とりあえずは何か手をつけることが大事である。


現在私は、就職活動の一環として各鉄道会社を詳細に調べている。


企業理念、営業規模、施策、制度、採用情報などをレポートにまとめている。


そのなかで分かったことがあった。


それは、自分は何に的を絞って企業研究をすればいいか、ということだ。


私は、運転士になるのが夢だ。


鉄道会社に就職する理由の第一には、夢の実現のためということがあげられる。


では、数ある鉄道会社の中でも、どうしてその一社に就職を希望するのか。


それを明確にするため、今、企業研究を行っている。


そう考えたとき、ある結論に至った。


それは、運転士になるため採用を希望する自分が、会社選びで最重要視しなくてはいけないのは、運転士を取り巻く環境であるということだ。


運転士になるまでの研修制度、教員・設備の充実度。また運転士としての働きやすさ。福利厚生、勤務時間。職場や上司の親しみやすさ。さらに、運転士になってからのキャリアはどうか。


以上について、研究をすることが特に重要であるのだ。


最初、何を始めていいか分からず、とりあえず企業研究をするにあたり、自分で調べる項目を決め、作業を進めてきた。


そして、今になって、ようやく企業研究の本質に気づけた。


最初から本質的で、正しいことができるとは限らない。


とりあえず動き出すことの重大さを知った。







2010年10月7日 読売新聞

西武鉄道 「秩父サイクルトレイン」

西武鉄道と秩父鉄道、埼玉県秩父市は11月14日、秩父市内などを自転車で巡る「秩父サイクルトレイン」を開く。


自転車ごと乗れる臨時列車を運行して車の利用を控え、CO2削減を狙う。


利用の予約は、17日までに秩父市公式サイトから応募する。


Link記事全文


Link秩父市ホームページ


<考察>


サイクリングをする場所は限られている。


サイクリングを楽しむ場所といえば、河川敷のサイクリングロードや、レジャー施設に設備された専用コースである。


そういった施設の近くに住む人は、気軽にいつでもサイクリングを楽しめる。


しかし、周辺にそういったコースがない人は様子が違くなる。


実際にその場所まで長い距離自転車をこいで、それからコースを走り始めるか、車に積んで自転車を運んでいくかのいづれかである。


私も、両者の経験があるから言えるのだが、どちらの方法とも、サイクリングを始める前に疲れ果ててしまうのだ。


コースにたどりつくまでに力を使い果たし、または、車載という不慣れな作業と車の運転に労力を使い、結局サイクリングを楽しむどころではなくなる。


西武鉄道は、そんなサイクリストの悩みを解決してくれる、うれしい取り組みを行っている。


ぜひとも自分も利用したい。また、違う鉄道路線でもこの取り組みが広がればよいと思う。


サイクリストだけでなく環境にも、また地域にも有意義であるからだ。


前述のように、自転車を運ぶための車利用がなくなりCO2削減効果がある。


また、列車運行と合わせて、地域がサイクリングロードを整備し、その沿線や駅にサイクリスト用の施設を設けたりと、地域活性化の効果も期待できる。


西武鉄道には、いづれ臨時列車としてでなく、定常運行できるよう、サイクルトレインの問題点を浮き彫りし、改善し、他の鉄道会社に取り組を伝播させていってほしい。






2010年10月2日 読売新聞 編集手帳


パソコンに「常識力検定」と入力したつもりが、「上司気力検定」と変換された。


何年か前、日本漢字能力検定協会が募った漢字の誤変換コンテストで優秀賞を受けた作品である。


どの職種でも、組織として常識の存否が疑われるときは、率いる上司の気力が腐っている場合が少なくない。


大阪地検特捜部の部長と副部長二人が犯人隠避の疑いで最高検に逮捕された。


この二人にも同様のことが言える。


「正義」を奉じ、「巨悪」と対決する気力はどこへ消えた。


「常識力」と「上司気力」の検定があったならば、零点である。



<考察>


私の目指す鉄道業界各社においても、「常識力」と「上司気力」は重要である。


鉄道会社は何よりも安全第一でなければならない。


安全を成し遂げるには、社員一人ひとりが「常識力」を備え、上司がゆるぎない「上司気力」をもつ必要がある。


そして、絶えず安全追及のための取り組みを行わなければいけない。


かつて、JR福知山線で大事故が起きた。


運転士の「常識力」の欠如。


上司の「安全運転を真に実現しよう」という「上司気力」の欠如。


この二つが原因で事故は起きた。


鉄道会社の社員が、「常識力」と「上司気力」検定において零点を取るようなことが、絶対にあってはいけない。