チャイコフスキーの波乱の半生を描いた、1970年のソ連映画です。

クラシック音楽が嫌いじゃないので見てみました。


チャイコフスキーってロシアの作曲だったのか…。
それすら知らなかった( ̄・・ ̄)
オーストリアやドイツあたりかと思ってました。


見るにあたり、彼のWikipediaやらを色々読んでみましたが、どうやらホモ(しかもロリ)だったそうです。
映画ではその辺の事ははっきりした描写はありません。
これってもしやそれを婉曲に表現してるのかな~というのは、何カ所かありました。


昔、中村紘子がカレーのCMでやってたピアノコンチェルト一番を作曲する頃から、『悲愴』(有名な曲だけど私は知らなかった)を初演?した死の八日前までの描写です。


生涯会うことの無かった奇妙な関係のパトロン、未亡人メック夫人との関係や、ホモのカモフラージュ?の為の偽装結婚、精神の衰弱や苦悩なんかが描かれています。


勿論BGMで彼の曲が沢山使われますが、知らないのも多かったです(>_<)



ピアノ曲においては、あまりパッとした印象がありませんが、バレエ音楽やコンチェルトは華やかでメランコリーだなと思います。
メランコリーさではラフマニノフの方が私は好きですが。



他の音楽家たち同様にチャイコフスキーもまた精神的にかなりナイーブなんだなと思いました。
「ホモ」は、切っても切り離せない位重要な彼のキーワードらしいので、そこのとこを入れて描いて欲しかったですが、色々と問題があるのかな。


話的にはまあまあでしたが、クラシック音楽好きな方は、一度見るといいと思います。
勉強になりました(^_^)v