2010年アルパチーノ主演。


アルパチーノの老けすぎ驚いた(°□°;)
役作り?それとも本当にあんなに老けたのか…。
アルパチーノと名前を出されてさえ彼に見えなかったです。
でも真に迫った演技でした。


重病患者の自殺『尊厳死』を薬物を使って手助けしてやる医師ジャックの話。
実在の話です、これが大変な論争になっていたの、な~んとなく覚えています。


この行為が罪なのか否なのか…。
大変難しいテーマです。
私の中での気持ちも揺れ動き、答えを出すことが出来ませんでした。
決して罪とは言えないような…彼らにとってそれは「救い」だし…でもそれを許してしまうと「生きる」という選択肢を捨てる患者も増えるような…。
難しい…。


彼はこの行為で100人以上を手助けしています。
手助けの回数が増えると、だんだん感覚が麻痺してくるのでしょうか?
私には出来ない作業です。
一件手伝っただけでも一生トラウマになりそう…。


ジャックに非難が集まり、手助けの為の薬剤入手が困難になり、頭に箱を被せられて薬剤をケチりながらの決行はいたたまれなかったな…。
患者同意とは言え、あの最期は人間の尊厳を疎んじているように感じました。


彼は結局有罪になり、数年前に刑務所から出てきたそうです。

共演はスーザンサランドン。


前半はまあまあ、途中も中だるみしました(^。^;)。
後半のサランドンが尊厳死しジャックが窮地に立たされたあたりからは、見入って観賞出来ました。


非常に考えさせられるテーマなので、興味がある方は見られると良いかも。