HONDA RC166 のキットは、タミヤ以前にプロター社で 1/9 モデルとして世に出ていました。
30数年前、その存在を知った時の衝撃と感動を今も覚えておます。
勇んで高価なプロターの同キットを購入、惨憺たる結果でしたが完成?させる事は出来ましたが、何だこりゃの作品となりました。
その後10年以上の時を隔て2作目として同じキットでリベンジしましたが、それでも満足感は50%位しか得られませんでした。
技量不足、資料不足、経験不足、ノウハウ不足、工具不足、等々足りないものが多すぎる事に眩暈がするほど打ちのめされてしまいました。
打開策は経験するしか方法が無いと、敢えてマイナーで難しそうなキットを購入、それを練習台にしてノウハウの蓄積に励みました。
その後プロターの 1/9 シリーズを機会ある毎に購入していきました・・・作れる技量は全く無かった時代に。
そんな経験が昔話になる頃にタミヤからの発表なので、驚きと共に歓迎の意を込めて2セット、内1セットはフルオプション付きで購入しました。
プロターの 1/9 に手を加えた作品ほどの濃密感は出せないでしょうが、1/12 でその雰囲気をどれだけ再現出来るのか・・・DPパーツを一切使わずの「素組み+アルファ」で作ってみようと思います。
尚キットは茂木コレクションホールの展示車両をモデル化している様で、RC166としては後期型になる様です。
12ページに及ぶ組み立てマニュアルと実車写真資料。
昨今プラモキットは高くなったと実感していますが、このキットは部品点数の多さ、内容などを見ると決して高くは無いでしょう。
一昔以上前、グンゼの一連のメタルバイクキットが同じ様な価格で販売されていましたが、貨幣価値が変わった現在ではむしろ安いと言ったほうが適しているのかも知れません。
例によってホイール関係を見ています。
スペシャルパーツにはH型アルミリムと0.4mmスポーク&ニップルセットと言うのが有りますが、お値段はキット価格よりも御高くなっております。
しかし、スポークの太さ0.4mmというのは実寸でいうと4.8mm・・・。
70年代のナナハンでさえ3.6mmだと言うのに、1/12サイズでは確かに細く出来ていますが、これが限界なのでしょうね。
そこで今回もいつも通りに0.3mmステンバネ線に張り替えて作っていきましょう。
この写真はドラムとスポークが一体成型されている部品で、外側のリング状の部分はランナーです。
片側それぞれ内外2枚の部品を貼り合わせるので合計4枚、それを2枚の部品にまとめます。
外リングからブレーキドラムと一体成型されたスポークを取り出しました。
4枚の輪はH型リムの構成部品で、これも片側それぞれ内外の2枚を貼り合わせます。
リム部品だけを写しています。
左右の合わせ面にはスポークニップルが収まる様に凹モールドになっています。
しかしこの穴・・・太いです。
4枚の部品を重ねるとHリムが出来上がると言うわけ・・・なのです。
流石にタミヤの合わせ面は良好で、メッキを生かした工作ならば流し込み接着剤で用は足りそうですが中央の筋は残ってしまいます。
スポークを張替える事を考えると、この穴は少し大きく、1/9サイズならピッタリなんですが・・・っと言うより穴埋めして開け直す方が懸命かも知れません。
接着剤を一切使わずに仮組みしてみました。
スポークが細くフニャフニャと柔らかいので折れはしないかと気を使います。
仮組みの結果は冶具も使わずに簡単に組みあがる事を考えれば非常にグッドだと思います。
ニップルとリムの勘合部分に少し隙間が出来る事を除けば、スポークの直線がハブからニップルに至るまで正確に保たれ、内外のスポークのハブに刺さる部分のモールドも秀逸と言えます。
中央を縦断している線は張替えに使おうとしている0.3mmステンバネ線です。
実寸に直すと3.6mm、これでも250ccレーサーには太すぎの筈ですが、これ以下のサイズを持っていないので今回もこのサイズで張り替える事にします。







