つい先日 Da-iCE の花村想太くんと元 NMB の渡辺美優紀ちゃんの交際報道が、ネット上を騒がせていましたね。想太くんのエモい歌声に魅了されている私としては、別に彼に彼女がいようが、結婚しようが、ファンとしてのスタンスに変わりはないのですが😄。むしろ文春砲の対象になるなんて、想太くんも売れっ子なんだなあと感心したくらいです😁。お相手が元 NMB ということもあったかな?
 想太くんにしてみれば「俺はアーティストであってアイドルじゃない」= 芸を売っているのであって、色を売っているのではないという思いがあるでしょうね。それでもショックを受けた女性ファンは少なからずいるわけで、それはなぜかと言うと、魅力的な芸能人のファンは、多かれ少なかれ彼(女)に恋してるからです。決して成就しない恋ですけどね😅。

 という訳で、今回「なぜ好きなアイドルやスターが結婚したり、恋人の存在が露見すると嫌なのか」を考察してみることにしました。

 ごく現実的に考えれば、好きなスターやアイドルが独身でいたところで、一ファンである自分が彼(女)とつきあったり結婚することはできない訳です(万が一の可能性がないわけではないが😄)。それでもアイドルやスターが恋人発覚したり結婚してしまうのが嫌なのは、先に述べたようにファンは彼(女)に妄想恋愛感情を抱いているからで、恋愛感情とは独占欲ですから、恋人発覚はファンに対する裏切り行為なのですね(身勝手な論理ですが)。
 ファンの妄想恋愛のために、アイドルやスターが結婚できなかったり、恋人を隠さなければいけないなんて不合理極まりないのですが、恋人発覚したり結婚してしまうと、アイドルやスターのファンが減るという現実は厳然としてあるのです。「彼(女)が幸せであればそれでいい」という物分かりのいいファンばかりではないですからね。例えば Da-iCE の場合だと、颯くん以外のメンバーは皆三十代の大台に乗っていて、結婚していてもおかしくない年代です。でも Da-iCE のメンバーが全員結婚してしまったら、やはり今よりもファンは減るだろうと思います。

 アイドルやスターの恋人が露見したり、結婚してしまうと嫌だという感情に、もう少し現実的にアプローチしてみます。
 一つは相手の顔が見えちゃうと(ゲスい言い方になりますが)「私の貢いだお金があの女(男)の所に流れて行くのね」と現実に引き戻されて冷めてしまうというのがあります。歌やパフォーマンスの対価としてお金を払っているのだから貢いでいる訳ではないんですけどね😅。
 もう一つはお相手が気に入らない場合です。ファンにとってみれば、アイドルやスターの恋人は恋敵な訳ですから、気に入らないに決まっているのですが、それでも「彼(女)なら(素敵だから)しょうがない」と思える場合と、「なんであんなのと! 女(男)を見る目がない!」と腹立たしい場合ではだいぶ違います。特に後者の場合は、アイドルやスターに対する著しい幻滅を引き起こします。連れ合いの選び方で本人の器量がわかると言われますからね。でも恋は盲目だし、こればっかりはどうしようもないんですけどね😅。(ちなみに渡辺美優紀ちゃんについては私はなんの感情も抱いてません。NMB は山本彩ちゃんと山田菜々ちゃん(中山優馬くんのお姉さんだから)くらいしか知らなかったし、活躍してた時期を知らないので感想がないのです)。
 あと一つは、芸能人の場合は結婚してしまうと、所帯染みるとまでは言わないが、落ち着いてしまって、芸能人としての魅力が薄れるということがあるかもしれませんね。
 
 スターのファン、特にアイドル・オタクと言われる人たちは、どんなに彼(女)に恋し、お金や時間をそのために費やしたところで彼(女)と結ばれることはありません。せいぜいファン・サービスしてもらい、認知してもらって喜ぶ程度です。言わば永遠の片思い。まことに不毛な情熱です。合理的に考えれば愚の骨頂です。しかし言ってみれば、アイドル・ヲタは夢にお金を払っているのです。自分好みのセクシャル・ファンタジーにどれだけお金を使おうと、それは個人の自由です。アイドルやスターが恋人発覚したり結婚してしまうのは、ファンからすれば夢を壊されることです。であれば、そうしたファンは次なる存在へと乗り換えるでしょう。もっと若く、美形の、才能ある、夢を見せてくれるタレントは、次から次へと登場してくるのですから。

 その昔、坂本龍一が大島渚監督に「昔の映画会社は『スターを作る』という言い方をしてましたけど、具体的にどういうことをするのですか?」と質問してました。それに対する監督の答えが「スター候補の子にまとまったお金を上げる。そうすると若いから遊びたくなるよね。新人とはいえ顔を知られる商売だから、やたらな場所では遊べない。そうやって遊び場所を選ぶようになると、スターのオーラが出て来る」のだそうです。昔だったら金持ち相手の会員制クラブとかですかね? 今は銀幕のスターの時代ではないし、ネットで何もかも暴露される時代ですが、「秘すれば花」という言葉があるように、謎がカリスマ性を生み出すのです。謎は常に魅惑なのです。今の時代は、アイドルやスターだって生身の人間であることは誰もが承知しているし、カリスマ的な神秘性なんて求められてないのかもしれませんが。それでもアイドルやスターには、あまり私生活を切り売りしてほしくはありません。
 以前うちの母が「福山雅治が出て来た時『こんな人がいるのか!』と思ったけど、結婚すると聞いて『普通の人になっちゃったな』と思った」と言ってたことがあって、「そう! それだよ。アイドルやスターは一般人のように凡庸であってはならないの。いつも想像力を掻き立てる存在じゃないと」と思ったことを思い出します。
 「好きな人がいたからといって、別に悪いことをしてる訳じゃないんだから、コソコソするのは嫌だ」という考え方もあるでしょう。でもアイドルやスターの場合は特に、なんでもかんでもオープンにすれば良いというものでもないのです。

 醒めた考え方をするアイドルやスターの場合、ファンの妄想恋愛になんかバカバカしくてつきあってらんないと思うでしょう。そういう時は「恋愛禁止は建前。恋愛禁止はお金のため」と唱えることをお薦めします。そうすれば少しは気が晴れるでしょう😁。でもあんまりファンをバカにしていると、態度のどこかにそれが出て、ファンは離れて行きます。人気商売である以上ファンは大切にしないとね(飯の種だから。またドラスティックな言い方をする😁)。ファンの夢を壊さないように、できれば私生活は謎のままで。ファンの恋人にはなれないけど、心の恋人にはなれるように(なんか虚しい響きww)。