思い込む 心自縛となりにけり
想いを解きて 春を翔ばたけ
親は自分の子供を愛するのは当たり前。それ故、自分の思い描く理想の人間に仕立て上げたいと言う想いを、子供の成長と一緒に育て上げる。高学歴で頭が良い親ほどその思いが強いようだ。結果子供は、自分の将来の理想を描くことが、出来にくくなっている自分に気づき初め、何か分からない焦燥感を持ち、イライラし、親に反抗的になり、そして、親を思う良い素直な子ほど、苦しむ。
今、そんな韓国ドラマをテレビでやっている。お金持ちの一人っ子が、あらゆる教育を受けさせられ、母親が自分の想い通りの人間に仕立て上げていくのだが、友達もいない、笑顔もない子供。 ところが、何かのきっかけで音楽バンドのドラムに興味を持ち叩き始めると、初めて自分を解放する喜びを持つ。ドラマはまだ途中だが、親の思い込みが子供までも、親子共々心を縛ってしまうことに気付かせられるドラマだ。