大変寒い毎日が続いています。
こんな時期のお休みの日は家でゆっくり映画鑑賞を楽しむのがいいですね。・・・
何度も見ている映画でも、時を置いて繰り返し見たくなるのが私にとってはアルフレッド・ヒッチコック
監督作品や、人形アニメーションのレイ・ハリー・ハウゼンものです。
今日はヒッチコック監督の最後の作品、「ファミリープロット」を見直しました。
この作品は、過去何度か見てるのですが、不思議なことに細かいところをあまり覚えてなく、
見る度に、こんなシーンあったけ?と思う作品です。
インチキ霊媒師の女性(バーバラ・ハリス)が出てきます。
そこで霊媒師が出てくる映画で印象的な3本を思い出してみました。・・・
①ファミリー・プロット(1976年) アルフレッド・ヒッチコック監督作品
サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の最後の作品です。
インチキ霊媒師のブランチ(バーバラ・ハリス)は、恋人のジョージ(ブルース・ダーン)が調べた情報を元に依頼人の過去を伝えていて、金銭を得るという、あまり好い女性ではないのですが、なんか憎めないという
か、このカップルのドタバタぶりが面白く、サスペンスなのに、コメディの部分がたっぷりあって
笑わせてくれます。
事件を調べるうちにもっとたちの悪いカップルに巻き込まれて大変なことになっていきます。
この作品の冒頭に出てくる息子を探してほしいと依頼してくる老婦人(キャスリーン・ネスビット)
は1957年のケーリー・グラント、デボラ・カー共演の「めぐり逢い」でケーリー・グラントの
祖母役をしていた女優さんでした。
②ゴースト/ニューヨークの幻 (1990年)ジェリー・ザッカー監督作品
若い時にロードショーを友達と見に行って、涙ボロボロで見終わった作品です。
ラブストーリーとサスペンスを組み合わせたようなストーリーで、ショートカットのデミ・ムーアが
とても魅力的な作品でした。
強盗に殺されてしまい、ゴーストとなってしまったヒロインの恋人役をパトリック・スウェイジが演じています。このひとは惜しくも2009年に57歳で膵臓癌で亡くなってしまっています。
そしてこの作品でとても魅力的な霊媒師役を演じているのがウーピー・ゴールドバーグ。
インチキ霊媒師風で登場するのですが、実際には亡くなった主人公の男の声はこの人にしか聞こえない
ので、本物の霊媒師であることがわかってきます。
ウーピーはこの作品でこの年のオスカー助演賞を獲っていますが、確かにとても魅力的な演技でした。
たぶん、この映画をもう一度見直してももう泣けないかもしれませんが、ウーピーの演技はもう一度見てみたいです。
③ギフト(2000年)サム・ライミ監督
人の運命を見抜く“超感覚(ギフト)”を持った女性が、その能力を使って、町で起こった失踪事件を解き明かしていくサスペンス・スリラー作品で、この作品は笑えるところがほとんどない、シリアスな作品でした。
霊媒師的な主人公の女性を名女優ケイト・ブランシェットが演じています。
この作品はキャストが豪華で、妻に暴力をふるっているどうしようもない悪い男の役をなぜか
キアヌ・リーヴスが演じていて、なんでこんな役を引き受けたの?と当時話題になっていました。
でも、私的にはキアヌの演技は良かった(あまりにも憎らしいので)と思ってます。
ヒラリー・スワンク、ジョヴァンニ・リビシ、グレッグ・キニアなどが共演しており、それぞれ
演技がいいのですが、なんといってもケイト・ブランシェットの演技(繊細で見えないはずのものが
が見える超能力を持つ女性)が光っている作品でした。
怖いシーンもあり、こわいもの見たさで見直しています。