目に見えぬ 神との対話 真・善・美 

  感()謝 感()動 歓()喜の波動

 

 前の日々是口述105に、真・善・美について「宇宙創造は今この瞬間も行われていて、これは『宇宙に意志あり』の故である」として「この宇宙意志(神仏)を別の言葉で表現したのが真・善・美である」と書いた。

 

 今世界は新型コロナウイルスの出現によって大騒ぎである。正に世の変わり目には疫病が世界的に流行するという。例えば14世紀に大流行したペストは、当時世界人口4億5千万人の22%にあたる1億人が死亡したと推計されている。

 このように14世紀~16世紀に大きな流行をした疫病により、宗教改革が起こり、政治、経済、医学、等などの人間社会も大きく変化するようである。そして今がその時である。

 

 さあ、これからの時代はどう変化するのか。以前にも書いたが、精神世界を意味する磐長媛と物質世界の繁栄を意味する木花咲夜姫の融合が、すでに神霊界では起こっていることを考えれば、正に古代からの予言による「精神世界と物質世界の融合である第三世界の出現」の時代になるのではないかと思われる。

 第三世界とはどんな時代を言うのか。物金至上主義から、見えない世界に宇宙意志なる大きなエネルギーが存在することを、皆が認めざるを得ないような変化の時代となり、宇宙意志(神仏)の存在を無視できない事態が起こるのではないか。

 

 全て生じたことに感謝する心で接し、また感動の涙を流し、歓喜の想いを友と分かち合うという人々の社会になると、宇宙意志との共鳴が起こる。

感謝の言霊的意味は「神謝」である。先ず人生上で知らずに犯した罪を神に罪し、それから後に有難うございますの想いを伝える。感動も同じく「神動」である。自分に内在する神の波動が動くと、宇宙に遍満充満している宇宙意志の波動と共鳴を起こし、共振する。

そして歓喜も「神喜」なのだ。内在神の波動が喜ぶと、宇宙意志の波動が喜び共鳴する。

 これを神と繋がるという。いろは・ひふみ呼吸書法での宇宙意志の波動と共鳴共振することと同じであるとお伝えしている。

 

 真・善・美(宇宙意志=神仏)の波動と共鳴共振することとは、感謝・感動・歓喜の想いを発することで、宇宙意志と感()応し繋がることになると確信している。

これが「神人合一」を目指す合気道の世界である。故に合気道も呼吸書法も「真・善・美」の追求であり、書武道芸術であると信じ行じている。