いとこの明夫さんが、
大腸がんで亡くなって、
今年で7年になります。
享年67歳、
煙草も酒もやらず、
毎朝、納豆を食べ、
癌などとは、
とうてい距離を置いた生活をしていたはずなのに、
どこで、どう知り合って、
この悪い病魔と付き合い始めたのかを、
亡くなる一年前まで、
妻も知らなかったようです。
明夫さんは、
やせ形で眼鏡をかけていて、
常に妻の後ろで、
笑みを浮かべ、口数も少なく、
話題はいつも仕事関係の話で・・・、
当たり障りのない、
聞いているうちから、
どうでもいいような、
すぐに何の話をしていたのかを
忘れてしまいそうな人が、
私の印象に残っている明夫さんです。
私は今63歳、
たばこと縁を切って11年、
お酒は、たまに付き合ってはいますが、
家から離れた場所で、
会う機会は滅多にありません。
明夫さんの年齢に近づいてきた私です、
大腸ポリープは、
4年前に収穫してからは、
まだ見つかっていません。
今のところ、
癌との付き合いはないのですが、
仕事はやめた来年の5月あたりから、
認知症の誘いがあるかもしれません。
今から、よい薬を探しておこうと考えています。