スタッフのOKの声にも反応せずに一点を見つめて固まっている…
何してるんだよ…
俺はマネヒョンから受け取ったタオルを頭に投げ掛けて、このバカと一緒にスタッフに頭を下げて手を引いてスタジオを後にした。
「おい~ドンへさん~」
無反応な上、嗚咽まで漏れだして俺たちは慌てて物陰に隠れた。
「いい加減泣き止めよ~」
タオルを掴んだまま涙は垂れ流し、床には水滴がポタポタ落ちる…
「泣き止まないとカラカラになるぞ」
その言葉に肩を跳ねさせてゆっくりと顔を上げた。
「…カラカラになるの?」
「どうだろ?そのままずっと泣いてたらなるんじゃね?」
俺が笑うと少し落ち着いた様で深く息を吐いた。
「泣き止んだ?」
「…少し…」
また俯こうとする頬を掴んでそのまま横に引っ張る。
「お前の事だから泣くために変なこと考えたんだろ~♪」
からかいながら言うと拗ねたように口を尖らせた。
「ヒョク…変なことじゃないよ…俺にとっては大切なことなの…」
再び湿度を増してきた瞳に俺はため息を吐き、掴んでいた手を離して頬に添えた。
「でも、実際に起こってることじゃないんだろ?」
俺の言葉に罰が悪そうに伏せ目がちに頷いた。
「でっ、お前のパボな頭で考えた悲しい事ってなんだ?」
「パボって言うな…」
「悪かったよ、で?」
するとドンへは少し恥ずかしそうに顔を背けようとしたけど俺が離すわけないだろ。