1977年、ソフィアローレンとマストロヤンニ。

この二人の組み合わせ好きです。
メグライアンと言えばトムハンクス、ソフィアローレンと言えばマストロヤンニといった具合で、この二組のカップルは組み合わせだけで見たくなりますw


ヒットラーがローマを訪問。
ファシスト万歳な風潮な中、民衆は大歓迎でヒットラーのパレードを盛大に行います。
みんながパレードに出かける中、子沢山お疲れ主婦のソフィアは家事のため残ります。
一方、反ファシストの同性愛者マストロヤンニもパレードへ出かけず。
偶然知り合った二人の1日を切り取った物語。


舞台がマンションの二室と屋上のみの、静かな作品です。


ソフィアは化粧せずの貧しいすっぴん主婦。
安藤美姫に似てるなあと毎回思います。
夫は売春宿通い。


マストロヤンニはホモながら品の良いぶっとんだ紳士。
ソフィアには心を許しますが、実はその日の夜に流刑されることが決まっています。


それを知らないソフィアは、今後も友だちとしてでいいから付き合いを願っています。


ラストに窓際でマストロヤンニから借りた本を読みながら、彼の部屋の動向をチェック。
何者かに連行される彼を見つけ、事を悟るのでした。


雰囲気のある作品です。


冒頭に、実際の当時のパレードの様子が流されます。
異様な感じがしました。