前回同様、ウォルター・スコットに因んだ名前のウイスキー。
1816年に著された、小説「ジ・アンティクアリー(古物収集家)」。
作中の、「長年探し求めた名品に出会う」というシーンと、
「長年求めた最高のウイスキーを作り上げた」事を重ね、
著者を信奉する創業者の一人、ジョン・ハーディにより命名。
スコットランド人に「スコッチと言えばこれ!」と言わしめた銘酒。
クラガンモア、ベンリネスなどがキーモルトで、 原酒比率は45%華やかでフルーティな香り豊か。甘さの奥にグレーンが
もたらすピリッとしたキレ。 熟成年数以上の飲み応え。
ところで、今回のボトルは1996年にトマーチン(宝酒造)が
ブランド名を買い取り復刻した現行品。 実は再販前の
協和発酵が輸入元だった頃のヤツが滅法ウマイらしい・・・
いつか巡り会いたいものです。