わたしたちの楽しみでドキドキのチャレンジ「友達の輪」へようこそ!
「普通の毎日を生きる面白い人たち」をクローズアップして、その生き様をご紹介させていただきます。そして、その人から、また別の方へ……さまざまな個性と魅力に富んだ方々と出会えることを楽しみにしています。
第31回目のゲストは、石川裕子さん‼︎
遠田梢さんからのご紹介です。
(まり)お名前とどんなことをされているかを教えてください。
(ひろこ)石川裕子と言います。コーチングなんですけど、引き寄せノートセミナーという、引き寄せの法則とか宇宙の法則だったり、思考や潜在意識の仕組みを知って、自分の思考を整えて望みに向かって、それを現実にしていくというもの。引き寄せの法則を使いながらやっていく4回のセミナーと。コーチは、カードコーチングと言って、カードを使ったコーチングです。30分くらいでモヤッとしたものをスッキリとさせて、前に進むために具体的に何をしていったらいいかを明確にしていきます。
(まり)それはいつからされているんですか?
(ひろこ)カードコーチングの資格を取ったのは結構前です。引き寄せノートセミナーは2年前から学びはじめて、そこから1年くらいですかね。ノートセミナーは15年ぐらい前に知っていました。「ザ・シークレット」が出始めた頃で「引き寄せの法則って、な~に?」みたいな。法則を聞いているのに、現実は変わってないじゃんというときに、自分の思考の癖で望まないことを引き寄せていたりするよ、といった感じの。
(まり)はいはい。
(ひろこ)そういうのを知って、望みを引き寄せる人生の方がいいなと、自分で学び始めてて、ずっとノートを使いながら自分の思考を整えていったんです。コーチングも自分が受けていて、2年くらい前に「コーチになりたい」と。人をサポートする側になりたいなと思って、本格的に勉強して、レクチャーする資格を取ったという感じです。
(まり)そうなんですね。コーチになりたいと強く思った理由ってなんですか?
(ひろこ)ビジネスを自分でやっているんですが、そこでも自分の思考や、周りの人たちが自分らしく生きるというのが、私にとってのテーマなんですね。「自分が望む人生を自分で叶えていく」ということに、すごくピントが合っていて。そういう人が自分の周りにたくさんいたら幸せだよなって思っているんです。でも周りを見たときに、そうなりたいけどブロックがあったりとか、正しい正しくないで考えていて前に進めなかったりとか、本当にこれでいいのかなという不安を抱えている人がいて。本当の内なる声を聞いて、自分の中からちゃんと答えを出して、前に進んでいけたら、幸せだなと思ったときに、もっとそれをサポートできる側になりたくて。自分も含めて、みんながそういう風になってほしいなと。それが自分にとっての幸せだなって感じたんです。
(まり)うんうん。ひろこさんは子どもの頃や学生の頃、どんな子だったんですか? どんなことが好きで、どんなことに関心があって、どんな特徴を持つ子どもでしたか?
(ひろこ)すごく覚えているのが、登校班ってあるじゃないですか。
(まり)はいはい。
(ひろこ)小学校の登校班で、家の近い人たちと一緒に学校へ行く時に、班長同士が「おはよう!」と挨拶したあとで「この子、泣きそうな顔しているよね」って、私のことを話していたのをすごく覚えていて。
(まり)へぇー。
(ひろこ)小さい頃って、すごく不安だったり、自信がなかったのかなと思うんです。でも周りの人が楽しい空気になることがすごく好きだったので、ちょっとおちゃらけたりとか、そういうこともしていました。どちらかというとリーダーというよりも、自分からは目立とうとしないタイプで、でも周りの人をハッピーにしたいというのはあったと思うんですよね。
(まり)へぇー、うんうん。
(ひろこ)人とちょっと違った部分も多かったかもしれないですね。
(まり)たとえばどんなところですか?
(ひろこ)小学校の頃、無視という言葉を知らなかったんですよ。「ひろこちゃん、あの子、無視ね」って言われても「無視ってな~に?」みたいな感じだから、よく分からないというか、ちょっとずれている子っていうんですか。だからイジメられたり、ハブられたりしたり。でも必ず味方の人もいたり。
(まり)うんうん。
(ひろこ)中学校に入ったときも、嫌いな人がひとりもいなかったんですよ。
(まり)わー!幸せだ。
(ひろこ)そうなんですよ。でもみんなと一緒のことをしないとダメなのかなって思ったこともあるんですよね。「私は誰々くんが好き」みたいな、そういうことは、自分の内側に秘めておくというか。秘密にしているわけではないけれど、そういうことで盛り上がりたいわけじゃなくて。
(まり)はいはい。
(ひろこ)すると「ひろこちゃんはそういうの言わないよね」と。言ったら仲良くなるの?みたいな(笑)
(まり)アハハハ!
(ひろこ)分からないんですよね。一緒にトイレに行くとか。別に私は行きたい時に行けばよくない?みたいな感じで。それで最初に仲良くなったチームとはズレていくんですけど、結局ひとりでいると、ついてくる人がいるんです。
(まり)へぇー!
(ひろこ)最初は華やかな人たちと仲良くなるんですよ。
(まり)うんうん。
(ひろこ)だけど表面的なそういうものが、根本的なところからズレるから、ひとりになって。でも自分らしくいると、それについてくる人がいるということを中学生の頃にすごく感じてたんですよね。嫌いな人もいないし。それぞれの良いところも苦手な部分とか、性格ってさまざまだから、その人の良いところで集まればいいじゃん、みたいな。良いところに焦点を当てる中学生でしたね。
(まり)へぇー!その感覚って、いまされていることとすごく関係している感じがしたんですけど。
(ひろこ)いま話してて、私もそうだなって思いました。
(まり)今の原型が幼い頃からあって。登校班のときの表情の話でも、もしかしたらひろこさん自身が不安や繊細な気持ちを感じていたんだろうなっておっしゃって。そんな風に感じている人たちのサポートをされているのかなと。繊細な感受性というか、するどい感受性というか。
(ひろこ)そうなのかもしれないですね。人の心にすごく敏感だったのかもしれないですね。何を感じているんだろうとか、見えないものを見たかったんでしょうね。なんでそれを言っているんだろうとか。
(まり)なるほどー。面白い!言葉の背後にあるものに興味があった感じですか?
(ひろこ)哲学的というか、よく考えていた子だったと思うんですよね。
(まり)みんなが好きな男の子の話をしていた時に「そんな話がしたいわけではない」って言ってましたが、ひろこさんはどんな話をみんなとしたかったんでしょうね?
(ひろこ)その子がどんなことに心が動かされるのか、とかでしょうか。中学生の時にそんな視点で動いていたか、わからないんですけどね。私は表面的な話がしたいわけではないなというときに、ひとりひとりとちゃんと付き合いたいと思ったんですよね。この子はこういう子なんだって、ひとりひとりを見ていた感じなんですよ。
(まり)へぇー。
(ひろこ)いろいろありましたけどね。私の横を争奪戦みたいになっちゃったんですよね。
(まり)わー、人気者!
(ひろこ)気の強い子もいれば、弱い子もいて、気の強い子が弱い子に「なんでひろこちゃんの横を取るの!」みたいになっちゃって。私の知らないところでバトルがあって、登校拒否になっちゃう子がいて。
(まり)えーーー。
(ひろこ)人それぞれでいいじゃんと思うので、よく分からないんですけどね。大学の時も誰かの陰口とか。
(まり)女子特有のね。
(ひろこ)「あの子、大学デビューだね」とか、そういう話を聴きたくないんですよ。なので「こういう系の話は、ひろこに言ってもダメだね」みたいな感じで、そういう話が一切入ってこなくなったんです。それはそれですごく良かったんです。別の周波数で生きていたというか。小学生の時にイジメというほどでもないんですけど、例えば音楽室にいたら、みんなが一気にバーッと走っていって、私をひとりにするとか。でも必ず味方がいて。
(まり)うんうん。
(ひろこ)人に合わせるんじゃなくて、自分が本当にどう生きたいかっていうのがすごく大事だし。そこに同調してくれる人だけでいいやっていう根本があったんだろうなと思います
(まり)そうですよね。子どもの頃からジャッジのないところで生きていたんだなと、お話を聴きながら思いました。それをお仕事にされているというのも、ちゃんと自分の道を生きていらっしゃるんだなって。コーチングや講座をされていて、その仕事の醍醐味というか好きなところって、どんなところですか?
(ひろこ)クライアントさんが、パーンって変わる瞬間があるじゃないですか。その周波数が好きだし、引き寄せの仕組みを知ったときに「そっか、自分だったんだ」って気づくときとかですね。ノートセミナーは4回ですが、すごくネガティブな感情を扱う回もあるんです。モヤモヤしたりとか。ネガティブな感情が悪いことではなく、そことしっかり向き合うと、自分の本当の望みが出てくるので、そうすると現実はまだ変わっていないのに、パッと本人が変わって、すると次に引き寄せるものが変わるじゃないですか。
(まり)はい。
(ひろこ)そういう周波数を感じる瞬間が私の喜びというか。みんなの表情がパンって変わるとき……コーチングでも「なるほど分かった!」みたいなのとか「そうそう、そうなの」と自分の心の声に気づけたときの抜け方というのが、たまらなく好きですね。
(まり)うーん。それが見たくてされているんですね。
(ひろこ)それが嬉しいんでしょうね。
(まり)そうですよね。人が本来の姿に戻る瞬間に立ち会うことが大好物なんですね。
(ひろこ)そうです。そうです。みんなが自分の魂の声に気づく瞬間がたまらないですね。そこをサポートしたいし、そこに寄り添いたい。コーチングの勉強をまだ続けていて、パーソナルコーチングの認定を取るために学んでいるんですが、その人の心の声や魂の声に、その人が気づいて叶えていくのをサポートしたい。
(まり)お話を聞いていて特徴的だなと思うのが、その人の心の声にその人自身が自分で気づく、というところがひろこさんのポイントだなって。誰かにアドバイスをもらうんじゃなくて、その人が自分の声の真実に自分で気づくっていう、そこがポイントなんですかね?
(ひろこ)そうですね。みんな、必ずあると思うんですよ。私も自分がコーチングを受けた時に、コーチのコントロールやジャッジが一切なくて。社会のなかで生きているけれど、魂ってそれとは関係のないところで働いているし「こうじゃないといけない」「これがいい」「こうあるべき」というのを全部外したところに、自分のなかに望みがあって「絶対にこうしたい」とか「本当はこうがいい」というのがあるんですよね。
(まり)うんうん。
(ひろこ)正解、不正解じゃなくて、それが一番大事なことだと思うので。それが魂の取り分というか、その人のエネルギーが湧くところだし、それが分かっていて、自分のしていることとが一直線になった時に、必ずうまくいくと思うんです。
(まり)うんうん。
(ひろこ)そこを見つけるために、その人が潜在意識とコミュニケーションを取るサポートをするのが、コーチの役割だと思っています。
(まり)うん。そうですね。その方たちと接するときでも、プライベートでも、生きる上でもいいんですけど、大事にしていること、こだわっていることって、どんなことですか?
(ひろこ)セッションでもコーチをやるときも「感じること」を大事にしていますね。その人が言葉でなんて言っているかではなくて、本当はどう感じているか。いま、無理をしたよねとか。「やります!」って言ったけど、本当はできないって感じたよねとか。心の声に気づくことを特に強化したいというのもあって、感じることを大事にしています。
(まり)感じることって、どうやって強化できるんですか?
(ひろこ)感じたいって思うことですかね。
(まり)そこに意識を向けるってことかな?
(ひろこ)そうですね。トレーニングでしかないですね。あとフラットであること。自分がフラットであることはすごく大事だと思っています。こっちが空っぽであるというか、自分のジャッジを一切入れないということが、本当にその人を感じることにすごく大事だなって思います。
(まり)ジャッジをしないって難しかったりするじゃないですか。
(ひろこ)そうですね。
(まり)気づいたらいろんな好みとか判断とかが動いてしまいますよね。ジャッジしないのって、どんな風に意識していますか?
(ひろこ)100%受け入れています。あなたはそうなんだねって。好き嫌いという好みはもちろんあると思うし、自分だったらこうするなというのもありますが、それとはまったく別のところで「この人はどういう人なんだろう」「この人の感覚で知りたい」という感じでいますね。その人に対しての興味。良いとか悪いというのが、ジャッジじゃないですか。この人はこうなんだなって認識するというか。良い悪いもなしに「あっ、そうなんだね」って。
(まり)うんうん、分かりやすいです。話してくれたなかに「その人に興味を持つ」「目の前の人に興味を持つ」という態度が、ひろこさんにはすごくあると思ったんですけど。
(ひろこ)ありがとうございます。
(まり)目の前の人の話を関心を持って聞く感じがしたんです。人が好きなんですか?
(ひろこ)人が好きなのかな、分からないですけど(笑) あまり感情移入するわけではないんですけど、この人どう感じているんだろうって、憑依する感じっていうんですかね。
(まり)面白ーい!憑依する感じなんですね。
(ひろこ)そういう風に感じるんだねって、自分も味わうというか。
(まり)へぇー!
(ひろこ)そういう感じで知りたいと思うと知れる(笑)
(まり)面白いですね。
(ひろこ)その人のなかに入るというか、そういう感覚で聴いています。
(まり)その人の言葉だけじゃなくて、エネルギーみたいなものにも共鳴していく感覚があるっていうことですか?
(ひろこ)はい。同じ感覚じゃないことも、もちろんあるんですけど。これがなぜ喜びに感じるんだろうとか、なかに入って感じているんですかね。
(まり)やっぱり子どもの時と同じですよね。なんでこんな言葉を使ったんだろう、なんでそんな風に言ったんだろうって。そのもっと奥にあるものを知りたい、理解したいというのがあるんだなって思いました。そういう人じゃないとコーチングって、できないですよね。
(ひろこ)そうですね。
(まり)表面だけだと分からないですもんね。
(ひろこ)その人の周波数を感じるというか、そこが大事だなって思っていて。教えてもらっているコーチには、そういうところでしか見られないので、スキルではないところでチェックされているんですよ。
(まり)面白ーい!そこって技術じゃない部分でしょう?知識とか情報量とか、あるいは経験でもないですもんね。自分の本来の姿というか、周波数でやっているかどうかを見極められるというか、見破られるというか(笑)
(ひろこ)そうです。たぶん日本一厳しいコーチングカンパニーだと思います。
(まり)そうなんですね。でもそこに出会うこと自体が、ひろこさんがそういうのを望んでいるんですよね(笑)
(ひろこ)そうですね。
(まり)素敵ですね。ひろこさんの人生のターニングポイントのお話を聞かせてもらえますか?
(ひろこ)大きなものが三回くらいあったと思います。そのうちの一つは、26~27歳で就職して5年くらい仕事をしていたときで、きっかけは恋愛でした。それまで仕事と恋愛だけの生活をしていたんですけど「誰かが幸せにしてくれる」とか「誰かがいるから幸せ」と思っているうちは幸せにならないなって、何度も恋愛を繰り返しているうちに気づいたわけですよ。
(まり)アハハハ!分かる分かる。
(ひろこ)1ヶ月に10キロぐらい痩せる恋愛もして、もうねドラマチックですよ(笑)
(まり)ドラマチック!いいいい!(笑)
(ひろこ)そういうことがあったから「私って本当はどう生きたいんだろう」とか「私にとっての幸せってなんだろう」とか「自分で自分をハッピーにするってどういうことなんだろう」とか、すごく考えたんですよね。
(まり)うんうん。
(ひろこ)好きなことを仕事にして、やりたいことで生きたいなって思ったんです。私、管理栄養士なんですけど、管理栄養士の大学へ行って、国家試験を受けないと管理栄養士ってもらえないんです。大学卒業したあとの4月に就職して、5月に試験だったんですが、13科目もあるのに勉強してないから、受からないなって。10数%しか受からないんですよね。当時は遠距離だった彼氏と遊んでたら、試験終わっていて(笑) エントリーしているのに「ひろこ、来てないじゃん」って(笑)
(まり)わーーー!
(ひろこ)そうやって一度はブッチしたんですけど、人生を考えたときに、やっぱりお料理が好きだったんですね。当時は食品メーカーで働いていて、食の裏側を知っていたので、食の大事さとか、料理する楽しみを知ってもらえたら、日本って変わるのに……という思いがあって、食育を教える料理教室をやりたくなったんですね。それで27歳の頃に国家試験を受けたら、かったんですよ。受かったんだけど、やりたいことがあっても、いまみたいに個人で発信できる時代じゃなかったから。SNSもなくて。やっぱり看板を掲げないといけないのかな、そのために料理学校を出た方がいいのかなとか、いろいろ考えたんですが、時間とお金の壁が現実的にあって。やりたいことができないなーって、悶々としました。それまでだったら「飲みに行って忘れちゃえ」みたいな感じだったんですけど、自分の人生を本気で変えようと思っての行動だったから、これで飲みに行っても現実は変わらないなと。それで、本を読み漁ったんです。
(まり)うんうん。
(ひろこ)そのなかに「口癖の本当」とか「潜在意識」とか「鏡の法則」といった、見えない周波数や波動があるんだ…と知ったんですよね。そしてお勤めをしながら副業して、起業しようって。自分の人生の責任を持って、お勤めから自立して、精神的なものも含めて経済的にも自立する。大きな失恋があったから「人生どうしたい」ということと向き合ったのが、27歳頃でした。
(まり)いい時期ですね。
(ひろこ)30歳が見えてきて、どんな30代にしたいかと、本当に人生と向き合ったのがそこですね。
(まり)大失恋がきっかけだったんですね。いいですねー。
(ひろこ)アハハハ!もしそれがなかったら、適当に結婚してフワッと生きていたかもしれないですね。分からないけど。
(まり)その時にひろこさんは、どんな人生がいいって思ったんですか?
(ひろこ)自分で自分をハッピーにする、イコール自立だったと思うんです。当時はその手段もなかったので、好きだった料理から、まずはブッチした国家試験を受けて、管理栄養士として教えようと。自分の好きなことで人の役に立って、好きなライフスタイルを叶えられる手段を選ぶということをその時はじめて考えました。
(まり)若いのにエライ!
(ひろこ)いやー、当時は遅いと思っていましたけどね。27歳で何かをはじめようと思ったとき、早い人はもうとっくにやっているよという気持ちでした。
(まり)うんうん。今、おいくつですか?
(ひろこ)44歳です。
(まり)44歳から見たときに、27歳で「もう遅いな」って感じている自分はどう見えますか?
(ひろこ)ベストなタイミングだなって思いますね。
(まり)アハハハ!ですよね(笑) いい感じですよね。恋愛にしても仕事にしてもいろんな経験があって、そこからの気づきですよね。44歳から27歳を見ると。
(ひろこ)イヤーほんとに(笑)
(まり)いい時期に気づいたねって思いますよね。
(ひろこ)本当ですね。その経験がなかったら気づけなかったし、当時、周りで起業している人もいませんでした。在学中に起業する人もいるけど、そういう人は前提としての親や環境が全然違っていて。私は普通の会社員の親の元で育ち、宇都宮という田舎で、大学は東京だけど普通のところです。普通の人でもターニングポイントさえあれば、変わっていけるんですよね。特別な人だけがそうなんじゃなくて。
(まり)本当ですね。ターニングポイントは、良いことによってだけではないってことですよね。自分にとって一見、不幸に見える出来事もすごく大事なポイントになる。
(ひろこ)むしろそれしかないなって思いますね(笑)
(まり)アハハハ!だったらいま「ウーーー!」ってきつくなっている人たち、いま、そこ大事だよって感じですね。
(ひろこ)人生を振り返った時に、グーッと落ちたように見えるというか、ドーンとショックなことや辛いこと、私のターニングポイントは全部そんな感じです。
(まり)うんうん。
(ひろこ)ジャンプの前のしゃがむ状態というんですかね。人生を俯瞰で見ると、絶対に上がる前に、必ず下がっているというか、しゃがんでいるんですよね。だから大きな「えー!こんなこと⁉︎」ということが起きたとしても「これって、もっとハッピーになっていいってことだ」と受け取れるようになりました。
(まり)すごーい!やっぱりものの見方ですよね。出来事ではなく見方と態度、それによって人生はいくらでも変えることができますね。
(ひろこ)そうですね。
(まり)ひろこさんは何をしている時が一番ハッピーですか?
(ひろこ)仲間とか、周りの人たちが幸せにしているのを見るのが幸せですね。成長したり変化していくということも人生の幸せだと思うんですよ。何も変わらない人生ってつまらないと思うし、昨日よりも、前の自分よりもこんなことに気づけるようになったとか、そういうキラキラが増えているのを見るのが、幸せだなって感じます。みんな、それが自分らしさに向かっているので。
(まり)うんうん、そうですね。
(ひろこ)より生きやすく、より自分らしく。いろんないらない観念とか、いらないブロックが経験によって外れていったり、成長して、その人自身が自分を認められるようになって、自己肯定感が上がる感じとか。そういうエネルギーを感じるのがすごく幸せですね。
(まり)ひとりでも多くの人が自分らしく生きることに喜びを感じたり、幸せを感じている人が増えれば増えるほど、ひろこさんがハッピーになるんですね。
(ひろこ)そうですね。
(まり)世界平和ですね。
(ひろこ)本当ですね。そうなんですよね。昔すごく事業で成功されている方が亡くなったとき、とても影響を受けた方だったので、すごく悲しかったんです。でもその人と出会えたことにすごく感謝もしたんですよね。この人と出会えていなかったら、こんな考え方や感じるものって、なかったなって。だから私もそんな風に多くの人の人生に影響を与えられる人になりたいって、そのときにすごく思ったんですよ。
(まり)へぇー。
(ひろこ)最近、すごく感じるのが、自分が死ぬ時に、どれだけの人の笑顔を見て自分が幸せな気持ちで死ねるかの方が重要だなって。前は影響を与えるような感覚でいたんですが、自分のほうがこんな幸せな気持ちにさせてもらえてるという、自分の魂の喜びもそれなんだなと最近気づいたというか。
(まり)死ぬときにこんなことを感じられたら、最高の人生といえるなというのを、ドンピシャでもう知ってしまっているんですね。
(ひろこ)今の時点で魂が求めていることなのかなって。コーチングをやりたい理由も経済的自立のサポートをしたい理由も全部、いまやっていることが軸としてありますね。
(まり)いい話。自分の喜びを知っていることは何より大事というか。それさえ知っていれば、いくらでも自分を幸せにすることが出来るんだなって感じました。大事なエッセンスを今日は聞かせてもらったような気がします。
(ひろこ)アハハハ!
(まり)次のゲストのご紹介をお願いします。どんな風にユニークな方かを教えてもらえますか?
(ひろこ)木住野舞ちゃん。エシカルリップという、プラスチックを使わない口紅を作っていて。メイドインジャパンでないものは世の中にけっこうあるんですが、日本では初なんです。渋谷のスクランブルスクエアの2階かな。そこにはエシカルなもの、環境にやさしいもののショップが入っていて、女性のエンパワーメントにもメッセージのあるブランドなんです。女性としての生き方や自立だったり、シンガポールで働いたりしているので国際的な感覚とか、日本だけじゃない世界の女性の環境的なこととか、いろんなことを含めて活動している、すごくエネルギッシュな女性です。
次回は、東京都在住の木住野舞さんです。
石川裕子さん、どうもありがとうございました。
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