これは誰かが話していた話なので別に筆者のオリジナルの意見ではない。ただ、筆者もそれがベストだと思うだけの話である。

 

 北方領土の話で問題点としてあげられるのは、今すでに、ロシアの政策により日本の北方領土に70年以上住んでいるロシア人の住人がいるということである。

 

 この人たちを追い出すことは、日本人の正義でいえば簡単だが、ロシア人の正義でいえば絶対に受け入れられない。

 

 もちろん、国家の主権の話なので、日本が取り戻す時は「でてけ!」といって国際法的には問題ないであろうし、主権論的にもそちらが「正義」であることは間違いない。

 

 しかし、それでは、ロシア人の「感情」が許さない。

 

 戦争は、論理的には起こらない、感情的に起こるものであることを思い出して欲しい。

 

 であるならば、現在の北方領土の主権が、めでたく日本に帰ってきた場合には、今島にすんでいるロシア人には国籍選択の自由を与えるべきであるというのが、筆者の主観的な意見である。

 

 つまり、北方領土に残りたければ、日本国籍を付与するから帰化していいですよ、という選択の余地を与えてあげるわけである。

 

 あるいは、一代限りの永住権を付与するか。

 

 それがいやなら、ロシアにおかえりくださいということになる。

 

 また、現在ロシア人が住むことで土地を取られてしまった日本人たちのために、日本政府は当然、なんらかの処置をとらなければならない。

 

 ロシア人に他の土地を用意してそこに移動させて日本人に元々の土地を返すか、日本人に代替地を用意するか。

 

 補助金も当然必要となる。

 

 今回は、すでに住んでいるロシア人にどう対応するべきかと言う、筆者の主観的な意見を書いた。

 

 意見は主観なので当然反対する人もいると思う、当たり前である。

 

 最終的には政治は多数派の意見により決定されるので、何が多数派になるかであるが。

 

 共生という考え方をどこかに入れなければ、合意は成り立たない。

 

 ロシアのようなカオスの極み国家に属するか、日本に属するか、どっちの方が幸せと感じるか、聞くまでもないような気もするが。

 

 ちなみに、これは歴史的な事実であるが、日本の領土は択捉島までではなく、カムチャッカ半島に直面している占守島までが日本の領土であり、樺太はその南半分まで日本の領土である。

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。