今更聞けないガンスナイパー | ZOIDS SHOP ~細目な店長の店~ [ゾイド]

今更聞けないガンスナイパー

どもです。



なんだか天気が悪いですね。

今日は珍しく新世紀ゾイドの話をしようかと思います。







ガンスナイパーです。

先日偶然ナオミ仕様機が手に入りましたので、手持ちのガンスナイパーを全部比較してみようという企画です。



2000年に発売しましたガンスナイパーは、アニメでも活躍の多い人気のあるゾイドです。

しかし、組立キットとしてのガンスナイパーで真っ先に話題に上がる事と言えば、パーツの成形の悪さです。
事実とにかく出来が悪い。

特に初期の個体は、組み立ててもまともに歩かない個体すらあったというのはよく知られています。










箱右下の辺り、TOMYロゴが丸文字の初期ガンスナイパーです。

初期ガンスナイパーは2種類に分けられ、それぞれ「α版」「β版」とします。

写真では印を付けていますが、厄介なことにこの2種は箱の外観で判別することが出来ません。
まったく同じです。






では見ていきましょう。
頭部、上顎から首にかけてのパーツを比較します。

金型は同じ物が使われていますが、β版では角パーツが取り付けられる穴が面取り加工されていますね。
そしてα版にはパーツ表面に独特のぬるりとした艶があります。


おそらく最も初期に生産されたのがα版で、最も成形が悪いのもα版です。

微妙に成形色も異なり、β版からのカラーリングがスタンダードな物になります。


腕部のパーツです。

こちらも同じ金型ですが、やはり成形色が異なります。
写真だとちょっと分かりにくいですが、β版以降のカラーリングは青味がかっているのに対し、α版はほぼ純粋な銀色です。

エッジがだるいのは同じですね。







α版とβ版を比較している最中に妙な物を見つけました。

21番ナンバータグ裏に、漢字の「水」のような模樣。
金型のキズでしょうか?謎です。








続いてナオミ版。

アニメ「ゾイド新世紀/ZERO」の人気登場人物ナオミ・フリューゲルの搭乗の赤いガンスナイパーを再現した品。

発売は2001年8月。
ヨーカドーやトイザらス等で販売された限定品です。






β版と比較します。

成形色は違いますが、金型はこれまったく同じですね。
相変わらずエッジダルダル。


腕もまったく同じです。

せっかくのアニメ登場機、それも人気キャラクターの専用ゾイドを再現した限定品なのに、これは残念と言わざるをえません。


まったく同じなので、もちろん「水」のキズもそのまんま。

今までこのナオミ版を持っていなかったのも、正直なところ特に良い部分が無いってのが理由の一つだったりします。

いくら限定品といってもこれではね…。








次はハズブロ版です。

主にアメリカで販売された品ですね。
日本国内でもイベント等で輸入品が販売されたので、中古市場では今でもそれなりに出回っています。

ゾイド界隈ではこのハズブロ版で金型が改修されたという説が一般的です。
果たしてどうなんでしょう?







頭部パーツ。

う~~~ん?

大きな違いは見られませんが???



腕、こちらも特に違いは無さそう。

強いて言えばハズブロ版の方は少しバリがある気がしますが、このくらいは個体差の範囲でしょう。



ところが!
ランナーをひっくり返してみると、「水」が無い!

これはどうやらパーツの裏側を成形する側の金型が改修されている様ですね。
成形時にパーツを突き出すピンの跡なんかもかなり滑らかになっています。

「リアルに歩行」を謳っておきながら、組立ても歩かない…なんてのは流石にマズかったのでしょう。
歩行ギミックに影響しそうなパーツ裏側が改修されるのは納得です。


ハズブロ版で改修が入った定説は事実だったか!
謎のキズがこんなかたちで役に立つとは…。









さて、最後はTOMYロゴが角文字のやつ。
これがいわゆる後期版

通常販売された新世紀ゾイドのなかでは現在かなり貴重な部類に入ると思います。

昨今中古市場に出回っているガンスナイパーは大半が丸文字TOMYロゴ版、α版かβ版のどっちかばかりですからね。後期版はなかなか見かけません。







では比較、これは一目瞭然。

まずランナーの太さがまったく違いますし、ゲート位置も変わっています。
エッジも立っていて良い。パーツ表面のヒケも改善している様に見えます。

これはほとんど新規金型ですね、別物だ。


腕パーツ、こちらも凄い。

エッジがカチッと立っていますね。
ここまで違うのか。

後期版で大改修が入ったのは知っていましたが、実際比較してみるとその違いに驚きます。



今はHMMがありますが、もしTOMY製の動くガンスナイパーがどうしても作りたいと思ったら後期版一択ではないでしょうか。

となると貴重品なのがネックですね。

一応「TOMYロゴが角文字なら後期版」だとは思いますが、買うときは中を確認しましょう。
ナオミ版もロゴは角文字ですからね、パッケージだけで判断はしないほうがいいかも。








次は背中のミサイルポッドを見ます。

このパーツはスプリングを使ったギミックが内臓されているのですが、やはり初期の物は動作不良が少なからずあったとされています。






α版、β版、ナオミ版は同じ形状ですが、やはりハズブロ版から改修が入っているみたいです。

真上から見るとスプリングギミックのスイッチの位置が異なります。
ということは内部構造にも改修があったと見て間違いないでしょう。
界隈の定説通りですね。

このスイッチの位置を見れば、組立済みのガンスナイパーでも金型改修以前の個体か改修以後の個体かが判別できます。



横から見ても違いがあります。

赤線部分の角度が違うのが分かりますか?
やはり後期版のパーツは洗練されている感じがしますね。

後はハッチ内のミサイルの造形がマトモだったらなぁ…!






※(eBayから引用)

という訳で、ガンスナイパーの比較でした。
いかがでしょうか。

改めて比較してみるとけっこう違うもんですね。

後期版のディテールやミサイルポッドのスイッチ位置は覚えておいて損は無いと思います。
ガンスナイパーを見かけたら要チェックや!



実はガンスナイパーにはもう一種類、ハズブロ版と同時期のヨーロッパ版があるのですが、流石に持ってません。

手に入ることがあれば、また完全な比較をやりたいと思います。


ではでは(´・ω・`)/~~