夏目漱石は、社会人なりたてに『こころ』しか読んだことがなかったんですが、ダイソーの文庫で売ってたんで『坊っちゃん』購入。
百均で、こういう有名文学が気軽に買えるのは嬉しい。

『こころ』が、重苦しい内容だったんで、これもそうかと思いきや、全然違いました。
いわゆる大衆小説で非常に読みやすかったです。
 

東京育ちの坊っちゃんが、愛媛の学校に赴任して、なんだーかんだーです。
チャラチャラ教師の赤シャツ、強面の山嵐、坊っちゃんをからかう生徒たち。


愛媛エピソードが主ですが、東京に置いてきた坊っちゃんの世話係の婆やとの関係もミソです。
なんだかんだと文句をたれながらも、いかに彼女の存在が大きかったことか。
東京に戻っていの一番に、婆やに会いにいきます。
そのくだりは、ほんの数行ですがホロリとしました。


面白かったです(^.^)ノ