初めてのオーネット支社訪問は、平日の19時頃でした。
どんなところかと、ドキドキしながら訪ねた支社は
普通のオフィスビル。
損保とか、通販会社の事務所とかが入っているような普通のビルで、
オーネットも、看板は小さなプレートで
いわゆる、普通の会社みたいな門構えでした。
ドアを開けると、
絨毯張りのオフィスで、中には細かく仕切られたブースがいくつか。
受付がわりのインターフォンの横に、ウエディングドレスのマネキンが飾ってあるあたりが
結婚相談所のイメージ。
別にあやしげでもなんでもない、小綺麗なオフィスでした。
インターフォンに「七時にお約束しているミキですけど」と名乗って
待つことしばし。
この時、いかにも結婚相談所のおばちゃんです。という、小肥り白塗りのおばちゃんが出て来たら、たぶん私は入会なんてしなかったと思う。
出て来たTさんは、長身細身で、シュッとパンツスーツを着こなした、サバサバした出来るOL風の女性。
そのTさんは、小部屋のようなブースで、私から、今の仕事の状況。過去の恋愛。結婚願望がすごくあるわけでもないけど、今のままだと出会いもないし…でも、結婚紹介所には抵抗があるっていうか、そこまでしなくてもっていうか、自然な出会いっていうか、そういうほうがいいかもって思っていて…
なんて話を、実に巧みに引き出していくの。
そんな話をしながら、私が結婚相手に望むアウトラインをまとめていって
パソコンに入力。
もうね、すごく細かいの。身長なんて1センチ刻みで希望条件入れられるの。
そんなの、気にしたことなかったよ(^^;;
確か、私が入れた相手への条件は
大卒か専門学校卒で、年収は500万以上。年は一つ下から七つ上まで。身長の希望はなし。A型かO型。現住所が関東近県。
対する私のスペックは、大卒で、年収600万。年は30代後半。身長は170センチ弱。現住所は関東近県。
さて、私の市場価値はいかに!?
800人(くらいだったと思う)
これが多いのかどうかは分からないけど
正直、年も年だし、マッチングする相手なんてほとんどいないのかも、と思っていたので
私の感想は
え?
こんなにいるの?
でした。
この中から、何人かと会えば、きっといい人がいるにちがいない。