出産レポ⑥ | Ever ever after~アラフォーからの婚活➡結婚➡家作り&不妊治療➡高齢育児奮闘中

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アラフォーから一念発起してスタートした婚活を無事に卒業しまして、結婚と同時に不妊治療をスタート。
仕事、家作り、不妊治療を同時進行で頑張ること3年。
クリスマスイブに待望の赤ちゃんを授かりました。
2020年4月からは仕事に復帰。高齢ワーママ。がんばります!

こんにちは。ミキです
今年も今日でおしまいですね。
出産レポ、年内に終わらせたいので、ちょっと長くなりそうだけど、誕生までを一気に書いちゃおうと思います。
よろしければお付き合い下さいm(__)m


am8:30
手術室につくと、次々に挨拶されました。

麻酔科医の○○です。

助産師の○○です

8人?いや、もっとか??12人くらい?とにかく手術って沢山の人が関わってるんだなぁ~と言う感じでした。
次から次へと挨拶されて誰が誰やらって感じでしたが、とにかく皆さん!うちの赤ちゃんをよろしくお願いいたします!!!(T-T)

「前に動けますか?」

指示したのは誰だったのか。
とにかく、お腹が痛くて、ふぅふぅ呼吸しながら頷きました。
陣痛の合間を縫って、陣痛室から寝ていたベッドから、手術台にゴロリと転がりました。


麻酔科医「膝かかえるみたいに丸くなれますか?そうそう、横向きに寝て体育座りみたいな姿勢ね。はい、良いですよ~。ここに針指します。けっこう痛いですよ」

丸めた背中を触りながら言われました
え?ポーン
ちょっと痛いですよ。じゃなくて、
けっこう痛いですよ。なんだ(;A´▽`A

‥…‥…うん。確かに「けっこう」痛かったですえーん

でも、陣痛に比べたら『へ』でもない痛みでした。
早く麻酔効いてこないかな?キョロキョロ

麻酔科医に注射されながら、
導尿のカテーテル挿入
私に心電図のモニターを装着
酸素マスク‥…‥……
複数の人が私の体のあっちこっちを『調理』していく感じです。

まさに、まな板の上の鯉!

胸元に仕切りのカーテンのような物をかけられて、お腹の方が見えなくなりました。

麻酔科医「ここ触られてるの分かりますか?」

ミキ「はい、分かります」

麻酔科医「ここ、冷たいの感じますか?」

ミキ「はい、冷たいです」

麻酔科医「ここは、どうですか?」

ミキ「触られてるのは分かるけど、冷たくはないです」

麻酔科医「はい、良いですね。麻酔効いてるから痛くはないですからね」

脚の感覚がなくなると同時に、陣痛の痛みも感じなくなりました。

「それでは、胎児ほにゃららによる緊急帝王切開術を始めます。執刀医の○○です」「ほにゃららの○○です」「麻酔科医の○○です」「手術時間は1時間。出血は胎盤込みで○○の予定です」

私を取り囲んだ人達が早口で唱和したと思うと、お腹をグイグイ押される感じがしました。

ユッサユッサ
体が左右に揺れるくらいの勢いです

え‥…‥…?

痛くも痒くもないけど、でもでも、何してるの??σ(^_^;)?

しかも、やたらと寒い((( ;゚Д゚)))

「す、す、すいません、な、な、なんかすごく寒いんですけど」

歯がカタカタ鳴って喋れないくらい寒い
麻酔ってこういうものなの???!(・◇・;) ?

「麻酔のせいですね、これでどうですか?」

布団乾燥機のようなのを上半身に被せられました。これ、なに~?
ドラマの手術シーンとかでもこんな間抜けなの見たことないですアセアセアセアセ

「あ、はい少し良いです」

うん。まだ寒いけど、歯が鳴るほどではないかも。



そんな数分が過ぎた頃

「9時ちょうどですね。おめでとうございます!」

頭上から笑顔の麻酔科医が覗き込みました。

生まれた?
生まれたん‥…‥……だ‥…‥……?

身動き出来ず、下半身の感覚もない私は、生まれたと言われても、なんだかピンとこなくて、ボー~っとしてました。

え‥…‥……。でもでも待って?
泣き声は?泣き声聞こえないよ??

口々に「おめでとうございます」と声をかけられても、返事も出来ず、私はオロオロ‥…‥…

え?なんでなんで?
赤ちゃんの泣き声聞こえないよ!!

一生懸命耳を澄ましても、聞こえるのは自分の心電図の音くらい‥…‥……。
ピッ‥…‥…ピッ‥…‥…ピッ‥…‥……

58.59.60.61‥…‥……心臓止まりそうにドキドキしながら自分の心音を数えました。

まだ泣かない

なんでなんで?大丈夫なの!?
私は、身動きひとつ出来ないけど、内心はパニック(◎-◎;)

でも、手術室に緊迫した空気はなく‥…‥……と、そこへ、シュゴーシュゴーと、何かを吸いとる音がして‥…‥……。

オギャア~


な、な、泣いた~~‥…‥……笑い泣き笑い泣き笑い泣き

安堵と感動で私が泣きました。

良かった‥…‥……。
本当に良かった‥…‥……。

am9:00 赤ちゃん誕生。

帝王切開なのでカンガルーケアは出来なかったけど、生まれたての赤ちゃんを枕元に連れてきてくれました。写真も撮ってもらえました。

「よく来たね‥…‥……ママだよ」

小声で話しかけながら涙が出ました。
良かった‥…‥……。
本当に良かった

生まれてきてくれてありがとう‥…‥……。

am10:00 手術室から病室へ移動

主治医、小児科医、助産師からそれぞれ説明を受けました。

■主治医のお話
☑赤ちゃんが子宮の中で便をしちゃっていて、それを少し飲んじゃってる
☑お腹の中でストレスがかかっていたから?
☑破水は今朝ではなく、気付かなかっただけで昨日くらいから始まっていたのかも?
☑とりあえず、大きな問題はなさそう。詳しくは小児科医から説明を。

■小児科医のお話
☑赤ちゃんの心拍と呼吸が早いので2~3日、保育器で様子を見ます
☑肺の中にちょっと羊水が残っていて、溺れているような感じ?
☑帝王切開で急に生まれたから、まだ上手に肺呼吸が出来ないだけ。よくある症状なので、心配しなくても大丈夫。

説明を聞けば聞くほど、早々に帝王切開のジャッジをしてくれた先生に感謝です。
一応陣痛が来てるからと、子宮口開くのを待っていたり
あるいは、次に赤ちゃんの心拍が下がるのを確認してから帝王切開の判断になっていたら
もしかしたら、もしかしたら、手遅れになっていた可能性もなきにしもあらずだったのでは??滝汗滝汗滝汗

am4:40  破水⬅もしかしたら、前日からちょっとは漏れていたのかも?
am5:20  病院到着
am7:00  胎児の頻脈から一応帝王切開の準備
am8:00  帝王切開決定
am8:30  手術室へ移動
am9:00  赤ちゃん誕生
am10:00   手術終了

急転直下。
あれよあれよと言う間に、まさに『緊急』帝王切開で生まれた感じです。


そして、なにげに一番安心したのが助産師さんのお話でした。

ミキ「赤ちゃん、なかなか泣かなかったけど、大丈夫なんですか??」

助産師「あぁ!ドラマとかだと生まれると同時に泣くもんね~。あのね、お腹から出してすぐはまだ臍の緒が繋がってるから泣かないのよ。なので、泣くのが特に遅かったわけじゃないし、大丈夫だよ」

そ、そうなんだ(;A´▽`A

つまり、
お腹から出る➡①➡臍の緒を切る➡②➡羊水を吸引➡③➡泣く
ってことなのかな?

私は①②③の時間がすごく長く感じてオロオロしたけど、②③の時間で考えるとそんなに時間がかかったって訳じゃなかったのかな?キョロキョロ

通りで手術室の空気が緊迫してなかったわけです


クリスマスイブに人生で一番の宝ものを貰えました。


来年からは、育児カテゴリーに変更です
o(^o^)o

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m