ありがたし この世でなすべき 義務(つとめ)(つとめ)あり 

地の()の浄め 人心活性

 

 全ての人には誰にでも生まれて来て為すべき使命があり、果たすべき義務があり、責任があると言われ、それ故にどんな人でも存在する価値があるという。

ところがなかなかその為すべき使命、義務が見つからないことで、真面目で真剣に生きる人は 悩む。

 しかし、それを見つける方法があるという。人生には山あり谷ありと言い、その山が険しく高く、谷が深く厳しいほど、自分の使命を発見することができるのだという。むしろ自然に与えられてしまうようだ。

 

 山本光輝のこれまでの歩みの中で、苦しい辛い谷底に突き落とされると、そこに居て下さるのは、目に見えぬ神佛の手のひらの存在であり、貴き導きの師であり、援けてくれる優しい友人たちであり、全てがご縁という絆で結ばれる「人」であったことに気付く。

 

そして誰もが生きている喜びを知ることで教えられることは「生きていないと出来ないこと。自分でないと出来ないこと。それが義務(つとめ)であり、天命・使命なのだ」と。

 

しかし、それを遂行、達成するためには一人では何も出来ないことに気付く。

自分一人では何も成し遂げられないことを知らされたとき、周りの全ての人々に感謝を捧げる心が育つ。

 

「我と慢心は神もしくじる」という言葉を教えられた。謙虚の心をもってはじめて多くの協力者を得て、義務や使命は達成できるのだ。