少年とワンちゃんは今まで失っていた、
信頼、友情、愛情を一気に取り戻すかの様に
凄いスピードで結ばれていきました。
おかげで調教もどんどん進んでいきます。
そんなある日、事件は起きました。
ワンちゃんに夜のご飯をあげて
ワンちゃんの部屋の鍵を閉めなければいけない決まりなのに
鍵を掛け忘れてしまう少年。
朝ワンちゃんにご飯をあげに行き、
ワンちゃんの居ない事に気付いた少年。
慌てて先生の所に行き、自分の犯した失敗を先生に話し
ワンちゃんを探す許可を、お願いする少年。
本当は決められているスケジュールが有るので、
許可は下りません。
先生は少し考えて、夕方の決められた時間までならの条件付きで
少年にワンちゃんを探す事を、許可しました。
一つ間違えると施設から脱走する可能性も有る事も・・・。
先生は少年を信じていました。
だから許可出来たのだと思います。
少年は、ワンちゃんの行きそうな所を次から次へと
必死に探します。
それは大事な掛け替えの無い物を探す様に・・・。
信頼出来るの者、信頼してくれる者・・・。
自分の事よりワンちゃんの事が心配で探す少年。
何処にも居ません。
もしこのまま居なくなれば、ワンちゃんはどう成って仕舞うのか
想像は付きます。
だからこそ少年は必死なのです。
約束の時間も残り僅か、何時も訓練しながら歩く草原。
大声でワンちゃんの名前を叫ぶ少年。
その時です、少年に向かって一直線に夢中で走ってくるワンちゃん。
そう、あのワンちゃんです。
少年の胸に飛び込んでくるワンちゃん。
尻尾を振りながら少年の胸に、
少年はうれし涙でワンちゃんの名前を叫びながら
無事で帰って来てくれた事の喜び。
少年にとっても、ワンちゃんにとっても、掛け替えの無い離れられない
存在に気付く事が出来た事件だと思います。
より一層信頼関係が深まった少年とワンちゃん。
調教は更に進み、ワンちゃんがここから卒業する時が来ます。
幸いにも里親さんも見つかり、別れの時が近づきます。
新しい飼い主さん(里親)は、自閉症の少年(8歳)とママさんです。
少年とワンちゃんは、先生と一緒に自閉症の少年とママさんに
会いました。
この続きは、後ほどに・・・。m(_ _ )m