就職を採用担当者の視点で考えてみる | 整体学校による「整体・リラクゼーション 開業・就職」の教科書

整体学校による「整体・リラクゼーション 開業・就職」の教科書

整体学校やセブンビューティー(旧セブンエステ)でおこなっている開業支援、就職支援の内容を順次一般に公開していきます。整体師、セラピストを志す方のご参考になれば幸いです

前回は、
求人理由は3つしかないこと、
その視点で求人を見直してみましょう
と書かせていただきました
 
 
では、
気に入った求人情報を見つけたとしましょう
さあ、
面接に臨みます
さて、
面接担当者は採否を決めるために、
どんな視点を持つのでしょう
 
 
私自身、整体院や、リラクゼーションサロンの採用担当もしていましたが、
私の場合は、とても単純でした
 
「一緒に働きたいか」
「自分だったらお客さんになりたいか」
 
この二つを判断基準にしていました
 
実際には、
その基準のうえに、
各社さん独自の基準があるのでしょう
 
例えば、
ReRaKuさんは、
明元素(明るく元気で素直)を基準にされているそうです
それがサロンのカラーなんですね
 
たくさんのサロングループの人事の方と
お会いする機会をいただきます
サロン全体のコンセプトに基づいた
人事考査の基準をうかがうのは
いつも新しい発見があり勉強になります
 
 
▼「一緒に働きたいか」
 
さて、
お話を戻して、
「一緒に働きたいか」
についてもう少し掘り下げます
 
一緒に働きたいか
つまり、
同僚として、または部下として、
同じ看板、同じ志のもとで働いて欲しい魅力があるかです
 
もう少しくわしくいうと、
良い結果を出してくれそうか、
期待に応えてくれそうか、
周囲に良い影響を与えてくれそうか、
などの成長性や収益性などの整体院やサロンへの貢献度合い
を測ると同時に、
もし、その人が困っていたら、手を差し伸べたくなるか、
整体師、セラピストとして一人前に成長してくれるまで、
応援したくなるか、
という、多分に感情的な意味合いも含みます
 
おそらく、私がそう思うなら、
一緒に現場で働く方の多くも、
同じように思ってくれると信じられるからです
 
サロンに明確なコンセプトや使命感がある場合、
同じ方向に向かって行動してくれそうかどうかも
判断基準になります
 
 
▼「自分だったらお客さんになりたいか」
 
つづいて、
「自分があなたのお客さんになりたいか」
 
前述の、「一緒に働きたいか」は、
同僚からの視点であるのに対して、
今度は、お客さまからの視点での基準です
 
第一印象がすべてです
とは言いませんが、
やはり、ひとは一瞬で相手を評価してしまいます
 
それも無意識、無自覚にです
 
例えば、
お友達と道を歩きながら居酒屋さんを探しているとき、
中でメニューをわざわざ見なくても、
お店の外観から、
「このお店は4,000円くらいで呑めそう」
とか、
「え、ここは高いんじゃない、大丈夫?」
と思うでしょう
 
いちいち口に出さなくても、
想像しようと意識しなくても、
評価してしまいますよね
 
ひとに対しても同じで、
自分の大切なお金を支払う相手としてふさわしいのか、
一瞬で感じてしまいます
 
お客さまは、
無意識にYESかNOかの結論をだしてしまうので、
評価のフィードバックもありません
 
「なんとなく良かった」
「なんとなく合わなかった」
と感じて終わりなことがほとんどです
 
もちろん、
マイナスな評価をもらったら、
二度と来ていただけなくなるだけなので、
そもそもフィードバックされないままなのですが…
 
 
面接担当者は、ソレを見てます
 
「自分だったら、この方のお客さんになりたいか」
 
言葉にできなくても、なんとなくです
 
そして、
ソレを読み取る感覚のするどさは、
面接のプロも、
お客さんになりうる私たちも、
たいして差はありません
 
同じように感じるはずです
 
むしろ、
一般的な感覚が大事なことなので、
面接担当者はお客さまと同じように感じなくてはならないのです
 
さて、
ご自身のことを振り返って、
「お客さんになりたい」、「一緒に働きたい」と思えますか?
 
ご自身のことを客観視することは難しいですが、
人のことはよく見えるようです
 
「あの人は一緒に働きたいと思える」
「あんな人に施術して欲しい」
と思える人を見つけて、
何がそう思わせるのか。
考えて、真似できるところを取り入れてみましょう
 
無意識で感じていたことを、
意識的に捉えなおしてみて、
意欲的に真似をしていく
 
たぶん、
新しい発見があると思います
 
 
今回は、
“整体師、セラピストの就職活動のときにもつべき5つの視点”のうち、
「採用担当者の視点」に焦点をあててみました
 
続いて、
採用担当者が求人情報を掲載する場所、
採用ルートについて触れていきます
「どこで求人情報を探すのか」によって、
求人情報の偏りがあることを知っていただきますね
 
 

※本ブログは、

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