流星たちが街角に降る | ZOIDS SHOP ~細目な店長の店~ [ゾイド]

流星たちが街角に降る

どもです。



年末ですね。


店長クリスマスには地元に帰省しますので、今年のゾイド記事は今回がラストだと思います。



2023年はゾイド40周年ということで、イベントやアニメ配信等、熱い一年でしたね。



そんな最中、店長実は超〜希少ゾイドの入手に成功していました。


これにより長年の研究に一つの答えが出ました。



40周年の最後ににふさわしいマニアックゾイドをお見せしましょう。








ご覧下さい、これが今年入手した超希少ゾイドです。

海外版のガリウス、タブ左上のTOMYロゴがなかよしマーク。

アメリカで初展開したシリーズ最初のゾイドです。


今まで度々紹介している、本ブログではお馴染みの品に見えますが…???

実は違うんですね。
中を見て下さい。







組立説明書がTOMYじゃない!?
謎のロゴ、HALES!?

以後「HALES版」と呼称させていただきましょう。


HALES版の発売は、なかよしマークからもわかる通り1981年。

その正体は、シリーズ最初のヨーロッパ版ゾイドであります!







並べてみました。
右がアメリカ版、左はメカボニカ。

見慣れないHALESロゴが異彩を放っていますね。


HALESをネット検索すると、ハセガワ製のプラモデルが多数ヒットします。
飛行機のハセガワ! 

どうもイギリスでそれらのキットを販売していたメーカーらしいです。


そして、そんなメーカーがゾイドを??
どうやら売ってたらしいんですね。


TOMYが販売していたレンズマンのプラモデルなんかは金型や製造はハセガワだった事が知られています。
そんな繋がりが関係しているのでしょうか。


今回完璧な状態で入手出来ましたHALES版。

製造は日本です。
キットとしてはアメリカ版はもちろん、メカボニカのメカギラス、メカ生体ゾイドのガリウス等とまったく同じ物。

つまりいつもの組立済みでは判別不可能なパターン。
これがHALES版の謎をより深いものにしていました。




実はHALES版、海外オークションでゾイド探してると、説明書だけならたまに見かけます。

山盛りのジャンクとか、説明書まとめ売りなんかに紛れてたり…。


ただ、STARZETAの様な怪しい品も世の中には存在します。

厄介な事にHALES版の説明書にはTOMYの表記が無く、説明書だけではどういう品なのかわかりません。


今回未組立の完品を入手して、初めて正規のゾイドであることが証明できました。

更に、パッケージになかよしマークが使われている事で発売時期も初めて特定。
最初のヨーロッパ版であると判明した訳です。







パッケージはアメリカ版の流用ですが、箱裏の表記がTOMYコーポレーションからHALES用に書き換えられています。

アメリカ版の表記を塗りつぶしてから書き換えているので、HALES版の方が後発ということになるみたいですね。


申し訳ないのですが、今回HALES版の箱裏はぼかしを入れました。
悪用する輩はいないと思いますが念のため。







ちなみに、ヨーロッパのゾイドならUK版じゃないの???
と思われるかもしれませんが…。

「UK版」呼称の由来であるイギリス子会社TOMY UKが出来たのは1982年なので、HALES版はUK版には含まれません。


そもそも1981年時点でイギリスに子会社が無かったことからHALESが販売することになったのでしょう。



またまたちなみに、発売はアメリカ版の後、そして翌年からはUK版の展開に切り替わったことを考えると、必然的にHALES版の販売期間はかなり短いと考えられます。

これはなかなか出回らない訳だ。






まとめるとこんな感じ。
今回のHALES版は左下ですね。

日本でメカ生体ゾイドが始まる前にも色々あったことが伺えます。

HALES版もアメリカ版やメカボニカと同じく商品ラインナップは3種類だけだと思われます。
次はコンプを目指したいですね。



さて、HALES版いかがでしょう。
そもそも皆さんHALES版の存在を知ってましたか???笑


これで今年のゾイド話はおしまい!

ゾイド40周年に40年より前のゾイドの話題で終わるのは、なんとも本ブログらしいかと思います笑


来週は地元に帰ってるので、気が向いたら更新かな笑

ではでは。