先日、動画サイトで「英国王のスピーチ」を見ました。
先日亡くなったエリザベス女王2世のお父様であるジョージ6世のお話で、 吃音癖のあった王が
言語療法士のライオネル・ローグと出会って、重要なスピーチを成功させるまでの葛藤を描いた作品です。
なんとなくストーリーが読めてしまう感じで、アカデミー作品賞を獲ったにもかかわらず、今まで見ていませんでしたが、史実でもあり、見た後にじんわりと感動が押し寄せてくるようなとてもいい作品でした。
未見の方にはおススメ作品です。
この作品でジョージ6世の妻であり、エリザベス女王(2世)の母であるエリザベス王妃を演じていたのが
ヘレナ・ボナム=カーターさんです。
王を陰で支える優しくて芯の強い王妃をナチュラルに素敵に演じておられました。
ヘレナといえば、一番先に思い出される役柄はやはりハリー・ポッターシリーズの恐ろしい魔女
ベラトリックス・レストレンジではないでしょうか
2010年にはこの極端に雰囲気の違う役柄を3つの作品(ハリー・ポッターと死の秘宝、アリス・イン・ワンダーランド、
英国王のスピーチ)で演じていたのが驚きでした。
↑1度見たら忘れられない「アリス・イン・ワンダーランド」のハートの女王。
ヘレナ・ボナム=カーターといえば、ティム・バートン監督と交際していたことが有名で、
彼との間には子供もふたりいるんですね。・・・
2001 PLANET OF THE APES/猿の惑星
2003 ビッグ・フィッシュ
2005 チャーリーとチョコレート工場
2007 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
2010 アリス・イン・ワンダーランド
2012 ダーク・シャドウ
ほとんどが特殊メイクの作品ですが、どの作品でも役柄にぴったりで才能のすごさがわかります。
悪女としては2012年の「レ・ミゼラブル」のテナルディエ夫人もあまりにも憎たらしくて印象的でした。
プロフィールを確認してみたところ、曾祖父は第一次世界大戦開戦時のイギリス首相ハーバート・ヘンリー・アスキス。母方からスペイン人とユダヤ人の血を引いている。ウェストミンスター・スクールで学んだ後、ケンブリッジ大学に合格していたが、女優としてのキャリアを考え入学を辞退したとのこと。・・・
上流階級の出身の方だったんですね。
脇役でキラリと光る(いい意味でも悪い意味でも・・・)
素晴らしい女優さんだと思っています。・・・
これからの出演作品も楽しみです。