現在放映中の NHK の朝ドラ『おちょやん』は、松竹新喜劇の創立メンバー浪花千栄子がモデルのせいか、舞台役者が多く配役されていますね。

 先代天海天海役の茂山宗彦は、お豆腐狂言の茂山家の狂言師ですし。私、二十年以上前に花形狂言少年隊の舞台を何度か観に行ってました。何がきっかけだったかもう忘れてしまったのだけど、宗彦君(と言っていいくらい当時は若かった😊)に注目して、彼が出演した『アンネの日記』の舞台まで観に行ってましたからね。いま彼の姿を見るとなんか懐かしいです。

 おちょやん映画女優時代の助監督を演じた若葉竜也くんは、大衆演劇チビ玉三兄弟(若葉五兄弟)の三男なんですね。兄弟の中でも、彼が一番メディア出演が多いのではないでしょうか。優男だしね。私、若い頃いろんな物を観まくってた時期がありまして、それこそ能や歌舞伎から小劇場まで。展覧会にもよく行ったな。なので一度大衆演劇というものも観てみたいと思って、若葉劇団の公演を観たことがあります。いわゆる芝居小屋ではなく、文化会館みたいな所でしたけど。その時は若葉紫が目当てで、竜也くんはすごく小さい頃で、出てたのかな? 覚えてないんですけど、今やすっかり大人になった竜也くんを見ると感慨深いものがあります。

 そして明日海りおですよね。ご存知の方も多いと思いますけど、みりおさんは元宝塚花組の男役トップスターです。フェアリー系男役と言われてただけあって、みりおさんの女優転身には違和感ないですね。やっぱり美人さんです。宝塚ファンの友達に誘われて『邪馬台国の風』を観たことがあります。この作品は、ヅカファンには不評だったらしいのですが、たまにしか宝塚の舞台を観ない私にはじゅうぶん面白かったです😄。男役のみりおさんはやっぱり素敵でしたし。

 主演の杉咲花ちゃんのお父上は、元レッド・ウォリアーズのギタリスト木暮武彦(シャケ)です。といっても幼少期に両親は離婚。「ずっと母子家庭だった」と言っている彼女にとって、父親という実感のない人なのかもしれませんね。シャケは再婚して新しい家庭がありますし、花ちゃんにとって父親は、母親と自分を捨てた憎い人なのかもしれませんし。
 一時期毎週末ライヴハウス通いしてたロック少女だった私は、特にレッド・ウォリアーズのファンではなかったけど、好きなバンドの一つではあったので、西武球場のコンサートを観に行ったことがあります。
 私はあまり売れなかった Valentine D.C.というバンドのファンで、そのヴォーカルの Ken-ichi が先輩のシャケに「もっと売れ線の音楽をやった方がいいのかな?」と相談したことがあったそうです。するとシャケは「答えは四択しかない。好きなことをやって売れるか、好きなことをやって売れないか、好きじゃないことをやって売れるか、好きじゃないことをやって売れないか」これを聞いた時、私は別にシャケのファンじゃなかったけど、「シャケかっこいい!」と思いました。
 好きじゃないことをやって売れないのは最悪だし、好きじゃないことをやって売れても楽しくないし、であれば好きなことに賭けるしかない、と自ずと答えは出ますよね。
 杉咲花がシャケの娘だと聞いた時はとても驚きました。シャケの娘だったら、大人っぽい美人かな?と想像したので、こんな可愛い娘だなんて(驚)!という感じです。
 
 大衆演劇の話が出たついでに書くと、おちょやんには出演していませんが、早乙女太一くんの舞台も、私は観に行ったことがあります。大衆演劇は、公演がはねた後にお見送りがあるんですよね。当時十五歳だった早乙女太一くんは、白塗りの下からも肌の輝きが感じられるほどの若さと色香を放っていて圧倒されたのを覚えています。
 昔、NHK がタッキー主演で『雪之丞変化』のドラマを演ったことがあって、タッキーも綺麗で頑張ってはいたのですが、踊りの場面を観たら「この役は早乙女太一がやってくれたらな」と思ったことがあります。鷺娘を見事に踊れるだろうし、綺麗で険のある早乙女太一くんは、色悪がハマりそうですよね。