1940年チャップリン。


7~8年前に初めてチャップリン作品を見たのですが、それが独裁者でした。
なんだかメッセージ性が強くて小難しいな~という印象でお腹いっぱいで、以降チャップリンを見ませんでした。


が、去年から何作か見ておもしろさにびっくり。
独裁者が異端的な作品だったんだなあと、最近知りました。

モダンタイムズやライムライトには劣りますが、前回見た時より面白く感じました。


仮想の国トメニアの独裁者ヒンケルと、ユダヤ人理髪師の2役を演じています。
2人の顔が瓜二つという事から、二人は最後には入れ替わってしまいます。



架空言語のトメニア語が面白かったですww
謎の言語を発するタモリを思い出しましたw


それと、ハンガリアンダンスにのせてヒゲを剃るシーン。
こういうのが絶品にうまくて面白い。



1940年作なので、アウシュビッツ収容所なんかはまだ無かった時代(多分…違ったらすみません(>_<))。
それなのに、それを見越したかのような演出。
なんとも偶然では済まないような、不思議なものを感じます。


有名な最後の演説。
あんな長いセリフよく覚えたなあ。
それともアドリブなのでしょうか。

最後に、彼女に向かってラジオから呼びかけるところが、涙を誘いました。
泣かせるなあ。



(メモ)
独裁者 ディクテイター

重力 Gravity

スパイ secret agent

裏切り者 トゥリーター

舞踏室 ball room

国境線 ボーダー

強欲 Greet

殺戮 bloodshed

人情 ヒューマニティー

利口さ クレバネス

兄弟愛 Brotherhood

絶望する ディスペアー

輝かしい グロリアス