1960年フランス白黒映画。

紹介文に「ドゥミ監督(誰?)の最高傑作であり、ヌーベルバーグの真珠と称された幻の名作」とか書かれてあったら、そりゃ見ますわ。
ヌーベルバーグの真珠って何!!
て、事で鑑賞。

ドゥミ監督って『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』の人でした。



メロドラマです。
偶然に昔の幼なじみにローラに再会した青年ローラン。
初恋の相手ローラはキャバレーの踊り子となり、彼女の息子の父親であるアメリカ水兵の帰りを信じて7年たった今も待ちわびています。

そこに、別の水兵さんやらちょっとおしゃまな女の子が入り組んできてのお話しです。


人物相関図が良く出来ているなあと感心しました。
おしゃまな女の子は、若き日のローラを投影させてあります。

女の子と水兵さんのデートの場面の演出?カメラワーク?が凄く綺麗でした。
若い少女の青春のキラキラ輝く1コマって感じがよく出ています。


ローラとローランがなんとなくいい雰囲気になってきたところで、なんという運命のいたずらか、待ちわびていた息子の父親が帰ってきます。


おなみだ頂戴系ではないけど哀愁ただよう悲恋ものかな。


ローラが、クリーミィマミみたいなアニメ三銃士のミレディ夫人みたいな、色気ムンムンの方でした。


『ロシュフォール~』よりは面白かったけど、ヌーベルバーグの真珠って例えはどうなのだろうw
普通に面白かったです。
いつか『シェルブール~』も観たいです。