💊 薬が飲みにくいのは歳のせい?実は「錠剤嚥下障害」かも!
「薬を飲むとき、なんか飲みにくい…」
「水を何回も飲まないと、薬がスッと落ちない…」
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、「歳のせい」でも「気のせい」でもないかもしれません。
先日参加した 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 の学術大会で、
「錠剤嚥下障害」についてのセッション講演がありました。
その中のひとり、 昭和大学 の薬剤師・倉田なおみ 先生のお話が、
とっても興味深く、すぐ現場でも役立ちそうな内容だったので、許可をいただいてここでご紹介します😊
🍵 「摂食嚥下障害」と「錠剤嚥下障害」のちがい
「嚥下障害」という言葉は耳にしたことがある方も多いかもしれません。
👉 摂食嚥下障害とは
食べ物や飲み物を「口から飲み込み、胃に送る」過程にトラブルがある状態です。
高齢者だけでなく、病気や後遺症の影響で起こることもあります。
👉 一方、錠剤嚥下障害とは
食べ物や飲み物は普通に飲み込めるのに、薬だけがうまく飲み込めない状態のこと。
「嚥下障害とは別の問題」で、年齢に関係なく見られるのが特徴です💊
🧠 なぜ薬だけ飲みにくいの?〜錠剤嚥下障害のしくみ〜
錠剤は水や食べ物とちがって、硬い塊です。飲み込んだあとに徐々に溶けていって、狙った場所で効くように薬の形状が工夫されているものが多いです。
そのため…
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錠剤と水が喉に入るスピードが違うので、うまく一緒に飲み込めない
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口の中は粘膜なので、錠剤がペタッとくっつきやすい
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食道にもくっつくことがあり、見えない場所なので「なんか違和感…」程度で気づかれにくい
このため、
「子どもが薬を嫌がる」
「若い人でも一度で飲めず、水を何回も飲む」
…なんてことも、実は錠剤嚥下障害の可能性があるんです👀
🧪 錠剤嚥下障害を簡単にチェック!【Pill-5】
今回の講演で紹介されていたのが、
👉 ニュートリー株式会社 の「Pill-5」という評価ツールです!
たった 5つの質問で、自分に錠剤嚥下障害の可能性があるかチェックできます👇
📝 Pill-5(日本語訳) ※錠剤には、”錠剤”と”カプセル”を含みます
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薬を飲むときに、喉の不快感やつっかえる感じがありますか?
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薬を飲んだあと、喉や胸のあたりにつっかえるような感じがありますか?
- 薬を飲むときに不安や怖さを感じることがありますか?
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一度で薬を飲み込めず、もう一度水を飲むことがありますか?
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薬を砕いたり包んだり、何かしら調整をしないとのめないですか?
✅ 点数化してくれて、錠剤を飲む工夫をおしえてくれます〜👩⚕️👨⚕️
🪄 飲みやすくする工夫いろいろ
「じゃあ、どうしたらいいの?」
…と感じた方、ちょっとした工夫でグッと飲みやすくなります👇
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💧 水を先に含んでから薬を飲む
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🪑 姿勢をまっすぐにする(あごを軽く引くと◎)
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🍮 とろみ水や服薬ゼリーなど「嚥下補助食品」を使う
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🥤 冷たい水や常温など、自分の“飲みやすい温度”を探す
人によって合う方法が違うので、試してみることが大事です🙌
💬 まとめ:「薬を飲む力」も“生きる力”のひとつ
錠剤嚥下障害は、決して珍しいことではありません。
子どもから高齢者まで、誰にでも起こりうる身近なこと。
でも、
「ちょっとした工夫」+「自分を知ること」で、薬はぐんと飲みやすくなります😊
💬 「最近薬が飲みにくい」
💬 「なんか喉につっかえる」
そんなサインがあれば、我慢せず、医療・介護職に気軽に相談してくださいね✨
※この記事は、2025年9月に参加した 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 学術大会 の講演内容をもとに執筆しました。
情報提供・掲載許可: 倉田なおみ 先生(昭和大学 薬剤師)
評価方法参考: ニュートリー株式会社 「Pill-5」https://share.google/JnMwhcDWI9MojniXT