あまりに暇なんで、歯さんの本をかしてもらいました。
彼は私以上に本を読まないんですが、なぜかこれを持ってた。

東野圭吾。
東野圭吾って推理小説のイメージしかなかったんですが、こういうファンタジーも書くんですね。
知らなかった。


くだらない悩みから真面目な悩みまで、悩み相談を引き受けるナミヤ雑貨店の爺さん。

幾つかの章に分かれていて、時代も爺さんの時代から孫の代まで幅広いんですが、時空をこえて時代がリンクしたりします。
各章も少しずつリンクしていて、最終章ではジグソーパズルが完成するように、全章が繋がります。

アマチュアミュージシャンの章が、ちょっとやるせなかったかなあ…。
曲は残ったけどやっぱり切ないな。


泣けはしなかったけど、悪青年三人が最後に自首を決めるところは、じんわりきました。
三人と晴美がリンクしてるところは良かった。
晴美のお礼の手紙が三人に届いて良かったです。
彼らにあてた爺さんからの返信は臭いなと思ったけどw



面白かったし、とても読みやすいので、頭をつかわずに読書したい時にぴったりだと思います。


よくこんな話の構成おもいつくなあ。
私だったら、プロットたてても訳が分からなくなりそうですw
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