)で、辞めちゃったんですよ(笑)

 

(まり)収入源がなくなるってことでしょ?

 

(えつこ)よくやりましたよね(笑) あんまり考えてなかったんですよ。

 

(まり)すごいなー。

 

(えつこ)ちょっとは貯金があったので、なんとかなるだろうと思っていたんですけど、花がそんなペースで届くので、あっという間に貯金も尽きてしまって。それでも生産者さんへの支払いは遅れたくないっていうのがあって、いっときはね電気が止まったりとか(笑)

 

(まり)えーーーー⁉︎

 

(えつこ)携帯なんかはしょっちゅう止まってましたし。娘がね、この前も笑い話で言うんです。「お母さん、わたし、いっつも先生から給食費持ってこいって言われてて、お母さんはいつも『忘れたって言って』」って(笑)

 

(まり)アハハハ!面白い。

 

(えつこ)そんな感じでやりながら、焼いたケーキを友達に配ってたんですね。当然一言、二言、三言「このお花はね、農薬かけずに栽培したすごいお花でね。こういう生産者さんがいることを世の中に知ってもらおうと、応援したいんだ」ってことを言いながらですね。そしたら友人のひとりが「えっちゃんがそんなに真剣に応援してるんだったら、ケーキを買ったげるわ」と。お友達にお中元か何かで持っていくから、また焼いてよって言われたんです。わたしも素人ながらに、自分で焼いたものを友達にあげるのはよくても、お使いものにしてもらうには、きちんと保健所に許可取ったものじゃないといけないというくらいの知識はあったので、じゃあ、ちょっとケーキ屋さんに聞いてみようと、近所のケーキ屋さんに飛びこんだんです。

 

(まり)すごい。

 

(えつこ)香りのいい無農薬のバラと、わたしが作った素朴なパウンドケーキを持って「すみません、このバラでこういうケーキを作ってほしんですけど」と言ったのが、商品化のはじまりというか。

 

(まり)すごーい!

 

(えつこ)この話を引き受けてくださったパティシエさんもすごい方です。今でこそ、こんなことをやる人をあっちこっちで見るようになりましたけど、2009年の7月だったので「なんか、よー分からんな」って言いながら「でも一回やってみるわ」って、知り合いでもないのにですよ。

 

(まり)アハハハ!すごいわー。

 

(えつこ)試作に対して、いくらかかりますとかもまったくなく、そんなにいいものだったら、ちょっと手伝ってあげるわっていう感じで、やってくださったのが「モンパル・山科さん」今もジャムをずっと作っていただいています。

 

(まり)へぇー。

 

 

 

(えつこ)そんな風に商品化が始まったんですが、次はそれを流通させていかないと。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)どうしましょうってなったときにCOP10(生物多様性締約国会議)という国際会議のイベントに出展する機会をいただきまして。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)持続可能な無農薬の花栽培の商品化、流通の取り組みということで発表したんですけど。思いのほか売れちゃったんですよ。

 

(まり)へぇー。

 

(えつこ)自分では「これ、美味しいな」と思ってたんですけど「本当にこんなもの買う人おるんや」って(笑)そこで食べる専門でいこうと決めたのが、その2010年です。

 

(まり)最初のとっかかりがそれですもんね。「食べてみよう」からですもんね。

 

(えつこ)はい。

 

(まり)面白い!2010年。

 

(えつこ)そんなときに知人から百貨店を紹介してあげるわって言われて、名鉄百貨店という地元の百貨店の社長さんに会わせていただくことができて。

 

(まり)すごーい!

 

(えつこ)こんなペースでワーッと「お花って、ものすごい農薬使っているんですよ!ご存知ですか?」みたいな感じで社長室でプレゼンして。帰りがけに社長さんが「よく分からないけど、君が扱っているのは食品なの?」とおっしゃるので「食品です」と答えたら「じゃあ、バイヤーに言っとくね」と言っていただいて。そこから20分後くらいにバイヤーさんからお電話があり、今じゃありえないんですけど、そこからすぐ2ヶ月後くらいに出店が決まって、出るようになったんですね。

今じゃありえないラッキーです(笑)

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)百貨店は、いま思うとビギナーズラックだったんですけど、これまた思いのほか売れたんですよ。「そうか、じゃあ百貨店にしよう」と、そこから東京、大阪に行って飛び込みで営業して。

 

(まり)それ、おひとりでされていたんですか?

 

(えつこ)はい。

 

(まり)すごーい。

 

(えつこ)ほんと、その頃は、電気止まるか止まらないかの感じだったので、23:50頃に名古屋を発って、朝5時に新宿に着く深夜バスに乗って、新宿駅のマクドナルドで時間まちながらお化粧直して、朝一から片っぱしに東京の百貨店まわってました。

 

(まり)完全に飛び込みなんですか?

 

(えつこ)全部、飛び込みなんですよ(笑)

 

(まり)すごいー!

 

(えつこ)今、考えるとそんなの会ってくれるわけないじゃんって感じなんですけど、でも電話して断られたら行けなくなっちゃうので、行くしかないわと思って。「こんにちは~!催事の担当の方いらっしゃいますか?」って。「アポありますか?」と聞かれたら「いや、ないですけど、名古屋から来ているんですよ、わたし」って、ゴリゴリ押してって感じで。

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)そんななかで、日本橋の高島屋さんがまさか「うちでやってみる?」と言ってくださって、東京はそこから始まったんです。


 

 

 

(まり)面白いなー悦子さんの生き方。

 

(えつこ)変でしょー。

 

(まり)面白すぎる。

 

(えつこ)これまで美容のただの営業で価格の決まったものを販売してただけだったので、経営とか、値付けをするとか、POPを作ったりなどの販促とか、在庫管理とか何にもやったことないですし。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)得意なのは営業だけだったので、内部はひっちゃかめっちゃかで、途中、売り上げ持ち逃げされちゃったりとか。

 

(まり)えーーーー⁉︎

 

(えつこ)騙されたりとか、いろんなことがありました。いまじゃネタですけど(笑)

 

(まり)ほぉーーー。

 

 

 

(えつこ)百貨店で試食販売する人をマネキンさんというんですが、プロの方に頼むとすごく高いので、最初のうちは全部自分で販売してたんですよ。

 

(まり)へぇー!

 

(えつこ)そうするとお客さまとリアルに話をするじゃないですか。なかに熱狂的なお客様が出てくるようになってきて。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)「玖島さん、ほんとにありがとう。わたしこの商品のおかげで毎日が楽しくなったの」とか「すごく楽になったの」とか「寝起きがよくなったの」とか。のちに調べてみるとバラ自体の薬効効果がすごくあったんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)ネットでいろいろ出てきますけど、女性ホルモンのバランスを整えるとか、赤バラはポリフェノールが多いので、アンチエイジングとか免疫力をあげたりとか。アロマの世界だとストレス緩和とか、自律神経を整えたりするのにバラがすごく効果を発揮するというようなことがあって「これのことか」と。

 

(まり)あとから分かったんですね(笑)

 

(えつこ)アハハハ!「よかった!いいものに出会えて」って!

元々こちらの都合で作った商品でしたから(笑)シロップやジャムというのも、これだったらバラをたくさん使えるだろうという、相手のニーズはまったく関係なくやってきていたので、これで喜んでもらえるなんて、ほんとラッキーだという感じで(笑)

 

(まり)面白いですねー。

 

 

 

(えつこ)日中は自分が立って販売するでしょ。夜、帰って内職とか事務仕事するんですよね。だいたい1日の睡眠3時間くらいかな。そんなとき、人に騙されたりだとか、ちょっとショックな出来事が色々あって人間不信になったり。お金がないということもあって。朝、起きても楽しくないというのが続いてきたんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)微熱もあるしね。ほんとに発作的に「今日は帰ったら死のう」とかね。

 

(まり)えーーーー。

 

(えつこ)そんな風に思ったりしたことがあって、2回くらい発作的に「もうムリ。今日はもう死のう。帰ったら死のう」って。子供がいるんですよ、わたし。まったく考えてないんですよ。今、思うと結局そういう状態のときって自分のことしか考えてないんだなということなんですが、とりあえず病院だけ行ってみようかなと思って。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)近所のクリニックに行ったら「心療内科を紹介します」って言われて。「先生、これって鬱なんですか?」と聞いたら「一般的にはそうですね」っておっしゃるので、「あ、じゃあ、わたし、どうやったら治るか知っているので大丈夫です」って(笑)

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)現場でお客様に教えていただいていたので「やっぱりこういうときこそ、バラを食べるべきじゃない?」と思って、当時はバラのシロップとジャムくらいしか商品なかったけど、そればっかり毎日食べて、3日目くらいからもうこんな(いまみたいな)感じです(笑)

 

(まり)すごーい!それすごい!

 

(えつこ)あれからいろいろありましたし、いまなんてコロナもありますからね。間違いなくあの当時よりも厳しい局面に立たされたりも結構ありますが、メンタルまでもっていかれることはもうないんですよ。

 

(まり)へぇーそうなんですね。

 

(えつこ)これ、バラなんですよね。

 

(まり)バラすごい!バラすごいですね!今も当時の生産者さんなんですか?

 

 

 

(えつこ)いえ、今は宮崎県の。

 

(まり)えっ⁉︎宮崎なんですか?

 

(えつこ)宮崎。

 

(まり)わたし、宮崎です。

 

(えつこ)あーーー‼︎ 本当?

 

(まり)えっ?えっ?宮崎?

 

(えつこ)宮崎のイオンの近くの「仁田脇バラ園さん」

 

(まり)わーーー!わたし、いつもそこで買ってます。

 

(えつこ)ウソ⁉︎ 仁田脇バラ園さん?

 

(まり)仁田脇バラ園さん‼︎

(※宮崎のバラ園だったことに、ふたりで大興奮中)

 

(まり)えーーーーー‼︎すごい‼︎

 

(えつこ)あちらで食用のバラを栽培されているでしょ。

 

(まり)アハハハ!すごい!いいぞ!びっくり。こんな話につながるなんて。

 

(えつこ)仁田脇バラ園さんと出会って、お花の供給がやっと安定できたので、安心して営業に出られるようになったんです。本当に助かりました!

 

(まり)そうなんですね。宮崎が出てきて驚きました。

 

(えつこ)百貨店の催事で商品を流通させてきてたんですが、1年を通じてやっていくうちに、すごく売れるときと全然売れないときがあるんだなということが、分かってくるようになったんですね。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)売れないときにムリして百貨店に入れてもらうと、肝心な売れるときに出店させてもらえないということが、起こるんだなということも分かってきたんですよ。

 

(まり)はいはい。

 

(えつこ)売れないときは出かけないようにしようって。でもまだバラって食べたことがない人がほとんどで、味が分からないものは商品棚に陳列してあっても、勝手に売れてはいかないんですよね。イチゴジャムとかみたいにはいかなくて。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)試食をしてもらわないといけないというところから、じゃあ、バラが好きな人だけ集めて食事会をしようと思ったんですよ。


 

 

 

(まり)ほぉー!

 

(えつこ)それが「食べるバラのランチ会」という、今うちの人気のイベントになっているものなんですけど。前菜から魚料理、肉料理、デザート、全部バラを使ってお食事会をするというのを始めたのが、2014年の8月だったんですよね。

 

(まり)へぇー。

 

(えつこ)最初のランチ会のとき、レストランさんに特別な料理を作ってもらうので、人数をある程度、呼んできますと言って、貸切にしてもらったんです。すごく親切なところで15人で貸切にしてくださったんですが。

 

(まり)特別メニューでしょ?

 

(えつこ)そうなんです。だけどわたしったらね、8人しか呼べなかったんですよ。申し訳ないからおばあちゃんとお母さんと娘と近所のおばさんとって、みんな連れて、頭数だけサクラで15人に合わせて何とか開催しました。実質のお客様は8人しかいないという状態だったんですけど。

 

(まり)はい。

 

(えつこ)でもね、当時、アメブロとかFBとかが出てきた頃で、皆さん撮った写真をアップするわけです。今でいう『映え』ですよね。で、なになに?ということから、その3ヶ月後の11月にもう一回開催した時には43人集まりました。

 

(まり)すごーい!

 

(えつこ)リアルにお客様と交流をするということから、お客様のニーズを聞くこともできるし。八割の方がリピーターさまなんですが、リピーターの方が新しいお友達を連れてきてくれるというありがたい循環が始まったんです。

そんななかで2012年から仁田脇バラ園さんとは別に岐阜県飛騨市の「香愛ローズ」さんからもお花を買わせてもらうようになっていたんですね。

 

(まり)うんうん。

 

 

 

(えつこ)岐阜県飛騨市っていうところは露地栽培なので、咲く時期が決まっていて、だいたい6月~8月いっぱいくらいまでなんですよ。毎年、岐阜県飛騨市にはお花が咲く頃には挨拶に行っていたんですけど。コンビニもないし、信号もないし、観光しに行くところではないので、本当になんにもないところだなと思って、隣の温泉街の高山というところに泊まって帰るということを何年も続けていたんです。

 

(まり)はい。

 

(えつこ)2019年の11月の頃、その年のお花が終わって。生産者の方とお会いした際に、お元気ではあるんだけどご高齢なので、「後継者の問題って、どうなってます?」と勇気を出して聞いてみたんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)そしたら「ワシにはよく分からんで、あんたが来て振興事務所の所長と話をしてくれ」と。振興事務所というのは区役所みたいなポジションですね。よく分かんないけど、行きますという感じで、飛騨に行ったのが2019年の12月。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)わたしは食べるバラの後継者のお話をしに行っているつもりだったんですけど、どうも所長は「名古屋からバラの人が飛騨のことが知りたいって事だから頼む」と言われていたらしくて。

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)スライドを使って「飛騨ってこんなところでね」って。森林が全面積の93.4%でこうでこうでって話をされて、いつになったら食べるバラの話になるんだろうなって思いながら、どんどんお話に引き込まれていったんですよ。

 

(まり)ヤバイ(笑)

 

(えつこ)ミイラ取りがミイラになるていうパターンで、やっぱり自分がちょっと疲れていたというのもあるんでしょうね。「森に行ってみますか?」と言われて、連れて行ってもらって、森のなかに入ってみたときに、12月の飛騨の森ってほんとに枯れ枯れで、紅葉も終わってるし、時々雪が降るような状態なんですけど、憑き物がサーっと取れちゃうみたいな感覚があったんです。あれってやっぱり自然の力だったと思うのですが、「こういう体験をランチ会に来てくれるお客様としたいなー」って思ったんですよ。

 

(まり)はぁー。いいですね。

 

(えつこ)ランチ会に来られるお客様って同年代の方も多くて、自分でも疲れてることに気づかなかったりする方も結構、多いんです。だからバラに引き寄せられて来るというのもあるでしょうし、こういう体験を食べるバラということを通じて、お客様と一緒にできたらいいなーと思って。そこではじめて「ここって何にもないな」と思っていたのが「何にもないが、ある」という風に視点が変わったんですよね。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)実はそこにはローズガーデンという立派な地域の建物があって、ここを活用しようというところから、いろいろ活動を始めていきました。飛騨に通いつめ、地元の方にお話を伺ったときに、元々河合町で食べるバラの事業が始まった理由というのは、2001年に豪雨があったとき、河合村が壊滅状態になってしまって、そのときの川を堰き止めてしまった残土の捨て場が、ローズガーデンになってるんだと知りまして。

 

(まり)へぇー。


 

 

 

(えつこ)復興支援で地域全体を元気にするための事業として、食べるバラをやりましょうということで始まった事業だったみたいなんですが、地元の人には馴染みがないまま、20年が経過した。そこにわたしが飛んで火にいる夏の虫だったんですよ。

 

(まり)アハハハ!

 

(えつこ)2021年は地域に住んでいる人が893人、そのうちの40%以上が高齢者なんですが、20年前から深刻な問題だったみたいで、過疎化の対策として、河合の子どもたちに情操教育としてバラを植えさようって。願わくば河合をバラの郷にしたいという構想があったらしいんです。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)小学生の子供たちにバラの鉢を配ったらしいんです。当時もらってきた人にお話を聞いたら、なんでか知らんけどバラをもらった記憶があるだけって感じでしたが。

 

(まり)うーん。

 

(えつこ)そこでその夢のバトンがいきなり20年後にパーン!と渡されてきたと、またしても錯覚してしまいまして(笑)

 

(まり)鳥肌。

 

(えつこ)人口が減ってきている河合と、コロナがきて、リモートワークとかワーケーションというようになった都会、ここをなんとか繋げないかなーっていうことを考えて、飛騨の自然をお客様に体験してほしいというところから「食べるバラと飛騨の森」というプロジェクトにしました。

ただわたしも51歳になって、この先10年同じことが体力的にできないと思ったんです。玖島ローズが来なくなったらこのイベントがなくなってしまうようだったら、これってかえって迷惑をかけるだけだなって思ったんですね。

 

(まり)はいはい。

 

(えつこ)地元の30代40代の若者に声かけて「一緒にやろうよ!」って。100年続くプロジェクトにしようと。

 

(まり)すごーい‼︎

 

(えつこ)食べるバラを通じて他地域の方との交流が生まれ、地元の人たちは河合町にしかないもの、河合の良さを知っていく。これをビジネスチャンスに変えていくということをしよう。で、食べるバラを通じて河合を訪れた人々は、わたしのように森に魅了されて、来るたびに癒されて帰るっていう、そういう風にしませんか?と。そして、いまバラモリ実行委員会として25人の若者が集まりました。

 

(まり)へぇー!

 

(えつこ)まず大人がチャレンジするということがひとつですね。そして、100年続くことをやっていきたいので、地元の子供たち、主にバラモリのメンバーのお子さん達なんですけど、小学生ばかり。いわゆる子供のスタートアップです。教育委員会の先生方と九州から専門家の方々が主体となって、こちらもキッズのプロジェクトとして盛り上がっています!

 

(まり)うんうん。

 

 

 

(えつこ)子供たちにバラモリの目的を聞いたんだそうです。そしたら「河合に来て、河合を大好きになって」って!泣けちゃいますよね。

そのためには、県外の人たちに「河合の何を見てもらったら、好きになってもらえるの?」というところで、自分たちで一生懸命、河合のいいところを見つけて、それを商品化して値付けをして、POPを作って販促して販売して、売り上げから仕入れを払って、残った利益を自分たちで分配してというプロジェクト。

 

(まり)わー!小学生に?

 

(えつこ)小学生に。

 

(まり)素敵!

 

(えつこ)これ大人と同時進行なんですよね。

 

(まり)楽しい。

 

(えつこ)規模がちっちゃくっても、持続可能なシステムを最初からやっていきましょうというのが「食べるバラと飛騨の森」というプロジェクトなんですよ。

 

(まり)すっごく面白い。

 

(えつこ)単発のイベントじゃなくてプロジェクトなので、バラのイベントが終わったら、ほかの河合の良いものや良いところを発信して、自分たちで動いていきますって、バラモリ実行委員会のみんな、やる気になっています!

 

(まり)すごい!悦子さんすごい!

 

(えつこ)すごいよね(笑)

 

(まり)すごいよー!

 

(えつこ)やっぱりこういうのって、自走していけるのが理想ですもんね!

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)まず今年第一回、9月19日~26日まで「食べるバラと飛騨の森ウィーク」をしよう!と、会場レイアウト考えたり、マルシェの出店者さんに声かけたり、飛騨市のご協力もいただいて官民一体で、仕事や家事の終わった時間からリアルやオンラインで会議をして盛り上がっていたのですが。度重なる緊急事態宣言で、今年は中止が決まりまして……。

でも、せっかく仲間ができて、みんなやる気が最高潮で、わたしも、一年がかりで毎月飛騨に通って準備を進めてきたことを、このまま終わりたくない!って。

で、バラモリをオンラインでお届けしようと、クラウドファンディングに挑戦することにしたんです!今は、クラファン成功に向け、毎晩21:00からオンライン会議で準備を進めていっています!

 

(まり)面白い!すごい!100年続くようにとか、自走とか、全部響きます。この話と銀座のお店とのギャップが面白いですね。


 

 

(えつこ)どんなに食べるバラ、食べるバラって盛り上がっても、マーケットがなかったら続かないでしょう? 作っても買ってくれる人がいなかったら、花を植えることができないんですよ。

 

(まり)うんうん。

 

(えつこ)そんな時、長年の友人にGINZA SIXを紹介していただいたんですよ。コロナがなければオリンピックもあるし、外国人の観光客でにぎわう、かの銀座!本来だったら弱小玖島ローズなんて、相手にもしていただけなかったんでしょうが。だから完全にコロナ便乗商法です(爆笑)

 

 

(まり)アハハハ!面白いなー。

 

(えつこ)玖島ローズも、飛騨のバラモリのように、持続可能にしていかなくては、と思っています。ですので、銀座ではこれまでより若年層のお客様にアプローチできるような仕掛けをしていっています。

 

(まり)そうなんですね。

 

(えつこ)それなりにコロナの影響は受けてますけど、そんなこと言い訳にしていても仕方ないので、いまだからできることをドンドンやっていこうと思って。

 

(まり)すごーい。

 

 

(えつこ)だって放っておいたら現状維持すらできないですからね。

 

(まり)そうですよね。悦子さんの人生のターニングポイントって、お母さんにバラをプレゼントされたときですか?

 

(えつこ)うん、ですね。

 

(まり)38歳。

 

(えつこ)そうですね。あのとき母が花を持ってきていなければ、いまはないです。

 

(まり)ですよね。

 

(えつこ)だけど普通、花束をもらっても農家さんのところまで行かないですよね。

 

(まり)行かないですよ。もうひとつ聴きたいのが、悦子さんが人生で大事にしているポイントってなんですか?

 

(えつこ)それは美しいのか、美しくないのかっていうところでしょうかね。見栄えがってことじゃないですよ。いろんな人とお仕事をすると、利権が絡んだりとか、権利だの義務だのってあるなかで、一番美しい形ってなんだろうというね。

最終的にあるべき形になっていくと思うんですけど。あるべき形というのは美しいですよね。どっちが美しいんだろうとか、何が美しんだろうっていうのは、なにか悩んだりしたときには判断基準です。

 

(まり)すっごくいいお話が聴けました。響きました。次にご紹介していただく方の名前とどんな風にユニークな方なのかを教えてください。

 

(えつこ)中田しのぶさんです。大阪の「写心家」の方なんです。写真は心を写すと書きます。女性のヌードを撮るカメラマンさんです。女性がヌードになって心を解放するということを、撮影を通じてワークをするというか。この方の写真がまたすごいんですよ。ご自身の作品というものに対して強い思いをもって活動されている方なので、この方をご紹介します。

 

(まり)楽しみです。どうもありがとうございました。



 

次回は、大阪在住の中田しのぶさんです。

 

玖島悦子さん、どうもありがとうございました。



 

KUSHIMA ROSE

https://organicflower.jp/

玖島ローズ YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=Q4ado92UFEA&feature=youtu.be




 

あけましておめでとうございます

 

 

2023年のはじまりは、わたしはこれまでと違う感じです

 

2022年11月8日からスタートしたプログラム

 

「I am artプログラム」を大晦日も元旦もやっているので

 

なんかね、なんかいい感じなのです

 

 

新年の幕開けが瞑想からスタートという

 

これまでにない過ごし方

 

これがね満足度が高いんですよ

 

あっしかも、この日の瞑想誘導すっごくよくて笑

 

あー毎年これやった方がいいなー

 

みんなこれはやったらいいなーって思うくらいよかったんです

 

 

わたしたちって、新年のご挨拶って、人にしますよね

 

自分にする人って少ないんじゃないかな

 

 

瞑想で自分に新年のご挨拶して

 

それだけじゃないんですよ

 

2023年を祝福する瞑想誘導だったんです

 

それがすごくよくて

 

って大絶賛してるけど

 

わたしが誘導したんだけどね笑

 

 

自分でやりながら、これいいなー

 

わーこれいいなーって思いながらやってました

 

ほんとこれみんなやったらいいなー

 

 

ということで、独り言のような内容になってしまいましたが

 

どうぞ今年もよろしくお願いします

 

 

⭐︎2023年初日の出⭐︎

 

 

 
 

そして宣伝です!

出版しました心の辞書「mari's dictionary」

 

 

 

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全352ページ

2530円(税込)

 

購入希望の方は、mariel⭐︎road.ocn.ne.jpへ

(⭐︎を@に変えてくださいね)

 

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今年もどうぞこの本をよろしくお願いします