2011年、ポランスキーの密室映画。

面白かったです。
エピローグプロローグ以外は、全部マンションの一室なんですが、短めだしみんな演技は上手だし脚本も良くて、全然退屈しませんでした。

ジョディ・フォスターは、やっぱり演技がうまい。
激怒するシーンなんか、頭の血管切れるんじゃないかとハラハラしましたw

ハイソな奥様にはケイトウィンスレット。


とある二組のたいしょうてきな夫婦。
彼らの小学生の息子たちがけんかをし、一方の子に歯を折るという怪我を負わせます。
その一抹を、穏便に話し合って解決しようとする夫婦たち。


最初は、本音と建て前で穏やかに事はすすむのですが、段々お互い本音を吐き出し険悪になり、それはやがて二組の夫婦間の溝や不平不満をも爆発させていきます。

夫婦それぞれは仲良くやっていたのに、途中から相手の夫婦そっちのけで、それぞれの嫁と夫がののしりあいww
みんな不満貯まってたのねー。

ゲロは吐くわ、携帯を花瓶に投げ入れるわで、もう無茶苦茶w

BGMもないし、これ演技が下手だったら退屈すると思います。


大人たちが散々のの知り合っている中話は終わり、エピローグでは当の子どもたちは、おとなのけんかどこ吹く風で、とっくに仲直りしているという。

シニカルな笑い?な作品でした。
ほんとよく出来てた。

原題は『修羅場』だそうですが、この邦題は上手だなあと思います。
全てがひらがなだから、子ども目線を連想させるし、いかに大人が愚かかを子どもが皮肉っているかのようです。